TIME after time War (00.war)~番外編~

 

あゝ翠の草原に風が拭いて波となり

キミといた記憶のなかへ

 

ゆっくりと  ヒレを纏わりつかせ

闇と病みの混色へ。。。

 

あの日、あの世、あの時代。

 

 

女「おいで、時代を越えて私の愛しき???よ。」

「損得なんて無いのよ、私こそ貴方の明け方の古代種。」

「いつでもそばに居るわ。」

 

ハッ!?

 

ま。。。た、あの夢か・・・・

古代種。。一体。。。? マザー・・・?ドクター。。。?

 

 

~そして、その時、男はユメを~

男はユメを見る

必ず起きた時には その時付き合っていた彼女の腫らした顔

 

「やぁ、どうしたの?また悪いユメを見たのかい?」

「そうよ!!ユメであってほしいわ!!」

 

どうしたんだろう?

 

男の付き合う女性は決まって一緒に寝ると

朝、自分(男)はカラダの痛みで目を覚ます。

 

そして、聴こえる。

此度の生贄も旨かったわぁ・・・。

 

そして、その時の付き合っている女性の腫れた顔。

 

どうして!どうして!!どうして!!!

 

男はモテていた、だから尚更どうしての自問自答。

男は ハッとした。

 

男の脳裏に父親の姿!!

男の父親は無類の日本酒好きだったが、

普段温厚な父親は酒が入るとヒトが変わったように

母を殴る。

 

なぜ、脳裏をよぎったか?

父親も次の日には忘れている。

もしも、自分も知らず知らずに?

 

男は酒は飲まないが、ある種の精神病を患っていた。

 

まさか!?クスリは欠かさず飲んでいるのに?!

 

 

ある日、男の兄の家に家族が全員呼ばれて男も行った。

そして、鍋を皆で囲った。

兄は一言。

「???は、アルコールを飲むなよ!?」

 

男は自分のイビキがうるさいのを知っていたので二つ返事で頷いた。

 

 

。。。。。そして、男はウトウトしていると夜中に話し声が。

兄「???を、このままにしておいて良いのか!?」

母親「仕方ないじゃないか政府の意向なんだから」

「クスリはちゃんと飲んでいるみたいだし。。。」

 

兄「だけど、殴られる身にもなってみろよ!」

男「殴る?殴られる?」

兄「やっぱりもうクスリの臨界点で効かなくなってきたんだ。」

 

カチャ。。。

男は泣きながらバイクでひっそりと帰った

 

数日。。。

仕事をする気も起きず

ただ生きているだけの日々

僅かばかりの障碍者年金。

 

死のう。。。これ以上、誰にも女の子にも傷つけたくないし

僕も傷つきたくない。

 

そんなある日 一通の手紙が。

内容は、

貴方は選ばれました。

加害者として、そして、テクニカルサイキッカーとして

そして、未来を・・・・・。

 

なんだぁ!?誰かのイタズラか!?

 

キキィーーッ

ガチャ

 

キミ、???だね?

政府要望で来てもらう!!

えっ!?ちょっとシミの付いた肌着に短パン。。。

大丈夫、問題ない。

 

車にはスーツの男たち以外に???と同じように鬱な格好の男たち

 

車は動き出す、目的へ

車内は静まりかえっていた。

???は話を切り出した。

キミらも・・・男は自分の病気、今までの事を話した。

「イキナリ突っ込んだ質問をするねキミ」

「まぁ、キミらも、ってことで同じだオタクと」

 

「じゃあ、女性に暴力を?」

「ああ」

「どうして皆、同じ時期にクスリの臨界点を?」

「今まで  ちゃんと服用し抑えれていたのに。」

 

スーツの男「幾つもの隔世遺伝による隔世の羅針盤。。。ってところか。」

 

「でも、なぜ?女性だけに寝ていて意識が無いときに?」

「簡単なことさ、男だったら殴り合いになったら目を覚ますだろ?」

「だから、夜の夜中に」「女性に。」

「なぜなぜなぜなぜ、、、なぜなぜなぜ?」

スーツの男が話に割り込む。

「それは、お前らがサイキッカーとして覚醒するためだ」

「限られた人種、年齢、血筋の第何基など」

「特殊な例だ。」

 

「ハッキリ言う、お前らは羨ましいクズたちだ!!!」

 

???「サイキッカー?超能力者」

スーツの男「もうこの道も見慣れたろ?ユメで。」

???「あ、あああ来たことが無いのに覚えている。」

「正夢か?」

スーツの男「正夢、予知夢だ。」

「これから  お前らは施設に行き訓練を受けることになる」

「何か食べたい物を一つだけ、言え!!!」ハッ(笑)

 

???「とんかつ定食キャベツ増し増し」

他の者たち「た、卵かけご飯」「ステーキ」「うな重」「カレー」・・・・などなど

 

幾時後

スーツの男「よし!!施設に入る前のシャバの最後のメシだ!!」

<食え!!!>

 

 

・・・・・幾時間後。

「食ったな?食ったよな??」

これから施設で各々の能力を限界まで上げる訓練を受けてもらう。

???は、すでに解っていた覚悟もあった。

今まで眠りながら女性に対しての暴力。

死んでも仕方ないとまで解っていた。

 

スーツの男「いいか、お前ら今までのオンナの事は忘れろ!!」

「オンナ達には悪いが、地球(ほし)の未来がかかっている。」

「そして、当面の訓練のDr.は地味女だが・・・胸が、」

 

皆「真知子先生だね!!!!」

 

スーツの男「ムカつくほど、解っているじゃねーか!!」

「じゃあ、あとは施設の者にキサマらを受け渡して俺らの仕事は一旦終わりだ。」

「先に言っておく、死にたくないなら逃げ出さない、言われたことをする。」

「色々あると思うが死んだら、それだけ、、それだけの無能力だったってことだ。」

 

キキッ

 

「じゃあ着いたみたいだ歓迎してもらいな」

???「父さん、母さん、家族には?」

スーツの男「そんなもの、生まれた時にすでに決まっていたシナリオだ。」

 

あばよ、さっさと行け!

???もとい検体ネーム No.ヤガミたち。

 

 

 

このお話は、女性への暴力、サイキック、地球(ほし)の未来など

色々な素材の含まれた話のほんの一部である。

 

 

~番外編~

 

 

 

 

 

 

TIME after time War (16.war)

 

ぴちょん……….?ぴちょん……….ぴち…

あれ!?私は、、、今。TIMEアフターTIMEわー。

 

洞窟?、、、、、、ハッ、、蔵の中。。私は。。。。

 

・・・・・幾時前・・・・・

 

闇に飛び交う3匹。

皆、平等とは限らない。

限らないから限り向上がある。

どこで見た聞いた、テープを巻き戻したような情景。

向き合えあの軌跡と奇蹟に。

 

~そして、少女は~

 

 

ユキは、自分だけ能力の向上が無いとコンプレックスを抱えていた。

ユキ、まだ寝ないのか?

 

ぅん。。。(私、負けてばっかりだ)

 

???「・・・・・チカラが欲しいか?」

 

どこからか聞こえる声、囁き、

 

ユキ「誰か分からないけど、私は私であり最強よ!!」

 

???「では何故、迷いがある?」

 

ユキ「フンッ!」

「チカラ、、、貰えるなら頂くわ!」

 

グルッぐるっっ

 

なに!?ベアーのマントに!?包(くる)ま。。。れ

意識が遠のく。

 

あれ?この空間は?闇の病み、

どうゆう事?目を開けても閉じても闇、、、。

 

 

ぴちょん……….ぴちょんぴちょん……….ぴちょん、、、

水滴、、どこかで聞いた、、ハッ!?蔵だわ。。

 

あれ!?

 

ひた。。ひた。。。ひたひた。。。ひたひたひた。。。。

 

 

怖い怖い怖い、、、怖い。

何も聞こえない。

何も感じない。

音が欲しい。。怖い怖い怖い怖い。

私はどこ?

 

 

「コンノ!ヴェノム!お兄ちゃん!!」

 

???「さぁ、ココから抜け出すことが出来るかな?」

「ヒヒッ、ヒトの  おなごが来るのは久しぶりだな、精神を喰らえる、ヒヒッ」

 

「っと、最初で最後のヒントは、

刃は切っ先のみ神速で全てにおいて囁くようにひらひらと切り開く。」

 

 

「考えずに、感じろ。。。華開け。。体感しろ神の速さを」。

「では、健闘を祈らせてもらう。」

 

 

ユキ「ま、待って、」

 

???「んー? これはお前がコンノとヴェノムに対しての能力のコンプレックス」

「自分で乗り越えた瞬間に、、ククッ、さっきのヒントだけだ。」

 

 

怖い怖い怖い怖い怖い、、、、、、

考えられない、、、怖い怖い、、、

 

数刻余りたち、、、、

ユキの記憶(兄ちゃんに会いたいなら、いつでもどこでも会える、お前の記憶に残る俺だ。頑張れ!!ユキ!!)

 

ぅう、グズ、ズズ、、、、

ゃ、ゃ、や、、刃、、神速の、私にはベアーしか、、、、

ゔぅ、、、、も、、もしかして、、

コンノのモードチェンジみたいに、、

 

やるしかない!!

 

ベアー、私にチカラを貸して  お願いっ!

念じること、感謝すること、、、具現化すること!!

ベアー、神速の刀に!!

 

瞬間!

 

ベアーのマントがユキの腕に巻き付き黒刀へ、

刹那の刻!!

黒の鈍いヒカリ、、、

わぁ、へぇー、はー、ズズ  グス、……….うん♪

キレイな黒刀ね。

いくよベアーちゃん!

いざ、神速の抜刀切り!!

 

はーッッつ!!!

スパッ、ハラハラ~、、、

 

。。。。やっと闇から抜け出せた。

 

 

んだ?ユキこんな時間に。

エッ?あの空間は無限なの?

ユーキ、だから何だよ、ニヤニヤして?

 

ふふん、

(私にもチカラが付いたのよ、もう足手まといな感じはないのよ)

見てなさい、感じなさい、今の私は一味違うのよ

今、私が居るのは、、、まぁいいわ

(ゆ、夢じゃないよね)

 

私にもコンノみたいに内なる声が聞こえたよ。

(お兄ちゃん、ありがとう)

 

痛ぅ!!

瞳のような傷から、涙のような血が一滴。

ハハッ、現実だわ。

あはっ、只ではチカラは手に入らないわよね。

当然、対価が必要よね。

 

ユキ、生理か?

違うわよ!ばか!

 

ふふん、成長したのよー。

ムネか?

バカバカバカ、ホントにもう。バカ。。。

寝るわ、おやすみー、フンッ。

 

 

これは、ユキの話、ユキの試練、ユキの蜜。

 

新たなチカラを密かに手にしたユキ。

涙ながらに手にしたチカラ。

さて、現実世界での神速の刀とは一体。

真っ直ぐな願いは、何よりも美しい。

さぁ、参ろうまだ見ぬ理想郷へと。

 

それではまた次回に。

 

 

 

TIME after time War (15.war)__PART.2

 

 

~つづき~

 

ハッ!?

眠るような時間差か!?

 

俺が持っているモノを一撃の力にして、

1体ずつじゃダメだ……。

 

。。。。。ヤツは、、、影。?

 

 

 

そうか!光で影を消せば、

くっ、立て!!

プライム、モード、光輝の大剣、、ルールブレイク、

 

 

ユキ「こ、コンノ~」

ヴェノム「ゴフッ、、こん、の君」

八神「……コンノさん」

 

 

悪りぃな、待たせて。

 

 

 

 

いくゼ、

この一撃で決めてやる!!!

 

ハァァァァァァァアアア!!

 

 

キンキンキンキンキンキン!!

ドン!どん!でっかくなれ、俺から光を吸収しろ!

 

 

 

いくぜぇぃ!!

 

ヒカリの大剣!!

 

ルール、、ブレイクッ!!

 

せぃゃ!!

 

ラズバッ!!!

 

お、お、でが、また消える!?

 

シューーーーン。

 

 

 

八神「丁度、朝陽でヤツは瞬時に回復出来なかったみたいだね。」

 

 

コンノ「ん~なぁ~にホスト面を腫らせてる綺麗な顔で」

 

ヴェノム「コンノく~ん、カッコよかったよ。キラーン、ズバシャッ。って勇者みたいに。」

 

コンノ「ヴェノムよ、腫らせるのは胸だけにしろよな?」「可愛くボインにな」

 

 

ユキ「コンノ、アンタがやる予感はしてたけど、もっと早く来てよね!」

「私の綺麗な顔が台無しだわ。」

 

コンノ「悪りぃな、よく分かんねえ世界にいた。じぃさんが出てきた。」

「なぜかな、分かんねぇ。」
「だが、赤目黒をヤレた。いつも遅くて悪い。」

 

 

 

八神「さて、コンノさん何を望みますか?」

 

3人「はぁ?」

 

八神「赤目黒は、倒した者に何かしらの望みを与えるのです。」

 

 

 

コンノ「お、お、俺か?」

 

八神「そうですよ」

 

 

 

コンノ「だったら、超高級な鍋セットとか?」

 

ユキ「バカ!もっと考えなさいよ!」

 

コンノ「じゃあ、決まってらぁ!」

「赤目黒を、俺の式神にすらぁ!!」

 

 

3人「ん?んん~??そ、そんなこと。。。」

 

 

 

 

どこからか(聞き入れたり)

 

 

 

八神&ユキ&ヴェノム「んなアホな」

 

 

コンノ「3人の間抜け面に、プライムの回復弾を。」

ドン、ドン、ドンッってね。

 

 

 

んなら帰って夜食?

もう朝だから朝から鍋食うぞ。

 

 

八神「では、私は失礼しますね。」

 

コンノ「八神も一緒にどうだ?」

「ん?気になってたんだが、前にも赤目黒が現れたときは誰がやっつけた?」

「そして、報酬は?」

 

 

 

八神「死にました。身体を気に変えてヒカリと共に消えました。」

「人身御供ってやつです。」

「まっ、そんなとこです」

「私らからしたら父親みたいな方でした。ある意味ではコンノさんに少し似てましたが。」

折角の鍋のお誘いですが、私は、、あまりジャンキーな食べ物は、、、、いつかは、ご一緒させて頂きますね。

では、回復弾、ありがとうございました。

「イイ男に戻れました。。。。クスッ(笑)」

 

 

ユキ「チョイ、チョイ、チョーイ、コンノ!アンタねー、無茶が過ぎるよ!」

「赤目黒を、、、、神を、式神に、、、、って。」

 

 

ヴェノム「うぇ~ん、コンノ君、また死んだかと思ったよぉ~。」

 

 

コンノ「泣くな、死んだふり修行術だ。」

 

「ま、俺の影の中に赤目黒がいる。」

「良いだろう~、心強いだろ~。」

 

 

多分、ヤツは その時その場所に現れる試練。

だから、3人の場合だったから3体に。

殺ろうと思ったら一気にカタをつけれた。

 

だが、しなかった。

 

神は越えられぬ試練は与えないだっけ?

 

 

 

まっ、

とりあえず、疲れたろ、だろ?

 

帰って鍋食って朝寝すっぞ!すっぞ!(ニヤリ。)

 

 

そうね&うん!

 

 

 

 

 

今宵も?無事?

三匹はやり過ごし事により新たなチカラが。。。

度々に訪れる試練は、

刻(とき)がもたらす流用によるものなのか?

一国(刻)の王にならんがために、

回復の度に更なる大きな傷痕を残し、誰にも何にも負けない。

 

そんな思いを胸にしまい込んで、彼らは行(ゆ)く。

 

 

 

 

 

 

またもの時まで、御機嫌よう。

 

 

 

 

 

 

 

(war⑮)

TIME after time War (15.war)___PART.1

 

 

異世界からの産物

永い間 眠っていた最悪の感性のカタチ

願ってもない会者定離のルール

クスリの一欠けらでの一眼で浄土への扉が

人神、二神、未神、予感は実感へと

 

~その時、少年は~

 

 

 

トクン……トクン……..トクトク….

…トク………。。

ドクン!ドクン!!

 

はぁ、はぁ、はあ、ごぉぉぉぉぁぁぁ!!!

はぁ~、一致、、したぞ。。。

 

 

 

ユキ「うっ、、、な、なに?」

コンノ「ユキ~、もう食えねーぞ、腹いっぱいだぞう。むにゃむにゃ。」

 

ヴェノム「何かが、来る予感がする」

「能力者?いや、そんなもんじゃない」

「影?」

プッ、痛ったい!!!!イタタタタタ!!

先読みすると痛みが!?

 

ただ、影ということ。

 

 

 

 

来る、近いうちに、時が来る!

 

コンノ君に突然襲われた、試練が、

僕とユキ姉にも。

3人同時かも。

 

 

急いでココを離れて逃げよう、

ユキ姉!コンノ君起こして、、逃げよう!!

 

 

ユキ「コンノ!起きなさい!コンノ!!」

コンノ「んあ!?朝からなんだよ!」

「んあ!?夜中じゃねーか!」

 

 

 

ヴェノム&ユキ「コンノ、コンノ君、逃げるよ!」

 

 

コンノ「ん、何かがあるんだな!」

「あぁ~、わかった。」

 

タタっタタタタタッタタタタタ

 

 

大橋にかかった時!

ドンッ!!!!!!!!!

 

や、や、八神!

こいつが大物か?

 

ち、違う!

 

 

八神「皆さんいいですか?来ますよ!!」

 

 

雷鳴轟き、落ちたと思うと、

 

ズカーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

影?!

 

黒い人形(ひとがた)一つ

 

 

おぉぉぉまいらが、望みのモノたちかぁ?

 

 

八神「お前だけには、この世でまた会いたくなかったよ、赤目黒!!」

 

コンノ「なんだよ、八神、知り合いか?」

 

 

八神「ええ、私の知る限りでは当時フルパワーでも歯が立たなかったです。」

 

 

コンノ「ん?敵か?」

「そんなにか?」

 

「どーれ、俺がいっちょ稽古つけてやる!」

 

 

あ、コンノさん!!

 

コンノ「ヒャッホー、おらぁ、おらぁ、らららら!!」

 

 

ガンッ、ゴボォ、カキョ、ガスッ、グシャ、

 

赤目黒「ひーーとりめーー、。。。。」

「あと、さぁーーんいーーん。」

 

 

 

「割れ身。。。目目目」

 

その節刻、

一体が二体、二体が三体、

 

八神「やはり、1人1殺を好みますか。」

「皆さん、無駄だと思いますが最初からフルパワーで挑んで下さい!」

「今回は、あのお方はおられずか…….」

 

いきますよ!!

 

 

~コンノの中~

(オーイ、どした?誰かに泣かされたか?)

「んん~、誰だ?」

「ハッ、ココは!?」

「蔵の前?ハッ、じ、じ、じぃ~ちゃん!!」

(まぁ~た やられたのか?)

(やられたら、死んだフリ、昔から変わらんのぉ~。)

前の人格のコンノ「だって、僕が一撃する前にズタズタにされて」

「じぃちゃんに、また会いたくて、じぃちゃんに頭を撫でられたくて。」

 

何も言うな。。。

 

 

ガシガシ。ガシガシ。ヨシヨーシ。。

 

お前のもう一人を出せ。

 

うん!

 

なんだよ、じじい、オレは撫でていらんぜ。

 

(お前に言ってやりたくてな。)
(ヤツは、赤目黒と呼ばれる神の一つ。)

(身体が真っ黒で唯一、瞳だけが赤いこと。)

(今からずっと前に一度だけ見たことがある。)

 

赤目黒の正体は影。

そして、

今は3体に分かれている。

 

 

3体の場合は、

人神、二神、未神、という所じゃ。

 

 

どれ、時間差での闘いを見るか?

3人とも死にかけじゃよ。

 

 

八神「やはり、無理なのか、あの軌跡は、ぐへぇ。。」

ヴェノム「痛い、痛い、千切れる、ああぁぁぁ。」

ユキ「こんなの勝てっこない、ダメね、やられるだけだわ。」

 

 

コンノ「こんなにしなくても、もう負けてるじゃねーか!」

 

とかいう俺も、死んでるし。

 

 

(なーに言っている?)

(お前は死んでないぞ?)

(とっくにプライムの回復能力で傷なんて無い。)

 

 

あ、あれ!?

 

で、でも、あの八神でさえ手も足も出ないんじゃ。。。

 

 

 

アホウ、ヤツは影だと言ったろう?

 

お前のプライム、体術、他にも吸収力やらなんやら、

それをどう使えば勝てるか?

考えずに、感じるのじゃ。

 

 

…。ワシは、もう行く。

 

最後に言っておく。

全てにおいて無駄はないんじゃ。

 

ホッホ、じゃあの、いや、、、またな 、かな。

 

 

じじい、じぃちゃん!!

ハッ?!

 

眠るような時間差か!?

 

 

 

 

 

part2へ つづく

TIME after time War (14.war)__PART2

 

~つづき~

 

 

ユキ「ヴェノム、何してるの!」

「私のバリアもう保たない!!」

「クッ、最後の手段  八神印の八枚の札!」

12345678910

345345345678910

アマツカミクニツカミ ハライタマエ キヨエタマエ

アマツカミクニツカミ マモリタマエ サキワイタマエ

 

 

かっきッーーん!バリリッ!!

 

 

なんだぁ!?

 

ユキ「流石に八神印のシールドの札ね、貰っといて良かった。」

 

 

「ヴェノム、何してるの!」

ヴェノム「ユ、ユキ姉。。」

 

 

「ヴェノム!!

多分、コンノがこの世に縁があれば、

こう言う、

 

「度肝抜いてやるさ!(びっくりさせてやるさ!)」

ってね。

そして、さらに、

「全てのことには意味があるんだな、ってね。」

 

 

 

「なんで、今夜ここに盗みに入ったか?

なぜ、ヴェノムにヤラせずにコンノが結晶化させたか?」

 

 

ヴェノム「ユキ姉  なに言ってるの?」

ユキ「これも夢かもね?」

「だってプライムがまだいるじゃない。消えかけだけど。」

 

何の為に、地下金庫室の研究所?の子たちを結晶化させて莫大なエネルギーにしてプライムに取り込ませたか?

 

何故プライムは消えてないか?

 

 

ヴェノム「何言ってるの?ユキ姉?」

ヴェノムは泣きながら分からず言う。

 

 

 

「ヴェノムは知ってか知らずか、

プライムには、回復能力があるのよ。」

 

 

だから、つーまーり!

こうよ!!

ベアー、プライム、一撃でコンノの肉塊を復元させるよ!

私の防御能力と、結晶を取り込んだプライムの回復能力を足すと、

 

いっけぇーーーーーーーーー!!!!!

 

 

バクン。

 

 

 

 

 

 

ヒカリがコンノの肉塊を飲み込み

華が、蓮の華が開くように   そこにはコンノが!

 

ヴェノムは泣きながら  コンノの名前を呼び、

ユキもやっぱりコンノはタダでは死なないと安心した。

 

やはり、この世の事には意味がある事しか無い。。。っと。

 

 

コンノは、

「あれ?鍋食って?蓮の華の?。。。白い・・。あれ?」

 

 

ユキは、泣き笑いしながら逃げるよ!っと言い、

ヴェノムはコンノの手を握り締めて、

コンノは唖然茫然として。

 

アジトへ。

 

 

 

 

パリンッ!

クソッ、この札が無ければ残りを殺せたのに!

 

八神は、千里眼を使い終始見て一言。

「やっぱり、ユキさんはこちら側。」ククク。

 

 

 

アジトでは、カクカクシカジカと話した。

コンノは一言。

「いやぁ~、びっくりだなぁ、そんなこと。」

 

ユキ「びっくりしたのはこっちよ、次は無いからね」

「ヴェノム、いつまで泣いているの!」

 

 

ヴェノム「だって、、ユキ姉。。。。」

 

ユキ「生きてるじゃない。コンノも私たちも!」

 

コンノ「ユキ、しっかりしてるなぁ!」

 

ユキ「伊達にコンノに、初めて会ったときに殺されかけてないわ!

私達は もっと各々の能力と限界について知るべきよ。」

 

 

くっくっく。

 

何がおかしいのコンノ!

 

いやぁ、カッコ悪い死に方はできねーな、ってな。

 

ユキ&ヴェノム「ん?」

 

なーんでもねーよ!

 

 

 

「フン。

さぁてと、前回の鍋が残ってたわね、食べるわよぉ~、

私たちも体力と能力を使ってヘッロヘロよ。」

 

「そうだっ、ユキ良いこと言った、

良く食って、良く寝て、良く働く。」

 

 

ユキ「じゃ、用意するわよー」

 

ヴェノム(・・・・・今日はコンノ君の隣で寝る!)

 

 

 

ユキ(何故だろう?以前の私と違うような………)

 

まっ、小さな宝物も手に入ったし、良きね。フフ。

 

 

 

色々あった夜だったわね。

 

 

 

だれも知ってか知らずか

ユキにも目のような傷から、一雫 赤い涙のような。。。。ポタポタタ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵も

無事?3匹のケモノは目的外の目的を遂行し、

新たな生活を各々が感じながら夜は更けていく。

この先、幾たびも魂も身も汚れながらも生きていくのだろう。

 

哀と戦慄を駆け抜けながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(war⑭)

 

 

TIME after time War (14.war)__PART1

 

捨てる神あらば、拾う神あり

石楠花(しゃくなげ)の咲くような未来に

彼らはいるのか

目的は ただ一つ、腐ったこの国の天下布武にあらんこと。

是からも、戻れない帰れない日々を

彼らは知っているのか 感じているのか

 

いざ、未来に生きるため 今宵も静かに幕が上がる。

 

~ その時 少年は ~

 

 

 

 

、、、、、、、、、ザッ、、ザザッ、、、、ザシュっ、(足音)

 

 

ユキ「今夜はここなの?コンノ?」

 

コンノ「あぁ、プライムに敵さんが居ないか調べてある。」

「だが、妙な反応もある。」

「まっ、入って奪って逃げる。それだけだ」

 

「一気に地下金庫室まで降りるぞ。」

 

 

スッ、、、、、ッと。

 

カッ、カッ、カッ、(足音だけが響く)

 

コンノ「ここだ、ここに反応ありだ。」

「一気に扉をブチ破って強奪するぞ!!」

 

 

ゴッボァンッッッ!!!!

 

 

な、なんだぁ、ここは!?

 

 

異界のモノ?「ぁぁ。。っぅぅぅっぅっぁっぃぃぁっっかぁぁぁ。。。。ぁぁ。」

 

 

こ、こいつらは、一体!?

 

 

 

異界のモノ??「こ、、ころ、、、し、、て、、、ころ、、、し、、て。」

 

 

 

コンノ「臭いも臭いだが、人か………?

こいつらは一体全体なんなんだ?」

 

ユキ、ヴェノム、こいつらは一体?

 

 

ユキ「コンノのプライムの反応はここね。」

「………ヴェノム?」

 

 

 

ヴェノム「わぁぁぁぁぁぁぁぁ、、魍魎よ!!!」

 

 

コンノ「ま、待て、ヴェノム、魍魎に食わせるな。」

「お前の反応と、こいつらの関係 大体、見当がついた。」

「こいつらもラボにいたのだな?」

 

 

「よーし、俺が久々にココに居る皆に見せてやる!初めてかな。」

 

額の目の傷から赤い涙が一雫、

内なる声のコダマ。

…結晶。。。。。。

 

 

 

「あぁ、分かってらい!」

 

「まずは、多分、こいつらラボの、、研究の失敗作を一気に結晶化する!!!」

 

 

クッ!?

失敗作でもコイツらに力が持っていかれる!?

 

 

がぁぁぁぁぁぁ、ブシュッ、ポタポタ、ポタ、

 

………………….シューーーーーン。。。。

 

 

 

「な?やれたろ?」

「殺さずに。」

 

 

 

「そしてこの巨大な結晶にしたアイツらをプライムに食わせる。」

 

 

「まっ、こんな感じだわ。」

 

 

 

ユキ「コンノ!!アンタ血が出てるじゃない。大量の。」

 

 

コンノ「さすがに無傷にはいかないわな。」

 

 

 

 

「あーーー、しんど。

一気にチカラを使ったからヘロヘロになっちまったぃ。」

 

取り敢えず今回の お宝はなんだったんだ?

もうなにも無い……..かな。。。臭いさえも。。

 

 

何の為に彼らは幽閉? 新たな使い道が?
実験室? 秘密研究所?

 

 

ドサッ

 

 

ユキ「ちょっとコンノ!?」

 

コンノ「足腰に力が入らないんだ、

悪りぃ、」

 

 

 

ユキ「仕方ないわね。

ベアー、モード解除。」

 

コンノ「フカフカの熊だぁ。」

ヴェノム、コンノを乗せて。

 

 

ヴェノム「はーい。」

 

 

宝の反応は私も感じていたわ。

ココね、この壁を、、、ホッ

ボコッ!!

 

あった!

これねー、コレが反応していたのねー。

 

 

さ、帰るよ、ヴェノム。

 

 

ヴェノム?

 

ヴェノム「外が騒がしい、予知能力で少し視えた、

なんだか胸騒ぎがする。」

「ユキ姉、急ごう嫌な予感がする。」

 

 

 

 

地上。

 

 

 

軍曹「アッハッハッハ、たれ込み通りに居たなぁ!!」

軍隊と警察???

 

 

部下「軍曹、チカラを使われる前に。」

軍曹「解っている」

 

 

 

軍曹「っっっ、放てぇぇぇーー!!」

 

 

コンノ「あれ?なんか光と弾ける音が?」

 

コンノ、あぶっ!!!?

 

 

タタタタタタタタタタタタタタタタア、、

グチュギュチャリ、、ミチミチ……….。。。

チビビビチチチイチチグチャ……….。

 

 

あっという間にコンノは肉塊に。。。。

 

 

瞬時の出来事にユキとヴェノムは固まる。

コンノが盾に、、、、。

 

 

ハッと、我に返り、

そしてユキは、第2波の銃弾をベアーのバリアコーティングで止めている。

ヴェノムは泣きながらコンノの肉塊を集めている。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

っていう夢を見たんだなぁー。

いやぁ~、お前らの愛がさ。。?

 

・・・・・・・・・・・・

これも、、、夢??

 

・・・・・・・・・・・・

蓮の花?  ここは?

白いヒカリの空間が?

・・・・・・・・・・・・

これも夢?

 

 

 

 

 

 

 

 

コンノは一体?これは現実なのか?_これも現実なのか?

 

part2へ つづく

TIME after time War (13.war)

 

神の悪戯の苦しくて切ない遊戯か

根も葉もない愛なのか?

 

戻るに戻れない 引くに引けない

そこに理由なんてあるのか 混濁する日々

 

枯れた喉に目一杯の虹の雫を

 

 

~そのとき 少年は~

 

 

ユキは、八神と過去に行った時に知った。

知ってしまった。

 

政府の特務機関により自分たちの村が実験台にされたこと。

蔵を持つ家に古書を預けて、いつかは醒めたら古書戦争が起こるように仕組まれていた。

 

古書がある蔵は自分たちの他にも まだまだあったが

古書に骨も残らずに生力を奪われて命尽きる者が大半だった。

コンノの爺さんもその一人であった。

蔵には近づくなと、コンノの爺さんが言っていたのは、コンノの身を案じての事。

 

 

 

(私が、、、、私だけが知っていて良いのだろうか?)

 

 

この数日、夢を見る。

同じ夢を

とても きれいで悲しいゆユメ。

 

 

 

(打ち明けなくて良いのだろうか?)

 

 

 

ボーーっ。

 

コンノ「キ、、、ユキ、、、ユキ!!」

「鍋が冷めるぞ!!」

 

「はぁ~、お前が何か知っているかもしれないが、

話すつもりが無いならないでいいし、

話してスッキリするなら、それも良し!!」

 

 

「オレとヴェノムは無理には聞かない。」

「だな?ヴェノム?」

 

ヴェノム「ぅ……….うん。」

 

 

コンノ「まぁ、なんにせよ、鍋は熱いうちに食え!」

 

ユキ「何、その鉄は熱いうちに打て、みたいに。」

 

 

 

ヴェノム「…彼氏とか?」

 

ユキ「ちょっとヴェノム!!」

 

コンノ「そうだぞ!

ユキにだって彼氏くらいいるよな?」

 

 

ユキ「ギクッ(コンノのバカ)」

コンノ「彼氏くらいこの世界のどこかに居るわな!」

ワッハッハッハー

 

 

ヴェノム「じゃあコンノ君は?」

コンノ「ヴェノム、よーく聞け、

俺はな、俺の彼女はな世界中に居るんだわ!」

クックックック

ワァーッハッハッハァー!

 

 

ヴェノム「じゃあコンノ君、ボクも彼女かなぁ?」

 

コンノ「んたりめぇだろ!!」

 

ヴェノム「わーい!やったー!」

 

(ばかコンノ)

 

コンノ「んじゃあ、俺から発表!!」

ユキ「な、なに!?」

 

コンノ「俺らのチーム名だー!」

 

ユキ「な、なに、今更、チーム名なんて。。。」

 

 

 

コンノ「その名も、

蒼きカリスマ団だぁーー!!」

 

ヴェノム「わーい!ナリソメ団ー!」

 

コンノ「ヴェノム、ナリソメじゃなくて、カリスマだ。」

 

 

ヴェノム「わーい!コンノ君とチーム!」

 

 

コンノ「ユキ?ユキ!?

普段からオカシイけど、もっとオカシイぞ?」

 

ボーーーッとして。

今のツッコミどころ満載だろ?

 

どした?

 

ユキ「えぐ、、、、えぐ、、、、、ふぐぅ、、、、う、、、、ぅ、、、うん。ぇぁ。ぅ、うぐぅ」

 

どした、急に?

 

 

ユキ「自分で抱えようと、、、して、、、た、、、けど、

苦しくて、、、、夢、、、みたり。」

 

 

コンノ「話してスッキリするなら話せよ。

自分だけがとか、自分だけで抱えようとするな。

夢に出てくるくらい辛いよな。」

 

 

 

 

コンノ「ごめんな、気付くのが遅くて。」

 

 

そして、ユキは泣きながら少しずつ話した。

そう、全てのことを。

 

 

 

黙っている、ヴェノム。

静かに頷く、コンノ。

 

ユキは最後に一言、

。。。。。こめん。なさい。

 

 

まぁ、分かった。

 

俺の爺さんの事、ユキの事、村の事。

次からは一人で抱え込まないこと。

 

 

……うん。

 

 

コンノ「鍋が冷めたな、肉がサブサブ(しゃぶしゃぶ)になってしまった。」

なーんっつってーー。

 

 

ぎゃっはー、

クスクス、

ばか、

 

 

 

もう一度 食う前に軽く忍びに入るか?

スッキリしたところで。

帰ったらまた鍋だ。

 

 

 

それでは、キョーーツケーーー!!

な、なに?!

蒼きカリスマ団、出陣!

 

 

大きな声を出すと気持ち良いぞ?

 

わーい!

しゅ、出陣!

 

っしゃあーー!!

 

 

 

 

今宵も何かあったようで、無かったような

記憶に残る悔恨の念を解き

 

ふわりひらり、夜空に瞬く星風のように

三匹のケモノは駆ける。

行(ゆ)くてに何が待つか まだ本人も分からず。

 

 

ただただ・・ 永遠(とわ)のキミに逢いに

 

・・・・・・・・時間という名のキミに

 

 

砂時計は流れ続けて・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(war⑬)

 

 

 

 

 

~太陽SunSun、お月Summer~ a short story ~

 

 

景気はどうなのかは

さておき

夜もだんだん暖かくなってきました。

 

夜が暗いのに怖がらない、孫のひーちゃん、

そして、みき爺。

 

 

昨晩のこと、

みき爺はポツリと一言。

「さて、ゴミを捨てに行こうかの。」

 

それをしめた!と言わんばかりに。

ひーちゃんは、元気よく一言!

「待って、みき爺、私も行く!」

 

 

やれやれ、そう思うと、

みき爺「じゃあ、ジュースでも買ってやろうでな。」

 

ヤッター!

ひーちゃん「おっさんぽ、おっさんぽ、楽しいーな♬」

「よーるのお散歩、たっのしぃーな♬」

 

 

 

「よいせ。」ドサッ。

 

みき爺「さっ、捨てたから家に帰るで。」

 

すかさずに、

ひーちゃん「みき爺!ジュース!!」

 

みき爺「おぉ、すまんすまん、すってんころりんと忘れとったわい。」

 

 

カシュッ!(蓋)

 

 

みき爺「歩きながら飲むのは良くないで、少し夜風に当たっていくかの。」

 

 

 

レモンジュースを飲みながら、ひーちゃんは言いました。

「ねぇ、みき爺?」

 

「なんじゃ?」

 

 

 

「太陽さんは、何でまぶしいの?」

 

ん~、、、みき爺は、ぼんやり浮かぶ月を見据えて言いました。

 

「それはね、太陽さんは頭がハゲているからだよ。」

 

「じゃあ、お月さまは?」

 

「そら、お月様は金髪だから黄色く光っているのさ。」

「ここだけの話、実は外国から来たんじゃからな。」

「外国といっても海外じゃなく異世界からじゃ。」

 

 

「お月様は、星たちにモテモテじゃが、太陽さんのことが好きで好きで、

後ろ髪を引いてばかりいるから太陽さんの後ろ髪がハゲて、

仕方なく前髪を後ろにやっても、また、お月様が引っ張るから とうとう太陽さんはハゲてしまったのじゃ。」

「大昔からな。」

 

 

 

「んん~、??」

「じゃあ、どうしてそんなことするの?」

 

 

 

「太陽さんと、お月様は一緒に お空に居ないじゃろ?」

「ぶっちゃけ、お月様は太陽さんが好きでな、でも太陽さんは お月様から逃げているのさ。」

 

 

「んんん~、なんで?なんで??」

 

 

「そら、太陽さんも満更では無いけど、お月様の好き具合がストーカー並みなんじゃよ。」

「だから、仕方なしに日食の時だけすれ違って、一言。」

「・・・・・・・ボクも好きだよ。。またね・・。」

 

って、言うんじゃ。

「じゃから夕日は赤いじゃろ?」

「一時の想いで、世界をダメにしないために。」

 

 

 

「この惚れた腫れたが、大昔から交わしてきた契りなのじゃよ。」

 

「お月様はだから、プンプンに怒ってても惚れ直すのさ。」

 

 

「ふーん、大人ってよく分かんないや。」

 

「ひーちゃんが、もう少し大きくなったら分かるかもな。。。」

 

 

 

「さて、じゃあ、ママが夕飯作って待ってるから帰ろうかの?」

 

 

 

うん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作・八神 八竜

 

 

<Another war you make no now call>←貴方はユメの中

 

 

今、現在自分が食べたり、飲んだり、遊んだり、色々しているのは、

遥か遠い未来の薬漬けの自分が

過去を思い出して夢を見ているだけかも?

 

本当はもっともっと先の未来に生きているのかも、

自分は そもそも生きているのか?

 

 

<未来の薬物中毒の自分覚醒編(仮)>

 

ゴロゴロ・・・・ゴロ・・(雷)

 

 

ハッ!?

 

自分「どこだ、ここは!?」

??「オラ!起きたか?ったく今回のエサ(仕事)はクタクタのジジイかよ!!」

 

自分「ジジイ?」

ハッ!?

ぺたぺた

「体のあちこちにシワが!?」

「オレは38歳じゃないのか?そもそもここは?」

 

??「ジイさん、あんたは夢を見ていたのさ気の遠くなるくらい短い。」

「オレは看守にあたる者だ。」

「かいつまんで話すと、ここは2530年のとある場所。場所はオレにもさてはて??」

「そして、アンタは大昔に薬漬けされてコールドスリープさせられてたのさ。」

「何の為か。。。」

 

「薬は、生きる上で限界まで投薬されて、ここ閉鎖病棟研究所へ居るわけさ」

「もう一度言うな、何の為かね さっぱり。。。」

 

 

自分「。。。。。。ありがとう。」

 

看守「へ!?」「あんた、今、なんと!?」

 

自分「ありがとうだよ。多分、生きる上で ここでの自分の位置が解った、処遇も。昔にもあったような。」

「オレのねーちゃんは?アニキは?弟は?父さん母さんは・・・・?」

 

看守「そ、そんな者!は・・・」

自分「解ったよ、それも俺自身が創り上げたユメなんだな」

 

看守「お、お前は終わりなんだよ!!」

「仮想空間は終わりなんだよ!!」

「ほらよ、メシと配給の500円だ」

「そのあとで風呂に入ってもらう、臭いがひでーからな。」

 

自分(だいたい理解できた。でも何故、薬漬けに?殺しもせず・・・)

(いっそ殺せばいいのに。まぁ一日一生と言うしな)

パニックになってはダメだ。全てが崩壊する。

とりあえず郷に従うか・・・・。

 

 

数日後・・・、

 

看守「おーら!起きろ!ジジイ!!メシだ!」

 

自分「起きとるよ 今日までの貯めた小銭で、ある物を注文するよ」

看守「あんだぁ?!」

自分「ノートと、ペンだ。」

 

看守「くっくっく、あっはっはっは、ジイさん日記でも書くのか?」

 

自分「そうだよ。」

 

看守「あっ、はぁ!?」

自分「オレが仮想空間で学んだこと、体験したこと。。。宝だ。」

 

看守「何をバカなことを!!」

「この場所において何の意味がある?!」

 

自分「オレは仮想空間では物書きをやっていた」

「名は八神、裁判にも出廷した経験がある。」

 

看守「だからよー、それが何の意味があるのか、っつてんだよっっ!!」

 

八神「オレは病院に入院したことも多々ある、裁判の時もいつも思っていた、いつも。」

「この苦しみ、辛さ、緊迫感、こんなリアリティーは他では味わえない」

「自分に対して今を楽しめ。」

「サイッコーの傑作な作品の素材になる」

「この体験、そして いつでもどこでも楽しめ、死ぬのは一瞬だ、死ぬ一瞬まで楽しめ」

「楽しんで物書きをしろ!!」ってな。

 

 

看守「なっ、なんだ、このジジイは!?」

「今までに無いパターンだぞ!?」

 

八神「この世界でも、お金で回っているならば」

「オレは、ここで、この一室で物書きの仕事をして出版社に記事を送り保釈金を手に入れる。」

「印税でな。」

「刑務所でもないこの特殊な場所なら裁判で世間に認められたら出れるはず。」

 

 

看守「ますます訳が解らねえ」

 

八神「解らないもんさ生き急いでいる内はな」

 

 

??「そろそろ、良いんじゃないか?」

 

看守「ハッ!これは主任。」

 

主任「八神よ、全ての理解はまだみたいだが7割は飲み込めたな?」

「はっきり言おう、世界はお前を試し、痛めつけ、苦しませて、薬付けに」

「なぜか?世界は お前に託されたのだ」

「世界をセカイに返す為に すべての浄化のために。」

 

 

 

八神「理解は出来ないが、オレが薬漬けにされてコールドスリープされたのは その為か?」

 

主任「そうだ。お前にこの地球(ほし)を賭けたのだ。」

「お前の全て、発想力、奇抜性、独創性、理解力」

「そして、どの空間においても学習(楽しむ)するというチカラ」

「そこに賭けたのだ。」

 

 

八神「じゃあ、今ここにいるのも・・・・」

主任「そうだ、仮想空間の一つだ。」

 

八神「じゃあオレが今ここで死んでも?」

主任「あぁ、別の仮想空間に飛ぶだけだ」

 

 

八神「だったら問う、オレが望めば、強くつよく望めば、仮想空間を創り出すことも可能だよな?」

 

主任「そうだ、お前が本物の選ばれし者ならな」

 

 

八神「用意してくれ、黒のブーツ、黒のTシャツ、黒のトレンチコート、黒の皮パン、ペン、ノート!」

「賭けてんだろ?オレに。」

 

 

 

 

 

数刻後・・・。

 

八神「よし!!あらかた揃った。じゃあオレ流の呪術」

 

 

看守「主任!!いいんですか上にはなんと!?」

主任「良いんだ、これは<ヤツの物語>なのだから」

 

へ?今なんと??

 

 

 

八神「Another  war  you  may  Another  see  more  blind  」(あなたはユメ あなたさえもブラインド)

「I  see  tell  Another  war  vanilla  but  you」(愛してる)(あなたは番人だ!バッキューン!!)

1・3・5 1・3・5・234234・2345678910・135・135345678910

禁!禁!禁!!三十六法禁!!十六法禁!!三十七法禁!!!!

全ての否定を禁ずる!!!

パリパリペリ

 

看守「ジジイの皮が破けて・・・・うぁぁぁ。」

主任「やはり、永遠(とわ)の昔から受け継いし世界の意思か。」

 

 

バリッ」バリッ、バリバリバリバリバリバリン、バリン、・・・・・。

 

空間が世界が!!!裂ける破ける!!!

 

 

うぁぁぁぁぁぁ!!

 

。。。。。。。。。。。。。。

。。。。風が

 

 

・・・・・・そこに若者一人。。名は八神。

。。。太陽が近いな・・・青空が見えた。懐かしい風だ。

あぁ、こんなにも世界は美しく青ざめていたのか。

さぁて、では、八竜(オロチ)としてセカイをつくるっかぁ。笑

ますは人探しっ、と。

 

 

 

A one  story  これは一つの物語である。一つの。

 

 

 

 

 

 

 

bye-bye

 

 

 

 

 

~あとがき~

皆さんは当たり前のことを、さも当たり前すぎて通り越してませんか?

日常の当たり前の中に非日常は いつも潜ってますよ。

だから映画などを見て、感動したり泣いたり笑ったり、

一日一生です。

忘れていると貴方も仮想空間に引きずり込まれますよ?

 

では。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

<小判を失くした招きネコ>

 

 

むかし昔 倭の国(日本)で、

ネコだけが住む ネコの国がありました。

 

他の世界中の国にもあったかも知れません。

倭の国のネコたちは小さな小判をお守りとして肌身離さずに持っていました。

 

 

ネコたちは平穏に暮らしておりました。

このネコたち自分たちの持っている小判の意味を知っていて、

「ヒト」に姿を変えることが出来ること。

 

そう、「化け猫」です。

 

 

そうして、人間の世界が発展していくと

ネコたちも人間の文明を取り入れようと外(人間の国)へ勉強に行きました。

 

 

そして、ネコたちは商い、そう商売を覚えました。

 

ネコは昔、喋れましたよ。フツーに。

 

では、

最後までご覧くださいませ。

さて、

「ネコたちの商い、商売」

勉強の為に人間の・・・ヒトの世界へ

 

で、頑張りました。

 

なぜ、頑張ったか?

ネコは「ヒト」以上の素早い動き、しなやかなカラダ

毛並み、キバ、ツメ、その他。

 

 

しかしながら、欠点が。

そう、人間のように計算が出来ません。

 

ネコたちは、のんびりと暮らしていたので、

つまり人間の言う「共産主義」だったので、うっかりも多くて

それでも、「まぁいっかぁ」で済ませていました。

 

が!

人間の倭の国では「資本主義」うっかりは許されません。

 

 

Aネコ「わっつぃら、のんびり暮らしているけど、ヒトの世界は・・・・」

他のネコたち「ワシらも、ゆっくり のんびりではいずれ滅びる。」

皆の衆「そうじゃ、そうじゃ、勉強じゃ、ヒトの世界で」

 

 

 

<1番目のネコ>

一番最初に商いを知ったネコは自分だけ計算の速さを身に着けて

皆を召し使いや、弟子に持とうと欲が走りました。

が!!

知っての通り焦りは禁物です。

焦っていると物事が上手くいきませんし、欲の皮が突っ張っていました。

とうとう本末転倒に体を壊してしまいました。

 

 

 

<2番目のネコ>

次に商いを知ったネコは、

知らないフリをして他のネコたちに計算の仕方を教えませんでした。

そうしている内に 他のネコ達も気付きはじめ、

皆から嫌われ、最期は泣く泣く

「嫌わないでぇー、計算の仕方を教えるからぁぁぁーん!!(泣)」

嫌われたくない一心で、頭がイッパイになり体を壊してしまいました。

 

 

 

 

3番目?いやいや 8番目ですよ?

 

<8番目のネコ>

ネコの国では貧乏なネコでしたが

いつもタダ働きのようにネコの患者の傷の手当てや治療をしていたネコです。

「やれやれだぞっと、今日も安い安い白身魚フライが晩御飯だぞっと。」

「えーー、家計簿を、し、ろ、み、ざ、か、な、ふ、ら、い、3割引きで・・・・・」

 

「140円」「の1割は」「14円」

「3割だから、14円+14円+14円。」

「この3つの数字を足して、140円から引く。それで3割引きになる。」

 

 

「まぁ、メンドクサイけど人間の子供から学んだ。」

 

「明日はお金が入る日、しゃぁーーー!!買うぜぇオレの好物のアイスを!!」

120円のアイス、、クシシシシーー笑

適当にスーパーのチラシで この計算で一番安いスーパーを探っておけば冷凍庫が一杯になる!!

 

いそげーー!!

 

バタンッ(ドア音)

 

 

「っしゃあーーー!!

110円だ。

いや待てよ前は90円だったぞ・・・。

まぁ計算の範疇内だ。」

 

「即座に計算。しよう。」

「ひっ、ひっ、ひっ、ひゃくじゅうえん」

ヨシ!!

出た!!平均!!

ニャーーー!! ニシシシッシシ(笑い)

買い買いぃぃーー!!

 

 

帰ってきて思った。

 

アイス、あのスーパーでリニューアルセールで4割引き

他でアイスを買わずにハシゴもせずに

2つだけのお店だけに絞って比べて・・・・オッケー!!

よっしゃーー!!寝る!!

明日に備えて。

 

 

そうして、8番目のネコはアイスを手に入れ、大満足でした。

 

明後日の朝

ザワザワザワ

 

八番目のネコ「にゃんだ コノヤロー うるさいなー!」

 

ポンポンポンポン(鼓の音)

 

??「8番目!!!表へ出ろ!」

八番目のネコ「ムヌヌ、うるさいニャー」

 

??「こ、これは!!アイスの山!!?」

八番目のネコ「お、、お、、、お奉行さま??かにゃ???」

 

お奉行様「8番目、その方 どうやってこれほどのアイスの山を人間界で?」

八番目のネコ「ニャ?ホェ?あぁーーーーアイス、食べたい」

「ニャムニャム」

 

役人「コヤツ、いい加減にーー・・・!?」

寝言「100%が10割で、1割が10%で・・・・・jdtsdydtdy???」

 

ハッ!?

 

「ニャッ!!ニャーーーーー!!??」

 

役人「連れて行くぞ!」

 

 

~ 取り調べの8番目のネコ ~

 

お奉行様のネコ「ほぉーーほぉーーーほぉーーーーう、なるほどな」

 

8番目のネコ「お奉行様、まっ、まさか、アイス募集ニャ?」

 

お奉行様のネコ「それは違う、没収の間違いだ。」

「そして愛すの山はお前から没収しない」

「我々が知りたかったのは、どうして、どうやって貧しいお前がアイスの山を手に入れたか?」

「それだけだ。」

 

8番目のネコ「はぁーー、よかったぁニャー」

「てっきりアイスが無くなるとも」

「ん?ん?帰っていいニャ?」

 

 

お奉行様「はい、残念。」

「お前は、ここで学問を教える先生になるんだ。」

 

8番目のネコ「ハニャーーー!!意味わかんねぇーー!!」

お奉行様「因みに1番目~7番目のネコを知りたいか?」

 

8番目のネコ「ん?ん?よく分からないぞっと。」

「多分、あんまり面白くない話ニャット」

 

!?

 

 

お奉行様「今!?キャットと申したか!?」

8番目のネコ「え、別にっと」

お奉行様「おぉ!!ニット!、、素晴らしい!!エングリッシュというやつだな。」

 

8番目のネコ「ほ、ほ、ほっとけーー・・・・」

 

お奉行様「素晴らしい、もうすでに教えようと、そなたの教師としての名は」

「8番目のネコだから、はち、はち、はち・・・・・」

 

8番目のネコ「おーーぶーーぎょーーーさまーーー」

「考え過ぎだニャーー」

「適当に八(はち)でいいですよぉ」

 

!?

 

お奉行様「えっ!?んん!?」

「お、お、お前は、、ちゅ、ちゅ、忠犬は・・・・」

 

八「待ってくださいニャッ、犬ではなく、吾輩は猫でありんす。」

 

 

お奉行様「し、しし、しまったぁーー!!そっちかぁーーーー!!」

 

一同「ニャーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 

 

八「途中から 流れで うん、はい、テキトーに」

お奉行様「お、お前、テキトーに?まじかー!!?」

 

八「へぇ、あっし、お奉行様の声が耳に染み入ってますけど。」

 

お奉行様「お前さぁ、いつからなの?この話の中身」

 

八「はい、ネコの、この国のコンビニで」

 

お奉行様「お、お前この話のタイトル知ってる?」

 

八「へぇ、小判を失くした招き猫ですね」

「ほら、皆さん一様にポカーンと招き猫みたいに」

「そして この話の中で初めしか小判の話 出てこなかったでしょう」

「この話自体が小判を失っているでしょう?」

 

 

ズゴーーーーーーーン!!ドターーーーーン!!バターーーーーン!!!(笑)

(皆一様にズッコケる。)

 

 

 

八「まぁ、あとがきは商売繁盛、健康第一、他」

「あれは、皆が何かを願い招き猫を置くけどその時に招き猫が持っている小判が、大判か小判かに見える気持ち次第ニャ」

「そして、例えば商売が上手くいかなくなってしまったら招き猫の持つ小判どころか招き猫さえも見えなくなり盲目になってしまうニャ」

 

「何事もヒト(ネコ)の気持ち次第ニャ」

 

 

だから現代の人間にはネコは喋れず人間に化けることも出来ないと愛玩物とバカにする。

 

 

 

最後に言いますと、この物語と  あとがきには関連性が僅かしか無いです。

作中にも書いたように、タイトルや、本文、あとがき、この3つの歯車が好き勝手動いているだけです。

 

この物語で、何か大事なモノ、信じるモノを各々が再確認して頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ニャッチEND

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜