あぁ 壊れゆく 指と指との間から崩れ落ちる
なんと儚く なんと美しく なんと愛おしい
キミが言う
あぁ 貴方で良かった 貴方しかいない
貴方のキャラメルのような甘く優しい香り
共に過ごした時間
私は言う
キミがくれたんだ このサヨナラの香りを
名残り惜しいけど サヨナラだ
私たちは枯れる前に別れた
だから前へ進む事が
学ぶことが出来た
世の中には 会者定離の壱と伍しか無いんだ
だからこそ人は安パイな道を選ぶ
私は言う さらに言う
安パイな人生なんて 平凡な地獄めぐりだと
風の強い日にこそ帆を上げて
はじまりの場所に行くのさ
雨上がりのような虹を感じたら
その時間(とき)はキミのモノだ
何があっても 何が起きても
幸せが指と指の間から崩れ落ちても
それでも
諦めないと誓ってくれるかい……..
諦めずに探してくれるかい……….
キミの幸せを キミだけの幸せを………
私も誓い願うキミの幸せを
安らかに眠る中
流れる時は遮二無二な無形の七色
また逢えるさ
形は違えど 疑いもせずに
だから全て無かったことのように
はじまりの場所で・・・・
その時までは
御機嫌よう。