About 八神・八竜

神のシナリオを書き換えるっっ!!

TIME after time War (00.war)~番外編~

 

あゝ翠の草原に風が拭いて波となり

キミといた記憶のなかへ

 

ゆっくりと  ヒレを纏わりつかせ

闇と病みの混色へ。。。

 

あの日、あの世、あの時代。

 

 

女「おいで、時代を越えて私の愛しき???よ。」

「損得なんて無いのよ、私こそ貴方の明け方の古代種。」

「いつでもそばに居るわ。」

 

ハッ!?

 

ま。。。た、あの夢か・・・・

古代種。。一体。。。? マザー・・・?ドクター。。。?

 

 

~そして、その時、男はユメを~

男はユメを見る

必ず起きた時には その時付き合っていた彼女の腫らした顔

 

「やぁ、どうしたの?また悪いユメを見たのかい?」

「そうよ!!ユメであってほしいわ!!」

 

どうしたんだろう?

 

男の付き合う女性は決まって一緒に寝ると

朝、自分(男)はカラダの痛みで目を覚ます。

 

そして、聴こえる。

此度の生贄も旨かったわぁ・・・。

 

そして、その時の付き合っている女性の腫れた顔。

 

どうして!どうして!!どうして!!!

 

男はモテていた、だから尚更どうしての自問自答。

男は ハッとした。

 

男の脳裏に父親の姿!!

男の父親は無類の日本酒好きだったが、

普段温厚な父親は酒が入るとヒトが変わったように

母を殴る。

 

なぜ、脳裏をよぎったか?

父親も次の日には忘れている。

もしも、自分も知らず知らずに?

 

男は酒は飲まないが、ある種の精神病を患っていた。

 

まさか!?クスリは欠かさず飲んでいるのに?!

 

 

ある日、男の兄の家に家族が全員呼ばれて男も行った。

そして、鍋を皆で囲った。

兄は一言。

「???は、アルコールを飲むなよ!?」

 

男は自分のイビキがうるさいのを知っていたので二つ返事で頷いた。

 

 

。。。。。そして、男はウトウトしていると夜中に話し声が。

兄「???を、このままにしておいて良いのか!?」

母親「仕方ないじゃないか政府の意向なんだから」

「クスリはちゃんと飲んでいるみたいだし。。。」

 

兄「だけど、殴られる身にもなってみろよ!」

男「殴る?殴られる?」

兄「やっぱりもうクスリの臨界点で効かなくなってきたんだ。」

 

カチャ。。。

男は泣きながらバイクでひっそりと帰った

 

数日。。。

仕事をする気も起きず

ただ生きているだけの日々

僅かばかりの障碍者年金。

 

死のう。。。これ以上、誰にも女の子にも傷つけたくないし

僕も傷つきたくない。

 

そんなある日 一通の手紙が。

内容は、

貴方は選ばれました。

加害者として、そして、テクニカルサイキッカーとして

そして、未来を・・・・・。

 

なんだぁ!?誰かのイタズラか!?

 

キキィーーッ

ガチャ

 

キミ、???だね?

政府要望で来てもらう!!

えっ!?ちょっとシミの付いた肌着に短パン。。。

大丈夫、問題ない。

 

車にはスーツの男たち以外に???と同じように鬱な格好の男たち

 

車は動き出す、目的へ

車内は静まりかえっていた。

???は話を切り出した。

キミらも・・・男は自分の病気、今までの事を話した。

「イキナリ突っ込んだ質問をするねキミ」

「まぁ、キミらも、ってことで同じだオタクと」

 

「じゃあ、女性に暴力を?」

「ああ」

「どうして皆、同じ時期にクスリの臨界点を?」

「今まで  ちゃんと服用し抑えれていたのに。」

 

スーツの男「幾つもの隔世遺伝による隔世の羅針盤。。。ってところか。」

 

「でも、なぜ?女性だけに寝ていて意識が無いときに?」

「簡単なことさ、男だったら殴り合いになったら目を覚ますだろ?」

「だから、夜の夜中に」「女性に。」

「なぜなぜなぜなぜ、、、なぜなぜなぜ?」

スーツの男が話に割り込む。

「それは、お前らがサイキッカーとして覚醒するためだ」

「限られた人種、年齢、血筋の第何基など」

「特殊な例だ。」

 

「ハッキリ言う、お前らは羨ましいクズたちだ!!!」

 

???「サイキッカー?超能力者」

スーツの男「もうこの道も見慣れたろ?ユメで。」

???「あ、あああ来たことが無いのに覚えている。」

「正夢か?」

スーツの男「正夢、予知夢だ。」

「これから  お前らは施設に行き訓練を受けることになる」

「何か食べたい物を一つだけ、言え!!!」ハッ(笑)

 

???「とんかつ定食キャベツ増し増し」

他の者たち「た、卵かけご飯」「ステーキ」「うな重」「カレー」・・・・などなど

 

幾時後

スーツの男「よし!!施設に入る前のシャバの最後のメシだ!!」

<食え!!!>

 

 

・・・・・幾時間後。

「食ったな?食ったよな??」

これから施設で各々の能力を限界まで上げる訓練を受けてもらう。

???は、すでに解っていた覚悟もあった。

今まで眠りながら女性に対しての暴力。

死んでも仕方ないとまで解っていた。

 

スーツの男「いいか、お前ら今までのオンナの事は忘れろ!!」

「オンナ達には悪いが、地球(ほし)の未来がかかっている。」

「そして、当面の訓練のDr.は地味女だが・・・胸が、」

 

皆「真知子先生だね!!!!」

 

スーツの男「ムカつくほど、解っているじゃねーか!!」

「じゃあ、あとは施設の者にキサマらを受け渡して俺らの仕事は一旦終わりだ。」

「先に言っておく、死にたくないなら逃げ出さない、言われたことをする。」

「色々あると思うが死んだら、それだけ、、それだけの無能力だったってことだ。」

 

キキッ

 

「じゃあ着いたみたいだ歓迎してもらいな」

???「父さん、母さん、家族には?」

スーツの男「そんなもの、生まれた時にすでに決まっていたシナリオだ。」

 

あばよ、さっさと行け!

???もとい検体ネーム No.ヤガミたち。

 

 

 

このお話は、女性への暴力、サイキック、地球(ほし)の未来など

色々な素材の含まれた話のほんの一部である。

 

 

~番外編~

 

 

 

 

 

 

TIME after time War (16.war)

 

ぴちょん……….?ぴちょん……….ぴち…

あれ!?私は、、、今。TIMEアフターTIMEわー。

 

洞窟?、、、、、、ハッ、、蔵の中。。私は。。。。

 

・・・・・幾時前・・・・・

 

闇に飛び交う3匹。

皆、平等とは限らない。

限らないから限り向上がある。

どこで見た聞いた、テープを巻き戻したような情景。

向き合えあの軌跡と奇蹟に。

 

~そして、少女は~

 

 

ユキは、自分だけ能力の向上が無いとコンプレックスを抱えていた。

ユキ、まだ寝ないのか?

 

ぅん。。。(私、負けてばっかりだ)

 

???「・・・・・チカラが欲しいか?」

 

どこからか聞こえる声、囁き、

 

ユキ「誰か分からないけど、私は私であり最強よ!!」

 

???「では何故、迷いがある?」

 

ユキ「フンッ!」

「チカラ、、、貰えるなら頂くわ!」

 

グルッぐるっっ

 

なに!?ベアーのマントに!?包(くる)ま。。。れ

意識が遠のく。

 

あれ?この空間は?闇の病み、

どうゆう事?目を開けても閉じても闇、、、。

 

 

ぴちょん……….ぴちょんぴちょん……….ぴちょん、、、

水滴、、どこかで聞いた、、ハッ!?蔵だわ。。

 

あれ!?

 

ひた。。ひた。。。ひたひた。。。ひたひたひた。。。。

 

 

怖い怖い怖い、、、怖い。

何も聞こえない。

何も感じない。

音が欲しい。。怖い怖い怖い怖い。

私はどこ?

 

 

「コンノ!ヴェノム!お兄ちゃん!!」

 

???「さぁ、ココから抜け出すことが出来るかな?」

「ヒヒッ、ヒトの  おなごが来るのは久しぶりだな、精神を喰らえる、ヒヒッ」

 

「っと、最初で最後のヒントは、

刃は切っ先のみ神速で全てにおいて囁くようにひらひらと切り開く。」

 

 

「考えずに、感じろ。。。華開け。。体感しろ神の速さを」。

「では、健闘を祈らせてもらう。」

 

 

ユキ「ま、待って、」

 

???「んー? これはお前がコンノとヴェノムに対しての能力のコンプレックス」

「自分で乗り越えた瞬間に、、ククッ、さっきのヒントだけだ。」

 

 

怖い怖い怖い怖い怖い、、、、、、

考えられない、、、怖い怖い、、、

 

数刻余りたち、、、、

ユキの記憶(兄ちゃんに会いたいなら、いつでもどこでも会える、お前の記憶に残る俺だ。頑張れ!!ユキ!!)

 

ぅう、グズ、ズズ、、、、

ゃ、ゃ、や、、刃、、神速の、私にはベアーしか、、、、

ゔぅ、、、、も、、もしかして、、

コンノのモードチェンジみたいに、、

 

やるしかない!!

 

ベアー、私にチカラを貸して  お願いっ!

念じること、感謝すること、、、具現化すること!!

ベアー、神速の刀に!!

 

瞬間!

 

ベアーのマントがユキの腕に巻き付き黒刀へ、

刹那の刻!!

黒の鈍いヒカリ、、、

わぁ、へぇー、はー、ズズ  グス、……….うん♪

キレイな黒刀ね。

いくよベアーちゃん!

いざ、神速の抜刀切り!!

 

はーッッつ!!!

スパッ、ハラハラ~、、、

 

。。。。やっと闇から抜け出せた。

 

 

んだ?ユキこんな時間に。

エッ?あの空間は無限なの?

ユーキ、だから何だよ、ニヤニヤして?

 

ふふん、

(私にもチカラが付いたのよ、もう足手まといな感じはないのよ)

見てなさい、感じなさい、今の私は一味違うのよ

今、私が居るのは、、、まぁいいわ

(ゆ、夢じゃないよね)

 

私にもコンノみたいに内なる声が聞こえたよ。

(お兄ちゃん、ありがとう)

 

痛ぅ!!

瞳のような傷から、涙のような血が一滴。

ハハッ、現実だわ。

あはっ、只ではチカラは手に入らないわよね。

当然、対価が必要よね。

 

ユキ、生理か?

違うわよ!ばか!

 

ふふん、成長したのよー。

ムネか?

バカバカバカ、ホントにもう。バカ。。。

寝るわ、おやすみー、フンッ。

 

 

これは、ユキの話、ユキの試練、ユキの蜜。

 

新たなチカラを密かに手にしたユキ。

涙ながらに手にしたチカラ。

さて、現実世界での神速の刀とは一体。

真っ直ぐな願いは、何よりも美しい。

さぁ、参ろうまだ見ぬ理想郷へと。

 

それではまた次回に。

 

 

 

友の死

 

友が死んだ

 

爪の先まで神経が昂ぶり通うような悲しみ

私の中に じわっとスポンジのような痛みが染み込む

 

彼と居た時間に酔いそうな感覚だ

 

いつだって風を切ってココロ弾んでたありふれた会話

彼を思い出すと

まるで太陽に凍える我が体内の虚しさも無く

 

 

夏のジェット気流の彼方に消えた彼は

掴んで掴み切れない記憶の珠玉の柔らかな形

 

朝ツユに私の涙を重ねて 遥かな想いを

どうぞ私の記憶の中でゆっくりと答えを出してほしい

彼の人生の彼にしか分からない彼の問題を

 

浅き夢見し道化師の不可思議のような人生

 

 

寂しさの鍵穴を埋めるように

この優しい柔らかな 夢の繭で永遠に

また 来世で逢おう

 

 

 

それまでは

 

 

ゆっくりと。おやすみ。

 

 

 

文豪は古書の宴に参られる

 

古書の香りは どんな香水をも寄り付けさせぬ

甘きして故人の作品を際立たせる

 

時代なるは貧相なれど 未だ故人の文豪の輝きは色褪せることはなく

掴んで掴み切れずは  我が心の辞典

朝もやに涙する松の葉に

梅雨明けの初夏に蒸した古書の匂い

 

 

ゆっくりと甘えて答えを出して生きたい

そう願うなら古書の悠人たちは

この色は楽しいと 私の私だけの時間にする

 

眠るように絡み合う指の間から聞いた

キミと私の紙の香りに寄せるる歌の文筆

 

夜の遠吠えは

遥かなる未来(さき)への待ち遠しさ

 

また逢えるさと

過去の故人の文豪は言う

 

私も逢おう カタチは違えど

決して見えない繋がりを信じて

 

時折り吹く風に

古書の香りは 甘くて切ない足跡だけ。

 

 

ありがとう

 

古書からの薫る文豪により

私も足跡たどり  更なる時代(とき)へと

 

 

 

それまでは

 

 

 

ご機嫌よう

 

 

 

 

僕が私になれるワクチン ~神の雫より~

 

正解など無い こと恋愛において

地雷を踏むように当たり前に闇へと堕ちて行(ゆ)く

 

闇がキミを包み込む優しさと分かったなら…悟ったなら

 

温かさや喜びのある

普通じゃない恋 尋常じゃない愛で理解する

 

 

そのオブラートが溶けるような思春期さながらの想いが

弾けきれずに臨界点へ

 

優しさの分だけ傷をくれないか

痛みを伴う愛おしさを

 

 

聖なる夜には

互いに一言だけ交わしたい

果肉を食(は)む恋愛事情で

一致してたら良いな

 

 

しかしまた愛されていたいのはエゴでもある

まるで 冷蔵庫で独りぼっちの缶ビールに

 

明日を向いて明後日を迎えるヒトリノ夜

 

まどろみの中 輪廻の音をも拾い魂を抜き取られるかの美声のヘッドフォン

繭の中の鼓動 繭の中の世界  安らかな眠り

 

近くにいるようで遠くにいるキミに

花吹雪のような人生と 千年の恋を灯して

 

風に充てられたなら  彼の香りに酔うようで

まさに

成熟しないうちに腐り散る我が精神

そして、また実り咲き乱れる

 

この太陽がくれた勇気 月がくれた優しさ

向日葵が呼吸しアサガオが眠る刻(とき)

此処にだけ  私だけの世界が広がる。

 

雲を纏って風を抱いて

 

キミと闇が私になれるワクチン 神の雫より

 

 

 

 

その時までは

 

 

 

ご機嫌よう。

 

 

流れるように泣いているのは お前だろ

 

あぁ 壊れゆく 指と指との間から崩れ落ちる

 

なんと儚く なんと美しく なんと愛おしい

 

キミが言う

あぁ 貴方で良かった 貴方しかいない

貴方のキャラメルのような甘く優しい香り

共に過ごした時間

 

私は言う

キミがくれたんだ このサヨナラの香りを

名残り惜しいけど サヨナラだ

 

私たちは枯れる前に別れた

だから前へ進む事が

学ぶことが出来た

 

世の中には 会者定離の壱と伍しか無いんだ

だからこそ人は安パイな道を選ぶ

 

私は言う さらに言う

安パイな人生なんて 平凡な地獄めぐりだと

風の強い日にこそ帆を上げて

はじまりの場所に行くのさ

 

雨上がりのような虹を感じたら

その時間(とき)はキミのモノだ

 

 

何があっても 何が起きても

幸せが指と指の間から崩れ落ちても

 

それでも

 

諦めないと誓ってくれるかい……..

諦めずに探してくれるかい……….

 

キミの幸せを キミだけの幸せを………

私も誓い願うキミの幸せを

 

 

安らかに眠る中

流れる時は遮二無二な無形の七色

 

また逢えるさ

形は違えど 疑いもせずに

 

 

だから全て無かったことのように

はじまりの場所で・・・・

 

 

その時までは

 

 

 

 

御機嫌よう。

 

 

 

黄泉の国までのカウントダウン

 

朝霧を掴むような かつて愛した記憶たち

私のやわらかな感性が羽化する前に

 

トマト色の甘酸っぱい感情を添えて

 

大丈夫、キミは人生を踏み外したのではなく

キミ自身の道を歩み出したのだ

そう傍で囁いてくる思い

 

 

世相を大きくゆっくり呑み込むチカラ

そのチカラと感性で

私は

コクのある香りに魅せられ あの形へ

 

斬るようなキスを瞬く速さで体中に

そして

黄泉の国までのカウントダウンが始まる

 

 

ここから始まる

これから始める

 

さぁ セカイは私たちに委ねられたのだ

 

怖がらなくて良い

やっと手に入れた自由だ

 

 

 

さぁ 行(ゆ)こう

 

 

 

 

 

太陽の香り 雲のコク 風の旨み

 

ザクロを頬張るような甘酸っぱい想い

 

愛に刺されても私の子宮(なか)は空である

恋という名の薬を飲んで 二人のセカイへ

 

外のパリッと張った氷と 尋問を蹴り破り また

失くした時間と記憶に新しい恋に焦がれる

 

私の記憶に残る

アイツは絵に描いたような美人だ

 

いつか言ってたよね

 

まるで思春期のような淡い淡い透き通った紫の

純な炎を心に宿し

 

子供のような無邪気な言葉の凶器で

愛してると

 

太陽に透き通る葉桜を仰げば

 

あの甘酸っぱいザクロの味の記憶もまた

太陽の香り 雲のコク 風の旨みになる

 

 

私も老けたな

 

 

 

 

終わりから始まる唄

 

あぁ  さらさら流れているじゃないか頬を伝い

私へと

 

透明なティーカップに愛情と口紅だけ残して

サヨナラと一言

 

私は想いだす

 

水面を優しく撫でるように流れていく桜の花びらのような感覚

幸せだと思っていた  あの記憶も流れて行(ゆ)けば良いのに

 

四捨五入では割り切れない  抱えきれない切なさの花束

 

やるせなさの右手に刃を 左手に婚姻届けを

 

 

心地よい記憶だけハサミで  なぞれたら

アイツは桃源郷なのだ

 

まさに夢を覚えている夢

 

 

寝ているようで覚めているような解放感

恋した味  失くした味  やはりどちらも蜜

 

曖昧な恋は電子レンジで温めるような価値しかない

キミと私との間はそのあたりなのか

 

落ち葉の季節の淋しさは  いつか見た桃色道へと続く

いつかはきっと、

いつでもずっと、

 

もう始まるまで

 

 

 

 

御機嫌よう

 

 

 

 

大海も彼女の涙の一雫から

 

あなたが置いて行くから私はよそ見をする

私は言う 君がよそ見をするから置いて行く

 

互いに優しく愛しさの分だけ傷をつけた

残るのは爪痕だけと知りながらも手を取り合い

 

 

病気闇な秒刻み

あの懐かしい夏の香りに寄せて

風に乗って寄り添う あの子の鼻歌

 

私は想う

あの頃のマスクメロンで喉を詰まらせるような

そんな優しい辛さに  今はもう

 

甘美なる苦言の

 

愛してるは…

愛していたに

 

枯れ果てる……

 

残されたのは悲しみと言うちっぽけな言葉一つ

 

 

私が寝ている時も私であり

太陽が寝ている時もまた太陽である

またキミが寝ている時も……

 

 

いつかの夜の虹を2人ぼっち歩けたら……な。

 

 

 

 

またね。