雨涙(うるい)のようにどこまでも。

 

記憶の海に沈めば 幾千ものあの時に戻れる

悲しさ100倍 懐かしさ千倍、

 

 

いつでも、いくつになっても

私の意識は 記憶と共に甦る。

 

いつからか人のソレとは違う記憶力。

刻(とき)の流用を感じて今宵も、もの思いに更ける

 

それが良い、それで良い。

いつかの2人で望んだ景色には 今はまだ早い

 

 

羽化の前、外降る雨が温かなオレンジ色に染まり

私の心も、いつかの透き通った緑色の優しさを撮り戻ずまでは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

八神  八竜

 

 

 

 

TIME after time War (14.war)__PART2

 

~つづき~

 

 

ユキ「ヴェノム、何してるの!」

「私のバリアもう保たない!!」

「クッ、最後の手段  八神印の八枚の札!」

12345678910

345345345678910

アマツカミクニツカミ ハライタマエ キヨエタマエ

アマツカミクニツカミ マモリタマエ サキワイタマエ

 

 

かっきッーーん!バリリッ!!

 

 

なんだぁ!?

 

ユキ「流石に八神印のシールドの札ね、貰っといて良かった。」

 

 

「ヴェノム、何してるの!」

ヴェノム「ユ、ユキ姉。。」

 

 

「ヴェノム!!

多分、コンノがこの世に縁があれば、

こう言う、

 

「度肝抜いてやるさ!(びっくりさせてやるさ!)」

ってね。

そして、さらに、

「全てのことには意味があるんだな、ってね。」

 

 

 

「なんで、今夜ここに盗みに入ったか?

なぜ、ヴェノムにヤラせずにコンノが結晶化させたか?」

 

 

ヴェノム「ユキ姉  なに言ってるの?」

ユキ「これも夢かもね?」

「だってプライムがまだいるじゃない。消えかけだけど。」

 

何の為に、地下金庫室の研究所?の子たちを結晶化させて莫大なエネルギーにしてプライムに取り込ませたか?

 

何故プライムは消えてないか?

 

 

ヴェノム「何言ってるの?ユキ姉?」

ヴェノムは泣きながら分からず言う。

 

 

 

「ヴェノムは知ってか知らずか、

プライムには、回復能力があるのよ。」

 

 

だから、つーまーり!

こうよ!!

ベアー、プライム、一撃でコンノの肉塊を復元させるよ!

私の防御能力と、結晶を取り込んだプライムの回復能力を足すと、

 

いっけぇーーーーーーーーー!!!!!

 

 

バクン。

 

 

 

 

 

 

ヒカリがコンノの肉塊を飲み込み

華が、蓮の華が開くように   そこにはコンノが!

 

ヴェノムは泣きながら  コンノの名前を呼び、

ユキもやっぱりコンノはタダでは死なないと安心した。

 

やはり、この世の事には意味がある事しか無い。。。っと。

 

 

コンノは、

「あれ?鍋食って?蓮の華の?。。。白い・・。あれ?」

 

 

ユキは、泣き笑いしながら逃げるよ!っと言い、

ヴェノムはコンノの手を握り締めて、

コンノは唖然茫然として。

 

アジトへ。

 

 

 

 

パリンッ!

クソッ、この札が無ければ残りを殺せたのに!

 

八神は、千里眼を使い終始見て一言。

「やっぱり、ユキさんはこちら側。」ククク。

 

 

 

アジトでは、カクカクシカジカと話した。

コンノは一言。

「いやぁ~、びっくりだなぁ、そんなこと。」

 

ユキ「びっくりしたのはこっちよ、次は無いからね」

「ヴェノム、いつまで泣いているの!」

 

 

ヴェノム「だって、、ユキ姉。。。。」

 

ユキ「生きてるじゃない。コンノも私たちも!」

 

コンノ「ユキ、しっかりしてるなぁ!」

 

ユキ「伊達にコンノに、初めて会ったときに殺されかけてないわ!

私達は もっと各々の能力と限界について知るべきよ。」

 

 

くっくっく。

 

何がおかしいのコンノ!

 

いやぁ、カッコ悪い死に方はできねーな、ってな。

 

ユキ&ヴェノム「ん?」

 

なーんでもねーよ!

 

 

 

「フン。

さぁてと、前回の鍋が残ってたわね、食べるわよぉ~、

私たちも体力と能力を使ってヘッロヘロよ。」

 

「そうだっ、ユキ良いこと言った、

良く食って、良く寝て、良く働く。」

 

 

ユキ「じゃ、用意するわよー」

 

ヴェノム(・・・・・今日はコンノ君の隣で寝る!)

 

 

 

ユキ(何故だろう?以前の私と違うような………)

 

まっ、小さな宝物も手に入ったし、良きね。フフ。

 

 

 

色々あった夜だったわね。

 

 

 

だれも知ってか知らずか

ユキにも目のような傷から、一雫 赤い涙のような。。。。ポタポタタ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵も

無事?3匹のケモノは目的外の目的を遂行し、

新たな生活を各々が感じながら夜は更けていく。

この先、幾たびも魂も身も汚れながらも生きていくのだろう。

 

哀と戦慄を駆け抜けながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(war⑭)

 

 

TIME after time War (14.war)__PART1

 

捨てる神あらば、拾う神あり

石楠花(しゃくなげ)の咲くような未来に

彼らはいるのか

目的は ただ一つ、腐ったこの国の天下布武にあらんこと。

是からも、戻れない帰れない日々を

彼らは知っているのか 感じているのか

 

いざ、未来に生きるため 今宵も静かに幕が上がる。

 

~ その時 少年は ~

 

 

 

 

、、、、、、、、、ザッ、、ザザッ、、、、ザシュっ、(足音)

 

 

ユキ「今夜はここなの?コンノ?」

 

コンノ「あぁ、プライムに敵さんが居ないか調べてある。」

「だが、妙な反応もある。」

「まっ、入って奪って逃げる。それだけだ」

 

「一気に地下金庫室まで降りるぞ。」

 

 

スッ、、、、、ッと。

 

カッ、カッ、カッ、(足音だけが響く)

 

コンノ「ここだ、ここに反応ありだ。」

「一気に扉をブチ破って強奪するぞ!!」

 

 

ゴッボァンッッッ!!!!

 

 

な、なんだぁ、ここは!?

 

 

異界のモノ?「ぁぁ。。っぅぅぅっぅっぁっぃぃぁっっかぁぁぁ。。。。ぁぁ。」

 

 

こ、こいつらは、一体!?

 

 

 

異界のモノ??「こ、、ころ、、、し、、て、、、ころ、、、し、、て。」

 

 

 

コンノ「臭いも臭いだが、人か………?

こいつらは一体全体なんなんだ?」

 

ユキ、ヴェノム、こいつらは一体?

 

 

ユキ「コンノのプライムの反応はここね。」

「………ヴェノム?」

 

 

 

ヴェノム「わぁぁぁぁぁぁぁぁ、、魍魎よ!!!」

 

 

コンノ「ま、待て、ヴェノム、魍魎に食わせるな。」

「お前の反応と、こいつらの関係 大体、見当がついた。」

「こいつらもラボにいたのだな?」

 

 

「よーし、俺が久々にココに居る皆に見せてやる!初めてかな。」

 

額の目の傷から赤い涙が一雫、

内なる声のコダマ。

…結晶。。。。。。

 

 

 

「あぁ、分かってらい!」

 

「まずは、多分、こいつらラボの、、研究の失敗作を一気に結晶化する!!!」

 

 

クッ!?

失敗作でもコイツらに力が持っていかれる!?

 

 

がぁぁぁぁぁぁ、ブシュッ、ポタポタ、ポタ、

 

………………….シューーーーーン。。。。

 

 

 

「な?やれたろ?」

「殺さずに。」

 

 

 

「そしてこの巨大な結晶にしたアイツらをプライムに食わせる。」

 

 

「まっ、こんな感じだわ。」

 

 

 

ユキ「コンノ!!アンタ血が出てるじゃない。大量の。」

 

 

コンノ「さすがに無傷にはいかないわな。」

 

 

 

 

「あーーー、しんど。

一気にチカラを使ったからヘロヘロになっちまったぃ。」

 

取り敢えず今回の お宝はなんだったんだ?

もうなにも無い……..かな。。。臭いさえも。。

 

 

何の為に彼らは幽閉? 新たな使い道が?
実験室? 秘密研究所?

 

 

ドサッ

 

 

ユキ「ちょっとコンノ!?」

 

コンノ「足腰に力が入らないんだ、

悪りぃ、」

 

 

 

ユキ「仕方ないわね。

ベアー、モード解除。」

 

コンノ「フカフカの熊だぁ。」

ヴェノム、コンノを乗せて。

 

 

ヴェノム「はーい。」

 

 

宝の反応は私も感じていたわ。

ココね、この壁を、、、ホッ

ボコッ!!

 

あった!

これねー、コレが反応していたのねー。

 

 

さ、帰るよ、ヴェノム。

 

 

ヴェノム?

 

ヴェノム「外が騒がしい、予知能力で少し視えた、

なんだか胸騒ぎがする。」

「ユキ姉、急ごう嫌な予感がする。」

 

 

 

 

地上。

 

 

 

軍曹「アッハッハッハ、たれ込み通りに居たなぁ!!」

軍隊と警察???

 

 

部下「軍曹、チカラを使われる前に。」

軍曹「解っている」

 

 

 

軍曹「っっっ、放てぇぇぇーー!!」

 

 

コンノ「あれ?なんか光と弾ける音が?」

 

コンノ、あぶっ!!!?

 

 

タタタタタタタタタタタタタタタタア、、

グチュギュチャリ、、ミチミチ……….。。。

チビビビチチチイチチグチャ……….。

 

 

あっという間にコンノは肉塊に。。。。

 

 

瞬時の出来事にユキとヴェノムは固まる。

コンノが盾に、、、、。

 

 

ハッと、我に返り、

そしてユキは、第2波の銃弾をベアーのバリアコーティングで止めている。

ヴェノムは泣きながらコンノの肉塊を集めている。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

っていう夢を見たんだなぁー。

いやぁ~、お前らの愛がさ。。?

 

・・・・・・・・・・・・

これも、、、夢??

 

・・・・・・・・・・・・

蓮の花?  ここは?

白いヒカリの空間が?

・・・・・・・・・・・・

これも夢?

 

 

 

 

 

 

 

 

コンノは一体?これは現実なのか?_これも現実なのか?

 

part2へ つづく

記憶と思い出と答え合わせ

 

 

眠るように時間だけが過ぎて行(ゆ)く

 

世間という川の冷たさに ハッと

時間を思い出す。

 

 

記憶さえも疎(まば)らな日常

今も思う いつでも想う

 

アイツが助かるなら、私は浄土に。

 

 

なけなしの感情を自身に取り込む作業

 

 

澄みきった冬の風に声が出ることはない

季節が過ぎても、アイツの影はもう一つの桜

 

闇を強く心に宿して もう一度 試してみる

間違えているのは あの日のあの夜までなのか?

 

 

しかしながら、全ては定石。

 

 

今は その思いを胸に。

 

 

答え合わせは。。。。。。まだ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

 

石の上にも3年寝太郎

 

石の上に眠ること 三年

眠っていた魂が蘇る

3年で貯めたチカラが解放され感性が集結する

 

 

シンシンと泣くように降る雪の季節も、

ジリジリと焼け付く夏も、

哀しさ一杯の秋も、

何か浮ついた春の季節も、

 

いつだって 月は青い光を放ち

 

懐かしささえ身に染みて

時に夏の終わりには 妖(あやかし)引き連れ

 

星は瞬き人を導き惹きつけ

 

 

カラダに流れる緑の糸は巻き付き解(ほど)け

 

 

いつだって

2人で風の中を泳ぎ 答え合わせしよう。

 

 

結果なんて最期までの お楽しみに。

霞む淡い快楽の記憶に 全ては定石と。

 

 

 

いつか分かるであろう

アイツにも 私にも。

 

 

それまでは、

3年寝太郎より、

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜