黄金色の淡い季節を伺い

 

 

私を見ろ

ヤツじゃない私だ

そして私ではない 俺を見ろ

 

 

キミの視線の刃を 私の喉元に充てて

最期の時までには気付いてほしい

 

 

 

キミの見ていた風景は 私の見ていた風景へと

 

 

変わる季節と 香る彩りと

今じゃ一つでも無くせないモノになって

キミの傍にも居られない

 

探していたキミを

この世界の歯車を逆さにして

 

 

 

 

やっと逢えた時に

あぁ 終わったのだなと思い

 

 

私は駆られるものから解放され

そして

貴方も駆られるものからの解放を

 

 

 

 

気付かぬうちに

キミを想うあまり 駆るモノへと変わっていたのは

 

いつの…… いつからの時からだろう

 

 

 

 

 

私が駆るモノの俺へと

キミが駆るモノへの貴女と

 

 

 

求められるより求めてきたから

キミがいない 私がいない

 

 

ただそれだけで罪と知りとて

なおも

一筋の光が作り出した偽のキミと今夜も慰みを

 

いつかまた逢おう

お互いに成長したモノになりて

 

 

 

 

俺もキミも駆られるものからの殻やぶりを

終わりなき葉桜の頃へ

 

あと少し もう少し

チカラをつけよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それまでは ごきげんよう。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

孤独よ闇夜の大海を彷徨え

 

 

孤独 そのコトバは チカラを持っている

藍のない孤独もまた果てぬ安らぎ

どうぞ

映像の記憶を身にまとい

 

宙(そら)の星々へ旅立て

 

 

 

 

闇夜の大海の中を ゆっくりゆっくりと

彷徨うがごとく

ゆりかごに揺られるように

 

 

 

いつの日か

 

キミの涙の一滴が 闇夜の大海を光の海へと変えるなら

 

私は行こう そこへ行こう

 

 

 

 

キミが孤独を愛という名で呼ぶなら

私は孤独を嫉妬という名で呼ぶだろう

 

 

 

映像を纏ってキミの元へ すぐそこへ

変わらぬ私とキミの

手の中で温めた孤独を 大海へ放ち

 

 

 

孤独はまた 行き過ぎるだろう

新たな 悲しみを見つけて纏うように

誰かの中に入り込むように

また、何かの中に入り込むように・・・

 

 

さぁ おいで

 

 

私はキミの孤独を飲み干すように受け入れよう

私の中が孤独で満ちたなら

 

 

 

 

私は探しに行(ゆ)こう  また行(ゆ)こう

私が闇夜となりヒカリの中を孤独として。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時まで ごきげんよう。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

八神 八竜