~夏の香り~

 

 

あゝ この初夏の香りは

いつかの心音に似た 安らかなる朱

 

 

夏の日は 遠い過去を呼ぶ心鍵

 

 

 

その施錠を 外して覚なる眼醒め

夏の始まりに 遠くで呼ばれている誰かの旅の世

 

 

 

この淡く色づいた 夏色に

我が身は刻々と 想いを募らせる

 

 

 

 

キミを抱きしめて 飛翔し

何者でもない自分を確かめるため

 

 

 

宇宙(そら)を越えて

夏の夜空に 人知れず想いあい

 

 

 

 

夏の音色と共に

朱に染まりし 我が身を地に帰し

夏の香りを感じつつ 思いは想いに

 

 

 

 

 

愛しているという 浅はかなコトバは無く

 

ただ私は この夏の香りに

過去の過ちや罪の重力に

 

 

 

この手で掴めれるものを

揺らめきと 煌きの中

 

 

夏の香りさえも

掴みたい・・・・・。。

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(千生・我想)

 

 

 

~天と地が揺るがうほど~

 

 

天と地が揺るがうほどの諸事

 

神なるは 神鳴り

 

 

 

鮮やかに淡く雲を駆け抜ける想い

多すぎる想いに 泣くように鳴る

 

 

 

色とりどりのセカイに憧れ

この街の片隅で

逢えない日々も 純粋に焦がれて

 

 

 

いつかの 天と地が揺るがうほど

出逢おう

 

 

 

ユラメキも煌きも

ぜんぶ真実と受け止め

憧れの私に染まり

 

 

 

 

私は闇に魂を授けし刻(とき)

傷つくのも楽しんで 今を雲を駆けるように生きよう

 

 

 

 

いつかの いつかに

天と地が揺るがうほどの出逢いを信じて・・・。。

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(千生・我想)

 

 

本当は・・このまま。。。このまま・・・。。

 

 

 

静けさ漂う 心身のユメの中

硝子の森で迷い戸惑う貴女の元へと

参じて

 

 

貴女の手を掴み

金色(こんじき)と漆黒に二人 身を包み

 

 

 

硝子の森を貴方と共にすり抜け

 

世界を駆けて

いざゆかん

 

 

千年の想いに

太平洋に浮かんだ一輪の蓮の華の貴女

 

 

 

貴女を探して

時を越えて 夢の間に何度 このまま・・・このまま・・と。

 

 

 

夢の中でもいい 硝子の森で見つけた

貴女の手を離さないと誓い

 

 

 

今宵も キレイな時間を貴女と共に

覚めるまでの・・夢の間に・・・・

 

 

 

優しく・・・今度は・・・・優しく ・・本当はこのまま・・・このまま

 

 

 

いつしかの

螺旋の時は 昇るように下り

またの瞬時の時に逢えるまで

流れゆく時代の幾線も 逢いし会いましょう

 

 

 

 

変わらないキミと

変わり果てた私と

 

 

またの刻(とき)に 恋しく泪枯れ

 

それでも 願わくばキミの 涙を止めるため

 

 

 

今宵も お逢いしましょう

きっと ずっと良くなっているはず

 

 

 

さぁ 私と キミとのロキソニンを探しに

 

誘(いざな)おう 私のセカイへ

 

 

 

 

本当は・・・このまま・・・・そのまま・・・。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(千生・我想)