~雪花の頃に~

 

 

冬の透き通った空気の景色

雪原に置いてかれ

吹雪く粉雪に 花を見た

 

 

ホタルのような優しい光

銀色の流れ星と凍てつく悲しいデータの読み込み

 

 

水のように 鳥のように 自由に

透き通る色は今も昔も記憶の底

 

 

 

恋なんて ビタミン不足のハートは要らない

一つのかけがえのない想いをリピートし

テープが擦り切れるほど  頭の中で優しく殺めたい

 

 

ほんの数日、数か月の生活に

どれほどの言葉を並べれば償えるだろう

 

 

 

愛してる

そんなちっぽけな言葉しか綴れない

 

 

水を含み空へと旅立ち

雨という涙を流せたなら  どんなに楽だろう

 

 

 

いつか金色の涙さえも凪用のセカイに

私達を祝福してくれるなら

 

 

 

 

 

その時までは、

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

都会の吠える雑音のシャワー

 

 

暗い部屋で緑の糸に捕まった蝶のように

金に犯された人々の徘徊

 

 

見つけた!

 

氷の軋(きし)む音に耳にしたカタチある者を

水面下で見つけた脆弱な青竜の子

 

 

言葉遊びに飽きた 真の戯れを

泣いているのは お前だろう、自分を殺してと諭すように問うように

 

夜の風に頬を撫でられ 涙を掬(すく)われ

 

 

 

安心なさい

見つけたのはキミじゃない、私だ。

 

さぁ 薬を飲んで人ごみに溶けていく

静水、一口二口甘く体も脳も溶けるように

 

 

 

願わくば苦しまずにアイツと

 

 

 

 

その時までは

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

~他愛もない繋がり~

 

我は眠る

その静かなる冬眠の中 夢を見た

 

失くしたはずのパズルは

いつまでも いつになっても心の奥底の穴に眠るように

彼女が起きるなら 私は流れよう

 

 

星のヒカリに導かれて

光の結晶に酔いしれて

 

 

また思う

 

 

無情にも通り過ぎた日々

水湖の底で眠るような我が脳

 

予測不可能なものが人生なら

 

 

 

今世も彼女は行(ゆ)くだろう

そして 私も行(ゆ)く

 

雑音の降る都会で曖昧な二人暮らしの頃

 

 

 

絵に描いた愛だけ残して

言葉は憎しみに近いだけ優しい

何も無い 誰もいない用のない切なさが

今も我が心に

 

 

誰も居なくなった部屋の想像の海でヒトリ明けるまで

 

 

またの時まで

 

 

 

その時までは、

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

TIME after time War (15.war)__PART.2

 

 

~つづき~

 

ハッ!?

眠るような時間差か!?

 

俺が持っているモノを一撃の力にして、

1体ずつじゃダメだ……。

 

。。。。。ヤツは、、、影。?

 

 

 

そうか!光で影を消せば、

くっ、立て!!

プライム、モード、光輝の大剣、、ルールブレイク、

 

 

ユキ「こ、コンノ~」

ヴェノム「ゴフッ、、こん、の君」

八神「……コンノさん」

 

 

悪りぃな、待たせて。

 

 

 

 

いくゼ、

この一撃で決めてやる!!!

 

ハァァァァァァァアアア!!

 

 

キンキンキンキンキンキン!!

ドン!どん!でっかくなれ、俺から光を吸収しろ!

 

 

 

いくぜぇぃ!!

 

ヒカリの大剣!!

 

ルール、、ブレイクッ!!

 

せぃゃ!!

 

ラズバッ!!!

 

お、お、でが、また消える!?

 

シューーーーン。

 

 

 

八神「丁度、朝陽でヤツは瞬時に回復出来なかったみたいだね。」

 

 

コンノ「ん~なぁ~にホスト面を腫らせてる綺麗な顔で」

 

ヴェノム「コンノく~ん、カッコよかったよ。キラーン、ズバシャッ。って勇者みたいに。」

 

コンノ「ヴェノムよ、腫らせるのは胸だけにしろよな?」「可愛くボインにな」

 

 

ユキ「コンノ、アンタがやる予感はしてたけど、もっと早く来てよね!」

「私の綺麗な顔が台無しだわ。」

 

コンノ「悪りぃな、よく分かんねえ世界にいた。じぃさんが出てきた。」

「なぜかな、分かんねぇ。」
「だが、赤目黒をヤレた。いつも遅くて悪い。」

 

 

 

八神「さて、コンノさん何を望みますか?」

 

3人「はぁ?」

 

八神「赤目黒は、倒した者に何かしらの望みを与えるのです。」

 

 

 

コンノ「お、お、俺か?」

 

八神「そうですよ」

 

 

 

コンノ「だったら、超高級な鍋セットとか?」

 

ユキ「バカ!もっと考えなさいよ!」

 

コンノ「じゃあ、決まってらぁ!」

「赤目黒を、俺の式神にすらぁ!!」

 

 

3人「ん?んん~??そ、そんなこと。。。」

 

 

 

 

どこからか(聞き入れたり)

 

 

 

八神&ユキ&ヴェノム「んなアホな」

 

 

コンノ「3人の間抜け面に、プライムの回復弾を。」

ドン、ドン、ドンッってね。

 

 

 

んなら帰って夜食?

もう朝だから朝から鍋食うぞ。

 

 

八神「では、私は失礼しますね。」

 

コンノ「八神も一緒にどうだ?」

「ん?気になってたんだが、前にも赤目黒が現れたときは誰がやっつけた?」

「そして、報酬は?」

 

 

 

八神「死にました。身体を気に変えてヒカリと共に消えました。」

「人身御供ってやつです。」

「まっ、そんなとこです」

「私らからしたら父親みたいな方でした。ある意味ではコンノさんに少し似てましたが。」

折角の鍋のお誘いですが、私は、、あまりジャンキーな食べ物は、、、、いつかは、ご一緒させて頂きますね。

では、回復弾、ありがとうございました。

「イイ男に戻れました。。。。クスッ(笑)」

 

 

ユキ「チョイ、チョイ、チョーイ、コンノ!アンタねー、無茶が過ぎるよ!」

「赤目黒を、、、、神を、式神に、、、、って。」

 

 

ヴェノム「うぇ~ん、コンノ君、また死んだかと思ったよぉ~。」

 

 

コンノ「泣くな、死んだふり修行術だ。」

 

「ま、俺の影の中に赤目黒がいる。」

「良いだろう~、心強いだろ~。」

 

 

多分、ヤツは その時その場所に現れる試練。

だから、3人の場合だったから3体に。

殺ろうと思ったら一気にカタをつけれた。

 

だが、しなかった。

 

神は越えられぬ試練は与えないだっけ?

 

 

 

まっ、

とりあえず、疲れたろ、だろ?

 

帰って鍋食って朝寝すっぞ!すっぞ!(ニヤリ。)

 

 

そうね&うん!

 

 

 

 

 

今宵も?無事?

三匹はやり過ごし事により新たなチカラが。。。

度々に訪れる試練は、

刻(とき)がもたらす流用によるものなのか?

一国(刻)の王にならんがために、

回復の度に更なる大きな傷痕を残し、誰にも何にも負けない。

 

そんな思いを胸にしまい込んで、彼らは行(ゆ)く。

 

 

 

 

 

 

またもの時まで、御機嫌よう。

 

 

 

 

 

 

 

(war⑮)

TIME after time War (15.war)___PART.1

 

 

異世界からの産物

永い間 眠っていた最悪の感性のカタチ

願ってもない会者定離のルール

クスリの一欠けらでの一眼で浄土への扉が

人神、二神、未神、予感は実感へと

 

~その時、少年は~

 

 

 

トクン……トクン……..トクトク….

…トク………。。

ドクン!ドクン!!

 

はぁ、はぁ、はあ、ごぉぉぉぉぁぁぁ!!!

はぁ~、一致、、したぞ。。。

 

 

 

ユキ「うっ、、、な、なに?」

コンノ「ユキ~、もう食えねーぞ、腹いっぱいだぞう。むにゃむにゃ。」

 

ヴェノム「何かが、来る予感がする」

「能力者?いや、そんなもんじゃない」

「影?」

プッ、痛ったい!!!!イタタタタタ!!

先読みすると痛みが!?

 

ただ、影ということ。

 

 

 

 

来る、近いうちに、時が来る!

 

コンノ君に突然襲われた、試練が、

僕とユキ姉にも。

3人同時かも。

 

 

急いでココを離れて逃げよう、

ユキ姉!コンノ君起こして、、逃げよう!!

 

 

ユキ「コンノ!起きなさい!コンノ!!」

コンノ「んあ!?朝からなんだよ!」

「んあ!?夜中じゃねーか!」

 

 

 

ヴェノム&ユキ「コンノ、コンノ君、逃げるよ!」

 

 

コンノ「ん、何かがあるんだな!」

「あぁ~、わかった。」

 

タタっタタタタタッタタタタタ

 

 

大橋にかかった時!

ドンッ!!!!!!!!!

 

や、や、八神!

こいつが大物か?

 

ち、違う!

 

 

八神「皆さんいいですか?来ますよ!!」

 

 

雷鳴轟き、落ちたと思うと、

 

ズカーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

影?!

 

黒い人形(ひとがた)一つ

 

 

おぉぉぉまいらが、望みのモノたちかぁ?

 

 

八神「お前だけには、この世でまた会いたくなかったよ、赤目黒!!」

 

コンノ「なんだよ、八神、知り合いか?」

 

 

八神「ええ、私の知る限りでは当時フルパワーでも歯が立たなかったです。」

 

 

コンノ「ん?敵か?」

「そんなにか?」

 

「どーれ、俺がいっちょ稽古つけてやる!」

 

 

あ、コンノさん!!

 

コンノ「ヒャッホー、おらぁ、おらぁ、らららら!!」

 

 

ガンッ、ゴボォ、カキョ、ガスッ、グシャ、

 

赤目黒「ひーーとりめーー、。。。。」

「あと、さぁーーんいーーん。」

 

 

 

「割れ身。。。目目目」

 

その節刻、

一体が二体、二体が三体、

 

八神「やはり、1人1殺を好みますか。」

「皆さん、無駄だと思いますが最初からフルパワーで挑んで下さい!」

「今回は、あのお方はおられずか…….」

 

いきますよ!!

 

 

~コンノの中~

(オーイ、どした?誰かに泣かされたか?)

「んん~、誰だ?」

「ハッ、ココは!?」

「蔵の前?ハッ、じ、じ、じぃ~ちゃん!!」

(まぁ~た やられたのか?)

(やられたら、死んだフリ、昔から変わらんのぉ~。)

前の人格のコンノ「だって、僕が一撃する前にズタズタにされて」

「じぃちゃんに、また会いたくて、じぃちゃんに頭を撫でられたくて。」

 

何も言うな。。。

 

 

ガシガシ。ガシガシ。ヨシヨーシ。。

 

お前のもう一人を出せ。

 

うん!

 

なんだよ、じじい、オレは撫でていらんぜ。

 

(お前に言ってやりたくてな。)
(ヤツは、赤目黒と呼ばれる神の一つ。)

(身体が真っ黒で唯一、瞳だけが赤いこと。)

(今からずっと前に一度だけ見たことがある。)

 

赤目黒の正体は影。

そして、

今は3体に分かれている。

 

 

3体の場合は、

人神、二神、未神、という所じゃ。

 

 

どれ、時間差での闘いを見るか?

3人とも死にかけじゃよ。

 

 

八神「やはり、無理なのか、あの軌跡は、ぐへぇ。。」

ヴェノム「痛い、痛い、千切れる、ああぁぁぁ。」

ユキ「こんなの勝てっこない、ダメね、やられるだけだわ。」

 

 

コンノ「こんなにしなくても、もう負けてるじゃねーか!」

 

とかいう俺も、死んでるし。

 

 

(なーに言っている?)

(お前は死んでないぞ?)

(とっくにプライムの回復能力で傷なんて無い。)

 

 

あ、あれ!?

 

で、でも、あの八神でさえ手も足も出ないんじゃ。。。

 

 

 

アホウ、ヤツは影だと言ったろう?

 

お前のプライム、体術、他にも吸収力やらなんやら、

それをどう使えば勝てるか?

考えずに、感じるのじゃ。

 

 

…。ワシは、もう行く。

 

最後に言っておく。

全てにおいて無駄はないんじゃ。

 

ホッホ、じゃあの、いや、、、またな 、かな。

 

 

じじい、じぃちゃん!!

ハッ?!

 

眠るような時間差か!?

 

 

 

 

 

part2へ つづく