About 八神・八竜

神のシナリオを書き換えるっっ!!

記憶と思い出と答え合わせ

 

 

眠るように時間だけが過ぎて行(ゆ)く

 

世間という川の冷たさに ハッと

時間を思い出す。

 

 

記憶さえも疎(まば)らな日常

今も思う いつでも想う

 

アイツが助かるなら、私は浄土に。

 

 

なけなしの感情を自身に取り込む作業

 

 

澄みきった冬の風に声が出ることはない

季節が過ぎても、アイツの影はもう一つの桜

 

闇を強く心に宿して もう一度 試してみる

間違えているのは あの日のあの夜までなのか?

 

 

しかしながら、全ては定石。

 

 

今は その思いを胸に。

 

 

答え合わせは。。。。。。まだ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

 

石の上にも3年寝太郎

 

石の上に眠ること 三年

眠っていた魂が蘇る

3年で貯めたチカラが解放され感性が集結する

 

 

シンシンと泣くように降る雪の季節も、

ジリジリと焼け付く夏も、

哀しさ一杯の秋も、

何か浮ついた春の季節も、

 

いつだって 月は青い光を放ち

 

懐かしささえ身に染みて

時に夏の終わりには 妖(あやかし)引き連れ

 

星は瞬き人を導き惹きつけ

 

 

カラダに流れる緑の糸は巻き付き解(ほど)け

 

 

いつだって

2人で風の中を泳ぎ 答え合わせしよう。

 

 

結果なんて最期までの お楽しみに。

霞む淡い快楽の記憶に 全ては定石と。

 

 

 

いつか分かるであろう

アイツにも 私にも。

 

 

それまでは、

3年寝太郎より、

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

奇跡とは日々の。。。

 

 

 

奇跡 それはまさに砂漠に降る黄金色の雪

傷みや罪を許してくれるような優しさで

アナタの元へ きっといつかは届くだろう

 

 

寒さの優しさに包まれて

全てを許し 全てを学びと受け入れ記憶を美化せずに

 

今日も秘密の まじないを

 

あの日に先は見えていた。

 

 

あとは絶対的エネルギーの時の流用に身を任せ、

コレが全ての唯我独尊となるであろう

 

 

さて 今宵も眠りに着くまで現実と夢狭間で

広く流れるような至福の刻(とき)を

 

それでは

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

白幻の1秒

 

 

 

私と彼は一緒には居ないが、同じ空の下(もと)

同じ時間軸上に存在している

そんな風な自分でありたい 願いたい

 

 

大空に円を描いて叶うと信じ

 

キミが散ってしまった サヨナラの季節に

私も散ってしまいたい思いで 涙し

 

それでも、

優しい掌の中で育ったモノ

豊かな豊かなこのカラダ

 

偏りがちな思考回路から回復するが

されど止まらない  どうしようも止まれない

 

ひどく憂鬱な午後の調べに

私の中の泣きじゃくる子が

いつか泣き止むなら

 

大丈夫、夜明けを待とうと

そっと手を差し伸べるように

気持ちだけの交差でも良いことを告げる。

 

 

雨上がりの 風の気持ち

 

桜花の理 葉桜の頃

 

 

私は・・・・・。いまも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

悠々な夢現の狭間

 

 

ゆっくりと太陽が目を覚ます頃

月と交わした約束

空の雨上がりの丘に私は立つ

 

 

むせ返る麦の香りに今日をむかえ

今日もまた時の1ページを

 

アナタは間違いなく居た そこに居た

 

 

私からは何一つとしてあげられなかった

何も。

 

ただ今でこそ言えるのならば

私たちに間違いはなく

私という星と

キミという星が この宇宙(そら)で出会えたこと

 

今はその深海に眠る記憶だけで良い

青い空も海も

キミが居たという奇跡の一枚を思い出として静かに飾り眠ろう。

 

明日も晴れる気持ちでいられるように、

それまでは、

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

律雪に眠る思い

 

 

布を被せた窓の冬景色

色は白く 冷たく

音は近く遠い鐘の音が

空は青く 爽やかに

 

夢を待つ私は降り積もった邪気のない雪に

すべての真実は この雪が溶ける春に芽を出すだろうと

密かな希望を

そうなると良い そうであると良い

 

私はいつからか何かを探すように

 

手に取るように 放すように

また

逃がすように

 

幾たびも こういう景色は色褪せない

あぁ また一つ解いてしまう 叶えてしまう

 

 

そして またもの季節に変わるまで私は

今日も今日とて

外を見渡し ゆっくり布団の中で思考を巡らし冬眠を

 

 

春には また夏をあげよう いっぱいの満足の

 

 

ゆっくりと羽化まで

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

TIME after time War (13.war)

 

神の悪戯の苦しくて切ない遊戯か

根も葉もない愛なのか?

 

戻るに戻れない 引くに引けない

そこに理由なんてあるのか 混濁する日々

 

枯れた喉に目一杯の虹の雫を

 

 

~そのとき 少年は~

 

 

ユキは、八神と過去に行った時に知った。

知ってしまった。

 

政府の特務機関により自分たちの村が実験台にされたこと。

蔵を持つ家に古書を預けて、いつかは醒めたら古書戦争が起こるように仕組まれていた。

 

古書がある蔵は自分たちの他にも まだまだあったが

古書に骨も残らずに生力を奪われて命尽きる者が大半だった。

コンノの爺さんもその一人であった。

蔵には近づくなと、コンノの爺さんが言っていたのは、コンノの身を案じての事。

 

 

 

(私が、、、、私だけが知っていて良いのだろうか?)

 

 

この数日、夢を見る。

同じ夢を

とても きれいで悲しいゆユメ。

 

 

 

(打ち明けなくて良いのだろうか?)

 

 

 

ボーーっ。

 

コンノ「キ、、、ユキ、、、ユキ!!」

「鍋が冷めるぞ!!」

 

「はぁ~、お前が何か知っているかもしれないが、

話すつもりが無いならないでいいし、

話してスッキリするなら、それも良し!!」

 

 

「オレとヴェノムは無理には聞かない。」

「だな?ヴェノム?」

 

ヴェノム「ぅ……….うん。」

 

 

コンノ「まぁ、なんにせよ、鍋は熱いうちに食え!」

 

ユキ「何、その鉄は熱いうちに打て、みたいに。」

 

 

 

ヴェノム「…彼氏とか?」

 

ユキ「ちょっとヴェノム!!」

 

コンノ「そうだぞ!

ユキにだって彼氏くらいいるよな?」

 

 

ユキ「ギクッ(コンノのバカ)」

コンノ「彼氏くらいこの世界のどこかに居るわな!」

ワッハッハッハー

 

 

ヴェノム「じゃあコンノ君は?」

コンノ「ヴェノム、よーく聞け、

俺はな、俺の彼女はな世界中に居るんだわ!」

クックックック

ワァーッハッハッハァー!

 

 

ヴェノム「じゃあコンノ君、ボクも彼女かなぁ?」

 

コンノ「んたりめぇだろ!!」

 

ヴェノム「わーい!やったー!」

 

(ばかコンノ)

 

コンノ「んじゃあ、俺から発表!!」

ユキ「な、なに!?」

 

コンノ「俺らのチーム名だー!」

 

ユキ「な、なに、今更、チーム名なんて。。。」

 

 

 

コンノ「その名も、

蒼きカリスマ団だぁーー!!」

 

ヴェノム「わーい!ナリソメ団ー!」

 

コンノ「ヴェノム、ナリソメじゃなくて、カリスマだ。」

 

 

ヴェノム「わーい!コンノ君とチーム!」

 

 

コンノ「ユキ?ユキ!?

普段からオカシイけど、もっとオカシイぞ?」

 

ボーーーッとして。

今のツッコミどころ満載だろ?

 

どした?

 

ユキ「えぐ、、、、えぐ、、、、、ふぐぅ、、、、う、、、、ぅ、、、うん。ぇぁ。ぅ、うぐぅ」

 

どした、急に?

 

 

ユキ「自分で抱えようと、、、して、、、た、、、けど、

苦しくて、、、、夢、、、みたり。」

 

 

コンノ「話してスッキリするなら話せよ。

自分だけがとか、自分だけで抱えようとするな。

夢に出てくるくらい辛いよな。」

 

 

 

 

コンノ「ごめんな、気付くのが遅くて。」

 

 

そして、ユキは泣きながら少しずつ話した。

そう、全てのことを。

 

 

 

黙っている、ヴェノム。

静かに頷く、コンノ。

 

ユキは最後に一言、

。。。。。こめん。なさい。

 

 

まぁ、分かった。

 

俺の爺さんの事、ユキの事、村の事。

次からは一人で抱え込まないこと。

 

 

……うん。

 

 

コンノ「鍋が冷めたな、肉がサブサブ(しゃぶしゃぶ)になってしまった。」

なーんっつってーー。

 

 

ぎゃっはー、

クスクス、

ばか、

 

 

 

もう一度 食う前に軽く忍びに入るか?

スッキリしたところで。

帰ったらまた鍋だ。

 

 

 

それでは、キョーーツケーーー!!

な、なに?!

蒼きカリスマ団、出陣!

 

 

大きな声を出すと気持ち良いぞ?

 

わーい!

しゅ、出陣!

 

っしゃあーー!!

 

 

 

 

今宵も何かあったようで、無かったような

記憶に残る悔恨の念を解き

 

ふわりひらり、夜空に瞬く星風のように

三匹のケモノは駆ける。

行(ゆ)くてに何が待つか まだ本人も分からず。

 

 

ただただ・・ 永遠(とわ)のキミに逢いに

 

・・・・・・・・時間という名のキミに

 

 

砂時計は流れ続けて・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(war⑬)

 

 

 

 

 

白色の時間

 

 

ほとばしる閃光が我を突き抜けて

時の空間へと誘(いざな)う

 

 

やがて私だけの 私の思考だけのセカイへ

 

 

言葉にならない 言葉に出来ない

 

 

眩しくとも瞬きをしてはならない

いつもの頭痛は このセカイにはない

想い出もなにも無い

何一つとも

 

 

あるのは絶対的な 風に舞うハッキリとした白の思考

 

 

 

さぁ、両手を開いて

優しく掴むように 握るように

いつかはこの手に唯我独尊たる概念を

 

 

いつだってこの空間に色彩を

 

 

それまでは この世界で開花を待ち

辛くとも 苦しくとも

それが本当の生きる理なるものか

 

 

 

目を閉じて感じる

 

 

 

あぁ、もうすぐ暖かい夜明けの白へ。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

 

少女の戯れ

 

 

静かな時の調べに 少女の戯れ一つ

少女の瞳に映る色彩も、悲しみの陰りをみせ

 

 

本当にキミなのか 透き通る瞳に輝きは無く

 

泣き止まぬ雨は朱に、月は黄に、太陽は稀に

 

 

いいでしょう。

一つ二つ差し出せば、三つ四つになって返ってくる得に

イグニスの緑のカケラ拾い、

一振り二振り三振りで、私の魔法を

 

 

アナタが そう望むのならば、濡れた瞳の雫を

残らず食べて差し上げましょう

 

冷めた夏夜のユメのように

 

愛にも割れた不幸福いっぱいの

アナタにも目一杯の譲歩を。

 

その時が来るならば 私の交錯の中  瞳の中で戯れましょう

愛した分だけ

流した涙の分だけ

 

どうか 優しい傷を たくさん

 

 

 

 

 

 

アナタが望むのなら。。。。

 

 

 

 

月がまた昇るまでに。。。

いつかのように。。

 

 

また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

 

~太陽SunSun、お月Summer~ a short story ~

 

 

景気はどうなのかは

さておき

夜もだんだん暖かくなってきました。

 

夜が暗いのに怖がらない、孫のひーちゃん、

そして、みき爺。

 

 

昨晩のこと、

みき爺はポツリと一言。

「さて、ゴミを捨てに行こうかの。」

 

それをしめた!と言わんばかりに。

ひーちゃんは、元気よく一言!

「待って、みき爺、私も行く!」

 

 

やれやれ、そう思うと、

みき爺「じゃあ、ジュースでも買ってやろうでな。」

 

ヤッター!

ひーちゃん「おっさんぽ、おっさんぽ、楽しいーな♬」

「よーるのお散歩、たっのしぃーな♬」

 

 

 

「よいせ。」ドサッ。

 

みき爺「さっ、捨てたから家に帰るで。」

 

すかさずに、

ひーちゃん「みき爺!ジュース!!」

 

みき爺「おぉ、すまんすまん、すってんころりんと忘れとったわい。」

 

 

カシュッ!(蓋)

 

 

みき爺「歩きながら飲むのは良くないで、少し夜風に当たっていくかの。」

 

 

 

レモンジュースを飲みながら、ひーちゃんは言いました。

「ねぇ、みき爺?」

 

「なんじゃ?」

 

 

 

「太陽さんは、何でまぶしいの?」

 

ん~、、、みき爺は、ぼんやり浮かぶ月を見据えて言いました。

 

「それはね、太陽さんは頭がハゲているからだよ。」

 

「じゃあ、お月さまは?」

 

「そら、お月様は金髪だから黄色く光っているのさ。」

「ここだけの話、実は外国から来たんじゃからな。」

「外国といっても海外じゃなく異世界からじゃ。」

 

 

「お月様は、星たちにモテモテじゃが、太陽さんのことが好きで好きで、

後ろ髪を引いてばかりいるから太陽さんの後ろ髪がハゲて、

仕方なく前髪を後ろにやっても、また、お月様が引っ張るから とうとう太陽さんはハゲてしまったのじゃ。」

「大昔からな。」

 

 

 

「んん~、??」

「じゃあ、どうしてそんなことするの?」

 

 

 

「太陽さんと、お月様は一緒に お空に居ないじゃろ?」

「ぶっちゃけ、お月様は太陽さんが好きでな、でも太陽さんは お月様から逃げているのさ。」

 

 

「んんん~、なんで?なんで??」

 

 

「そら、太陽さんも満更では無いけど、お月様の好き具合がストーカー並みなんじゃよ。」

「だから、仕方なしに日食の時だけすれ違って、一言。」

「・・・・・・・ボクも好きだよ。。またね・・。」

 

って、言うんじゃ。

「じゃから夕日は赤いじゃろ?」

「一時の想いで、世界をダメにしないために。」

 

 

 

「この惚れた腫れたが、大昔から交わしてきた契りなのじゃよ。」

 

「お月様はだから、プンプンに怒ってても惚れ直すのさ。」

 

 

「ふーん、大人ってよく分かんないや。」

 

「ひーちゃんが、もう少し大きくなったら分かるかもな。。。」

 

 

 

「さて、じゃあ、ママが夕飯作って待ってるから帰ろうかの?」

 

 

 

うん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作・八神 八竜