あなたが置いて行くから私はよそ見をする
私は言う 君がよそ見をするから置いて行く
互いに優しく愛しさの分だけ傷をつけた
残るのは爪痕だけと知りながらも手を取り合い
病気闇な秒刻み
あの懐かしい夏の香りに寄せて
風に乗って寄り添う あの子の鼻歌
私は想う
あの頃のマスクメロンで喉を詰まらせるような
そんな優しい辛さに 今はもう
甘美なる苦言の
愛してるは…
愛していたに
枯れ果てる……
残されたのは悲しみと言うちっぽけな言葉一つ
私が寝ている時も私であり
太陽が寝ている時もまた太陽である
またキミが寝ている時も……
いつかの夜の虹を2人ぼっち歩けたら……な。
またね。