大海も彼女の涙の一雫から

 

あなたが置いて行くから私はよそ見をする

私は言う 君がよそ見をするから置いて行く

 

互いに優しく愛しさの分だけ傷をつけた

残るのは爪痕だけと知りながらも手を取り合い

 

 

病気闇な秒刻み

あの懐かしい夏の香りに寄せて

風に乗って寄り添う あの子の鼻歌

 

私は想う

あの頃のマスクメロンで喉を詰まらせるような

そんな優しい辛さに  今はもう

 

甘美なる苦言の

 

愛してるは…

愛していたに

 

枯れ果てる……

 

残されたのは悲しみと言うちっぽけな言葉一つ

 

 

私が寝ている時も私であり

太陽が寝ている時もまた太陽である

またキミが寝ている時も……

 

 

いつかの夜の虹を2人ぼっち歩けたら……な。

 

 

 

 

またね。

 

 

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