TIME after time War (4.war)

 

チカラの覚醒 、覚真

しかし

チカラの暴走

 

 

闇に眠る獅子達のゆくえ

征服しうる都市の糧  チカラの矛先にある 少年

 

 

 

~ チカラの使い方と誤りにある暴走 ~

 

「さて、ゆ・・・タナベ。」

 

「な、なによ、、ユキでいいわよ!」

 

 

「じゃあ、ユキ。」

「この都市を落とすには、どうしたらいい?」

 

 

ユキ「そうね、まずコンノの言う通り夜を征服することね」

 

 

コンノ「だな♬」

「そのためには まず金だな」

 

 

ユキ「私は、強盗なんかのお金は」

って思ってたけどアンタに付いてくと決めたから。」

 

 

コンノ「よし!」

 

「まずは、銀行を落としてまわるぞ」

 

 

 

いくぞ!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・幾夜の後。・・・・・・・・・・

 

 

 

ニュースでは、絶対に取られないと確信していた銀行が

次々と襲われ連日のニュースになっていた。。。。。

 

 

 

コンノ「ハッ、楽勝だな♬」

 

ユキ「そうかしら、私は何かしらの不安があるけど」

 

 

 

コンノ「だぁーかぁーら、お前は考えすぎなんだよ」

 

 

 

 

 

そのころ、

警察の上にも情報が伝わり動きが。。。。

 

 

 

 

「あなたの出番です。」

「期待してますよ。」

 

 

その晩、

コンノ「今日はココを落とすぞ」

「そろそろ金も貯まってきたし」

「目的はただ一つ、腐ったこの国を粛正する!!」

 

 

 

ユキ「はぁ~、また始まったわ」

「いいから行きましょう」

 

 

コンノ「おう!」

 

 

 

しかし、

 

 

パッパッパッパパパ(照明)

「君たちは包囲されている!!」

「大人しく投降しなさい!!」

 

 

!?

 

 

ユキ「なんでココが??」

 

コンノ「どうでもいい、蹴散らすだけだ!!」

 

 

 

 

ユキ「だよね♬」

 

 

キィィィィンィィィィンイ

 

!!????

 

 

コンノ「ちち、ち、、から、、が、m、、がぁぁぁぁ」

「う・・・うで。。が・・が・ががぁぁぁぁぁぁ」

コンノの指輪に変えていたプライムが カタチを変え暴走

 

 

 

 

ユキのマントのベアーも、

 

ユキ「キャーーーー、コンノぉぉ、そ、、そのウデ・・」

「あたしのマントも。。。。お、、、おもい・・・。」

「こんな芸当が出来るのは・・・・

能力者だけ・・・・・よ・・・。」

 

 

 

 

 

二人は離れゆく意識の中で・・・・

 

 

 

 

そして

朦朧とした意識で 虚ろ気に話が入ってきた。

 

 

警察「よぉ、今度の獲物は化け物らしいぞ」

「こちらも、能力者で対抗したらしいが あっという間だったと」

「能力者には能力者だな」

 

「おいおい、化け物には化け物だろハハハハハ」

 

 

 

 

 

 

コンノ「くっそ、」

「ぜってーに、倍返しをしてやる。」

 

「クハッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ユキと コンノの事態は?

怪異にも似たそのチカラの新たな予感

 

 

 

 

 

 

 

 

(war④)

 

 

 

 

 

 

TIME after time War (3.war)

 

チカラは まだ幼生

しかし

チカラの殻のカベを破り

 

 

闇夜のネオン街の都市

眠らない街 眠れる獅子の目覚めの刻 少年

 

 

 

~ 宿したチカラの使い方  序章 ~

 

「ここが都か・・。」

「いくぞ、プライム。」

 

キュィーイ♪

少年と発光体の行く処

 

 

!?

 

 

ドンッ、ドン、ドガガガガガ!!!!!

 

 

???「見つけたわコンノ!!」

 

 

少年(コンノ)「誰だてめえっ!!」

 

 

???「あの日の惨劇のクラスの・・・タナベの妹、ユキよっ!」

 

 

コンノ「あぁ~、サラッとプライムが食った奴か。」

 

ユキ「ああ、じゃないわよ!!アンタを潰すわ!!!」

 

コンノ「なるほど、このチカラ、能力者か。」

 

 

ユキ「御託はいいわ、ベアー、モード砲銃!!!」

 

ズカンッ、ドカンドガガガガ!!!!

 

 

 

コンノ「いってぇーな、このカスが!!」

 

囁く少年の内部

「・・・・こんなヤツに手間取るな、・・・お前もプライムのモード変化だ・・」

 

んぁ、声が、

 

 

ユキ「アンタ馬鹿なの?ボーッとしちゃって」

「アンタのソレ接近戦に向いてないみたいね。」

 

 

 

コンノ「ふひゅー、舐めてくれんじゃねーか」

「テメェのクマさんは、砲撃以外はツメってところか」

 

 

「プライム!!」

「モード変更、ショットガン!!」

 

「キュィーイ♪」

 

 

 

プライムは、コンノの腕に布状に巻き付き

 

次の瞬間————!!

 

 

 

コンノ「テメェも、、、逝っちまえぇーーーーーっっっ!!!」

 

 

 

ユキ「ベアー、バリアコーティングよっっ!!!」

 

 

 

ズカンッ、バリンッ、

 

バリン、バリン、バリバリバリンバリンっっ!!

 

 

ユキ「うそ・・・、な・・・・ぜ・・。」

 

血まみれのユキ。

 

ユキ「お兄ちゃん・・・ごめん、仇とれ・・なく・・・・て」

 

 

シュー、ストン。

 

コンノ「お前、なんで能力があるんだ。」

 

ユキ「お兄ちゃん・・・お兄・・・ちゃ・・・ん、ごめ」

 

 

コンノ「ちっ、しゃーねーわな」

ガチャッ

「最後だ・・。」

 

ドンッ

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。。。。。

 

ユキ「・・・・あれ?・・・傷がふさがって??」

「コンノ、あ・・・んた何を??」

 

コンノ「別に、プライムショットガンのcure modeで治した。」

 

ユキ「なんで、どうして、敵の私を!?」

 

 

コンノ「聞きたいことがある。それだけだ。」

「何も、お前の兄貴も死ぬ必要が無かったからワリィ。」

 

 

ユキ「私にまた攻撃されるとか思わないの?」

 

 

コンノ「かぁーー、めんどくせぇ」

「プライムの回復能力見たろ?」

「お前が、どうやって能力を得たのかは知らねーが、俺のプライムは、、、、というか、俺の中に何かが居やがるんだ。」

「俺の・・オレ自身の回復力もあるんだ。」

 

「それにっ、お前にヤラれるほどドジでもねーさ。」

 

「じゃあ次は俺の質問。」

「そのベアーだっけ?をどうやって手に入れた?」

「7回の召喚の意味わかる?」

「お前にも内なる声が聞こえて・・・・囁くのか?」

「モード変更は、どのくら・・・」

 

 

ユキ「待って、まって。」

「質問が多いから、解る範囲でいいわね。」

「まず・・・えっとぉ・・ベアーは、私の家の蔵で。」

 

コンノ「お前の家にも蔵が・・・・」

 

 

ユキ「ええ。」

「次の質問は、7回の召喚については、召喚の瞳の傷が自身を食い尽くすのよ」

「そして、私には、アンタのいう内なる囁き??って、聞こえないわ」

「モード変更は、あたしの場合は、ベアーが、クマに似ていたから、砲撃をイメージしたの」

「詰まり、能力者のチカラの分だけ」

「認めたくないけど、アンタのチカラは、かなりのモノよ」

 

 

 

コンノ「一息で言ってもらったけど、俺とお前の他にも、能力者は・・。」

 

 

ユキ「ええ。居るわ」

「私たちの家の他にも蔵があるはずだから」

 

 

ユキの二の腕の瞳の傷から、ナミダのような血が。

 

ポタ、ポタタ。

 

ユキ「この瞳の血が流れると1回の召喚とカウントされるの」

 

 

コンノ「あはは、ははは、ははははは」

 

 

ユキ「何がオカシイの!!」

 

 

コンノ「オレ、無意識にプライムを召喚し続けていた」

「そして、内なる声が聞こえてる」

「プライムを、指輪などの装飾品にして、召喚を抑えろってなぁ」

 

 

 

ユキ「っっ!?」

「そ、そんな、私のベアーも召喚の回数を抑えれるの?!」

 

 

コンノ「知らねーよ」

「やってみろよ、強くつよく、イメージするんだ。」

 

 

ユキ(ベアー、お願い、イヤリングに・・・・・)

 

コンノ「マントっっ!!!」

 

 

ユキ「へ!?マント??」

 

 

 

バサッ、

 

 

コンノ「たぁー、はっはっはっは」

「雑念が入ったな、修行不足だな」

 

 

ユキ「アンタねーー!!」

「・・・ま・・まぁ、ありがとう。これで、召喚回数は減らせれるわ」

 

 

コンノ「お前、これからどうすんの??」

 

 

ユキ「わっ、・・・・私は、アンタに借りと貸しがあるから、・・しょ・・に」

 

 

コンノ「ん?」

 

ユキ「一緒に行くわ、何時も命を狙ってやるんだからっっ!!」

 

 

コンノ「ん。。。了解。。来るんだな。」

「先に言っておくが、イジメを受けていたけど、お前の兄ちゃんゴメンな。」

「いつでも、勝負してやるから、狙って来いよ・・・・。」

 

 

ユキ「無神経。バカ、マヌケ、このトンマ。」

(な、なに、、こんな、、やつに、ムネが・・ざわめく。。。。)

 

 

 

 

コンノ「よし、取り敢えず この街の夜を牛耳るぞ」

「王は一人でいるものだからな」

 

 

 

 

少年と 少女は この都市を舞う。

 

 

 

 

 

 

 

 

(war③)

 

 

 

 

 

 

 

TIME after time War (2.war)

 

小さな町 ちいさな蔵

月入りのような夜明け

 

悲しみと怒りの刹那の刻 少年

 

 

 

~ こころに寄生したチカラの囁き ~

 

「あ・・れ・・・、ぼ・く・・・」

「寝て・・たのか・・・」

 

少年は むくりと起き上がり

一部の記憶の欠落に気づかず

何事もなく

 

外へ

 

「眩しいな・・・。」

「いま何時頃なんだろう」

 

少年は自分の人格の変化に気づかない・気づけない

 

「がっこ・・・・・行こ・・。」

 

少年のおじいさんの遺体は無かった・・・・・・。

 

 

いつもと変わらない日常

いつもと変わらない風景

 

なにかが違う・・・・・。

 

少年は違和感に気づけない・気づかないフリ

 

「よぉーコンノ、金、持ってきたかよ」

 

「お金?」

 

「んだよ、ボコられにココに来たのかよ」

 

「コイツなめやがって!お前に生きている資格なんてねーんだよ!!」

 

 

「い・・たい・・・・・」

 

 

「はぁ?当たり前だろ殴ってるんだから」

 

 

「あ・・た・・ま・・が・・・い・・たい」

 

少年の右手が無造作に何かを描く

そして」ソコに何かをオトシタ

 

その瞬間に

すべてが闇に飲み込まれた

 

教室は ざわめき 混沌の中

 

ひとつの発光体

 

「わー、かわいい、、、う・・・・さ・・・・・・ぎっぃぃぃぃい」

 

ソレは 兎のソレ

 

なにもかもの惨劇が終わった後 少年は

「やっぱり、なにかが違って見えたんだ」

「すべてが怖かったのが  すべてが小さな生き物に。」

ククク

「やっぱり俺は願ったとおり」

 

 

少年の額の傷に眼が開き 瞬きひとつ

 

ぽた。。ぽた・・・・。。。

 

 

額の眼が流したような 涙のような血

 

 

「あぁ!?」

「ああ。そういうこと・・な。」

 

 

「よし・・確認した」

「解くか・・。」

 

 

少年の右手が無造作に動く

 

闇の空間は少年の右手に収まった。

 

 

「この世の偽りの安堵に混沌を・・・・」

 

 

「いくぞ、プライム」

 

 

「キュィーイ!」

 

 

 

少年?は教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

(war②)

 

 

 

 

 

TIME after time War (1.war)

 

田舎の町

朝もや漂い 草木眠る夜明け

 

ひとつの命の消え行く刻 少年

 

 

 

~ 少年のチカラの産声 ~

 

あの朝、蔵の前で じいちゃんが倒れて死んでいた。

あの時気づかなかった、気づけなかった額の印の傷。

 

ぼくは泣きながら

「じいちゃん」と幾度も叫び泣きながら鳴いていた。

 

じいちゃんの体を揺さぶったときにポケットから蔵の鍵が落ちた。」

 

蔵には決して入るなと 小さなぼくにいつも叱っていたじいちゃん。

なにかある。

 

ぼくは じいちゃんが キライで好きだった

普段あまり褒めないけど学校の成績より何より、皆がきらうじいちゃんの不思議な話を心躍らせて聞くぼくの頭をなでてくれるときの優しいじいちゃん。

 

じいちゃんが死んだのはこの蔵の中にある。そう気づくのに時間はかからなかった。

漂うカビ臭い匂い、気味の悪い湿った空気。。。。。

 

 

じいちゃんの言葉。

「蔵には決して近づくな。」

 

泣きながら一歩、また一歩。

奇怪な静けさ。

 

ぼくはなぜか一冊の古書を手に取っていた。

怖さの中で縋る気持ちで灯りのない蔵で とにかくワラをも掴む思いで手にした古書。

 

 

 

そのときに気づいていればよかった。

あのとき逃げ出していればよかった。

 

 

難しい漢字のような文字。

「なんだろうこの文字?」

「えっ・・ここ・・・光って。」

「しょ・・う・・・・か・・ん?」

「な・・な・・・・かい・・の・・・しょ・・・・・う・・かん」

 

ぼくは この文字を覚えている。

 

じいちゃんが見るなと書いていた文字だ。

 

 

 

理解しろ・・・・・!!

 

「ほ・・・本が・・・しゃべった!?」

 

 

 

「お、まえ。に、チ・・カラをやる復讐の・・チカラ・・。。。」

 

 

ぼくはその場に倒れ。。・・・・・・薄れいく意識の中で祈りにも似た願い・・・・・。

「ちからをください。がっこうのみんなをおどろかす・・・・黙らせてやる、チカラを!!」

 

 

 

 

???「・・・・・理解した」

 

 

「え・・・・・・、ぼ・・・く・・。」

 

 

 

あのとき気づけばよかった。

あのとき気づけなかった。

 

 

 

 

 

 

 

(war①)

~やっと来てくれた、やっと・・やっとこれで・・・・~

 

 

青年は、

都会の片田舎で学校に通いながら近所の子供の世話をしていた。

青年の名は八神。

 

 

青年は、いつも一人ぼっちの少女に構っていた。

 

 

もちろん、みんなの輪の中に入れるようにと促していた。

青年は、近所の子供たちのヒーロー的存在と言ったら、

大げさだが そんな感じだった。

 

住んでいるアパートの2階から顔を出せば、

 

 

 

八神さーん、降りてきて遊ぼー!!

 

 

と、呼ばれては学校の無い日は遊んでいた。のか、

遊ばれていたのか?

その当時は、

近所のみんなは幼い小学生とか中学生や、はたまた園児もいた。

 

そんな中、青年は、いつも一人を好む女の子を一番構っていた。

なぜか、輪の中に入っても抜けて来る。

 

 

 

「XXXちゃん、みんなと遊ぶのがイヤなの?」

「イヤじゃないけど、なんか八神さんと一緒に居たい。」

 

 

正直、姪っ子と同じ年の女の子だったから、悪い気もしないし、でも、みんなの輪の中に入って欲しかった。

 

 

青年は、みんなと遊んでいる時も、その子が心配で目をいつもやっていた。

 

青年の前にその女の子が来ると、合図を出すのだ。

 

なんの合図なのかというと、

抱っこか、肩車の合図だ。

 

 

正直、小学生なのでコトバでいうのは、恥ずかしいのか、合図だった。

 

 

それを見ていた他の子たちが、

「オレもー、オレもー、私も私も」と言った具合だった。

 

 

そして、また女の子は一人になる。

 

 

みんなその子がキライではないが、

ドッチボールしてても、急に草花を摘んだりするので、

自然と一人になっていた。

 

 

青年は思った。

(ダメだ、ダメだ、一人はダメだ。絶対に。)

 

青年は、過去の自分のイジメによる一人ぼっちだった記憶があるので決して、諦めなかった。

 

 

女の子は言った。

「あのなー、八神さんはなー、XXXのなー、この時間はなー、お父さんなー?」

 

青年は、泣きそうになりながら、

「わかったよ、わかった。このみんなと居るときは、XXXちゃんのお父さんな、よし、わかったよ。」

 

 

 

青年は、約束は守る人間だった。

昔の自分に重ね合わせていたのかも知れない。

青年は、学校に通いながら、近所の子供たちと遊び、学校を卒業した。

青年は、就職した。

 

その時には、近所の子供たちも人数は減っていたせいか、女の子も輪に入っていたように見えて、ホッとした感じだった。

最後にコトバを交わしたのは、

 

「八神さんなー、わたしなー、小さい時から物語書いててなー、八神さんが、おじいさんになる頃にXXXはTVに出てるかもよー!」

 

 

青年は、言った。

「じゃあ、仕事頑張りながら、TVをいつもチェックしておくよ♪」

 

 

最後に覚えている言葉はこのコトバだった。

 

 

 

 

。。。。。。。。。。。。。そして、数年。

 

近所の子供たちも習い事や年齢も重ねて、集まることは無くなった。

 

青年は、あのいつも一人ぼっちを好む女の子が気がかりだった。

 

 

でも、、、、、、、、、、、、、、、、時は残酷なものだ。

 

 

 

 

青年が久しぶりに道端で会った。

しかし、女の子はコトバを交わすどころか、目も合わさずに。

まるで、知らない人の様に青年の前を通り過ぎた。

 

 

女の子は、中学生になっていた。

 

 

青年は、納得した。

何を。なぜ。。。。。

兎に角自分に、そんなもんさ、と納得させた。

 

 

 

そして、さらに時は過ぎ。。。。。。。。。。。

 

 

青年はもう青年と呼べれる年齢ではなくなった。

青年の4人姉兄弟の叔父さんになっていた。

 

時は、残酷なものだ。。。。。。。。。。。。。

 

 

当時の青年は、30代になっており、

もうあの頃の体力も何も無くなっていた。いわゆる絶望の崖に立っていた。

 

 

思い出すのは、過去の事ばかりだった。

 

 

 

家族にもみくちゃにされた事。イジメに会った事。色々な黒いものが塊になり。。。。。。。。死を決意した。

 

 

 

 

その晩、睡眠薬で死のうか、

包丁で湯船の中で、暖かいお湯の中手を切って死のうか、

色々思っていた。

 

 

 

 

 

その時、泣きながら、もうダメだ、もう手遅れなんだ、と、頭を巡っていたコトバが一瞬消えた。

「八神さんはなー、XXXのなー、この時間はなー、お父さんなー?」

そのコトバが死を緩めた。

 

 

あの子、やっぱり天使だったんじゃ・・・・。

 

 

当時、姪っ子と同い年くらいのあの子は、天使なんじゃないかと、

当時の子供たちの一番年上の男の子に言ったら、

「八神さん、仕事と勉強のしすぎで頭が疲れてるんだよwwwwww」

 

って、余計な事も一緒に思い出されたが、

 

 

 

その夜は、死を決意したので、興奮していたが、まどろみの中眠りに着いた。

夢を見た。

 

 

 

「・・・さ・・ん・・・・や・・が・・・・・みさん、・・・・・やがみ・・さ・・・ん」

 

八神は、夢の中か現実か分からない中、当時のXXXちゃんを見た。

 

 

 

八神「XXXちゃん、やっぱりキミは天使だったんだね」

泣きながら言った。

 

 

少し、その子は黙って、

「八神さんが、あまりに自分を犠牲にしてきたから、迎えにきたんだよ♪」

 

 

続いて、

「私、勉強したの色んな難しい本も少し読んだ、パパの本。八神さんはお父さん。パパはパパ。」

「救世主は、迫害者になり、最終的には犠牲者になるんだって。」

「心理学?の本では有名なコトバだよ? あ、八神さんは琴乃葉と読んでいるネ♪」

 

 

私がナゼ、現れたと思う?

「八神さんの今の抜け殻の状態に、当時の八神さんの記憶のチカラを注ぎに来たんだよ?」

「さっきは、迎えに来た、って言ったけど。ちょっと脅かしたかったのと、少しでも気分が楽になれればなー。ってネ☆」

 

 

 

八神は言った。

「私を、天国に連れて行ってくれるんじゃないの?」

「私の命を優しく奪ってくれる為じゃないの?XXXちゃん?」

 

 

 

その子は言った。

「あの時に言ったでしょ?私はTVに出るの。将来。

だから、今は中学生をしながら色々してるの。」

「八神さんが、あんまりにも死にそうな顔して歩いているのを何度も見て・・・・・。」

 

 

ポタポタッ

 

 

八神「泣いてるの?」

 

XXX「泣いてるのは八神さんです!」

 

 

八神「はは、本当だ。こ・・コトバに・・・ならないくらい・・・泣いてます。」

 

 

XXX「八神さん、思い出してナゼ、私が一人で居たのを皆の輪の中に入れようとチカラを使っていたの?」

 

「私を助けるというか、過去の自分と照らし合わせて、してくれた善の事だよ」

 

「今、誰も集まらないアパートの前にたまに出て思い出して、あの頃をチカラを取り戻して」

 

「私は、死神ではないの!天使かも?。。。だけど!!八神さんが死を覚悟した時に私に届いたの!」

「お願い死なないで!!八神さんが、ヒーローだった頃を思い出して!死なないで!」

「・・・ね・・・がい、・・・・・死な・・・・・ない・・・で・・・・・・・おね・・・・・・が・・・・・・・。」

 

 

 

ハッ

 

 

目を醒ました。

八神は考えた。

たとえ、いま道で無視されても、やっぱりあの子は天使だったんだ。

たまに、みんなが集まっていたアパートの前に立ってみるか。

八神は、住んでいるアパートの前に立ち昔を思い出してみた。子供たちの記憶が甦る。

 

 

小学校3年だった男の子が高校生とか幼稚園児が、もうそろそろ中学生、みんな年を重ねたね。

 

 

 

 

。。。。。。取り残されたのは、私かも知れない。

 

 

 

死なないよ。

まだ、少しチカラがある内にもがくのではなく、あがいてみせるよ。

 

 

夢でもアリガトウXXXちゃん。

 

 

私は、また私から僕に戻っていてしまったよ。

 

 

私に切り替えます。

 

私の記憶の中の天使、XXXちゃん。

ありがとう、もう少し頑張るよ。

 

 

 

夢でも幻でも良い、キミはやっぱり天使だったよ。

 

八神は、これから最後のチカラを振り絞って、少しでも生きようと思った。

 

 

これは、

「私の物語だ、人生という名の、私の物語だ。」

ナミダが出やがる。

 

「やれるだけやる。その後は、今度は、命を奪いに来て欲しい。」

 

 

ありがとう。

 

私の住んでいるアパートの前に集まっていた子供たちと私に幸あれ。

 

 

 

 

 

bye-bye

 

 

 

 

夜行性のカタツムリの治療師

八神・八竜(千生・我想)

 

 

 

~月の螺旋を歩いて~

 

 

 

歩いた

神の靴を履いたモノは 月の螺旋を歩いた

月の裏側で行われている情事を知りながら 目をやりながら

 

靴を履いたモノは やがてケモノになった

天使にもなれずに 悪魔にさえもなれずに

 

ただ  ただ  歩いた

 

歩いている内に 考えた

そうだ月の裏側だから 神々も見えないんだ

みんな見えないんだ

 

情事を行っても 見えない

 

 

 

「ケモノはヒトになった」

 

 

「人間というケモノに」

 

 

 

気がつくと この星にいた

冷たい太陽の光の下

 

彷徨い 行ける所まで行こうと

 

 

 

予感はあった

 

 

 

 

予感というのは いつも 冷たい太陽に起こされること

空はいつも 灰色

人間のケモノは 考えた

空が灰色だから 太陽の光が冷たいのか、と

 

 

 

創った 必死で創った

創っては落ちて また創っては

ソラの上に行こう そう思い

 

 

千年かかった

一気に加速装置で天使のように 舞い上がった

灰色の空を 突き抜けた

 

 

そこには 世界ではなく、セカイがあった

太陽の光が暖かかった

 

ふわりふわり雲の上に立つと

 

 

 

 

八つの神が 待っていた

八つの神は言った

「千年、よく我慢して試行錯誤した」

 

 

もう その加速装置は要らない

~翼をあげよう~

 

「これからは ここで仕事をしてもらうよ」

「暖かな太陽の光が お前の糧となろう」

「背中の翼で この灰色の空の下の人々を救ってくれるか」

 

千年王(ケモノ)は言った

「必要とあらば」

 

 

八つの神様、一つ質問しても宜しいですか?

「私は誰で、月の螺旋を歩いていたら・・・・・・・・・・・。」

 

「その答えも じきに分かるだろう。・・・・」

 

「私の名前はいったい・・・・・・。」

 

「お前の名前は・・・・オロチ、、、、ヤガミ・オロチだよ。」

 

「ココにいる八つの神」

「そして、我々は竜神だから八竜と書いてオロチ。」

 

 

「キミは、八つの竜のオロチ」

 

「そう決めた。。。」

 

「いずれ、キミの名前の意味も何もかも分かるだろう・・・・。」

 

 

「それまでは、世界の浄化だよ。世界をセカイに変えるためのね。」

 

 

・・・・・・いつか、 いつの日か、 灰色の空が無くなるまでのね。。。。。。。。。。。

 

 

 

「分かりました。今は何も考えずに浄化の仕事に行ってきます」

 

 

 

・・・・・・・・・・いつかは、自分の本当に気づいて、知りたい。

 

ただ・・・・・・・・・知りたい。

 

 

 

今日も、八神・八竜は、世界の浄化のため、記憶?を取り戻すため飛び続ける。。。。。。。

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

夜行性のカタツムリの治療師

八神・八竜(千生・我想)

 

 

 

~記憶リセット・プロジェクト~

 

 

 

今宵、記憶リセット・プロジェクトを始めます。

 

いいかね?八神君?

 

はい・・・・、、博士。

 

キミは何も無い、ただの人になる、記憶はおろか、感情もなくなる。

 

・・・・・・はい、博士。

 

と、言っても生きていく上で自身の能力に気がつくだろうが。

 

 

なにか、データを残しておくかい?

 

 

2つだけ。、

痛みが欲しい、愛おしい痛みが欲しい、

この世のどこかにある痛み。愛しの痛み。

 

 

そして、

この世に愛おしい人がいたという傷を。

 

 

 

ふー、キミは残酷なまでに自身を傷つけるね。

 

いいんです。

このままでは、いずれ私は死んでしまうから、記憶リセットに賭けているんです。

 

 

では、その服に着替えて、その機械のケースに入りなさい。

 

 

キミにとっては一瞬のことかもしれないが、

時はかなり進んでいるよ。

 

 

さっきのデータ必ずアタマに入れておいて下さいね。

 

 

では、博士さようなら。この世の全ても忘れるんだ。。。さようなら。

 

 

カウントダウン・・・・

 

 

10・・・・・8・・・・・・7・・・5・・・・3・・・・・・ブツッ」

 

 

ビーーービーービーー

 

 

予期シナイ事態ガ起コリマシタ。。。。。

研究員ノ方ハ、外ヘ非難シテ下サイ。

 

 

「八神君!!起きなさい、八神君!!!!」

 

 

 

 

「・・・・は・・・・か・・・・せ・・・・。」

 

 

!?

 

ハッ!!!

 

 

「貴様、誰だ?」

 

 

 

黒のトレンチコートに、黒のTシャツに、黒のフェイクの革パン。

 

 

 

「八神君、キミはカウントダウンの最中機械の誤作動で・・・・・グッ、、、ググッグッグググウググウグ。」

 

 

 

「やかましい、黙れ。」

 

 

 

「オレは、誰だ?」

 

 

「八神?それが、オレの名か?」

 

 

八神君!!

 

 

「黙れ!!!!!

貴様は、そのまま死ね。」

 

 

 

 

ドサッ

 

 

「ア・・・・・タ・・・・マ・・・・・が・・・痛い。」

 

 

 

こんな研究室みたいな所にいるからだ。

 

 

 

外に出よう。

 

なんだ、太陽が近く感じる。、

 

ん、

 

ポケットにサングラスか。。。。。丁度いい。。

 

 

この世界で生きるのか?

 

とりあえず、食い物を探そう。

 

 

研究室を後にした八神。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

博士は、息を引き取る前に、

「八神君、君の記憶のリセットは成功した、

しかし、

キミが思っていた性格とはかけ離れている。、

狂気のような、

しかし、

深い愛も眠っているはずだ。

 

生きなさい、

キミの前の性格では長生きは出来なかっただろう。

キミは生きるべきして、あの事故で生きていたのだよ、時は過ぎてない。

キミの覚醒をこの世界が待っている。

世界をセカイに変えるための。

会えて良かった、私の研究は失敗であり成功だ、

グググウハッ」

 

博士は最後に祈り息を引き取った;。

 

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

 

「八神とか言ってな、

無意識に持ってきたこのアタッシュケースに何か?」

 

 

パチッ

 

白衣(ドクターコート)

時計

携帯

指輪(5つ)

 

 

 

よく分からんが、あの機械のケースに入る前の物か?

 

 

!?

 

 

 

キンッッ・・キン・・キン・・・・キンッ・・

 

なんだ、アタマに声がぁぁぁぁぁ

 

(痛みをくれ、痛みのデータが欲しい、愛しの痛みが)

(愛する人よ、生まれてきたらrtがhgっはhsdhさd)

 

 

ぐぁぁっぁぁっぁぁ

 

 

 

はーはーははーーはーーーはぁーーー。

 

 

クソッたれ!!

 

 

ポトッ

 

 

あ”ぁ

 

名・・・刺。

 

 

 

ピピピピイピピピピピピ

 

 

携帯。

 

 

 

ピッ

 

 

 

「あ、おろち君、

今日の特殊治療たのむよ。

今日の夕方3時いつもの所で。」

 

 

 

治療!?オレが??

 

 

「え、キミ、おろち君だよね?

今日は酷いんだ、じゃ待ってるよ。」

 

 

 

プツッ

 

 

また、アタマに声が、、、、、、「「

 

(ドクターコートを着て、指輪を順番にはめなさい)

 

チッ

 

八神は、しぶしぶアタマの声に従った、

 

キーン、パチパチッ

 

 

なんだ、二段返し、、、、三段返し、、、、、、神経、、、、、筋繊維。。。骨、、、脊髄。。。。

 

 

 

治療!!!!!!!!!!

 

 

なんだ、流れ込んでくる知識が、川の様に。。。。。

 

 

 

出来る!!!!!!

 

 

はははっはっはhっはっはっははは。

 

 

何でも治療出来るぞ!!!!

 

 

 

この世の苦しんでいる者ども、治療してやる!!!!!

 

対価を用意して待っていろ!!!

 

 

オレに治療できないものは無い!!!!!

 

 

しかし・・・・・・、、

 

 

 

・・・いや、

 

何も今は考えたくない。、

 

 

場所は、、、、、、、断片の記憶で走るか。

この研究室のとなりに置いてあったバイクで。

 

 

「3時だったな。」

 

 

治療費は、四千円だ、ククッ

待っていろ、

一緒に入ってきた知識に、今の整骨院にチカラは無い!!

能力のカケラも無い!!!

 

 

この世の苦しんでいる者たち、整骨院じゃ、治す事は無理なんだよぉ!!

小銭で治るものか!!!

治したけりゃ、オレが診てやる、

 

 

この世は、結果がすべてだろう????

 

だったら、整骨院に行っても無駄だ。、金のなぁ!!

 

 

 

さぁ、記憶のカケラとこの能力で、生きる。

行くかっっ!!

 

八神は、

今日も、依頼者の元へ向かっている。

 

 

~記憶・リセットプロジェクト~

おしまい

 

 

 

~今宵の月夜に常世の御話しを~

 

 

 

少年は夢を見た。

何かに襲われる夢。

 

この世のモノとは思えないモノたち

それらは言った。

「主の魂、絶望の奈落の底で一番美味しく喰ろうてやろう」

 

!?

ハッ

目が覚めた。

少年「朝かぁ、うあースゲー汗かいたな。」

「何か見たような・・・・」

 

母親「ミカドー、朝ゴハンが出来てるわよー!!」

少年「はーい、いま行く」

 

少年は何気なしに普通の子供と同じように生活していた。

今宵も夢を見た。

????「我らは、主を決して許さない。64564この数字を魂に刻んでやる。。。。。」

「せいぜい絶望するまで少しでも苦しみを刻んでやる。」

 

!?

ハッ

少年「また覚えてないけど、嫌な夢を見たような。・・・・・」

「うわっ、また汗びっしょり」

 

母親「ミカドー、朝ご飯、降りてきなさい!!」

 

 

<学校>

友達「最近、ミカドのヤツぐったりしてるよな。何かあったのかなあ。。。。」

 

友達「ミカドー、ドッチボールしようぜ」

 

 

以下、少年→ミカド

 

 

ミカド「悪い、調子がすぐれないんだ。また今度」

 

不思議な事に、ミカドは、その晩から妙な夢を見なくなった。

それから、ミカドは大人になった。

何の、苦労もせず。

 

ミカド「世の中はクソだ!!整骨院の学校なんかに行かなきゃ良かった」

ミカドは、上京して整骨院の資格の学校に行っていた。

 

バイトはしたが、どれも長続きしなかった。

 

ミカドは、ハッキリ言って、人付き合いがヘタだった。

 

 

自分より能力の低いものに対して、

あからさまに、表情や態度に出てしまうのだった。

 

 

そんな時、ある人に言われた。

「世の中は縦社会なんですね、

だから、上司が黒と言えば白も黒になるし、

モノマネをしろと言われたらしなければならない。

それがイヤだったら、

自分が一番上に立つ。つまり、起業しなければならないんだ。」

 

 

「トップに立つ。ミカド君には出来るかな???」

 

ミカドは、ある本を数冊だけ古本屋で購入し起業した。

スッカリ高校の時の容姿と気配が消えていて。ガテン系だったが。

それでも、美しかった。少年のように。

。。。。。。。。

騙されて、虐められて、イジられて、言えない様な事までされて。

なんで、他の人のように上手くいかないんだろう。

 

ミカドは、ほとほと世の中に疲れていた。

 

・・・・・・

ある晩の夢の中で、声が聞こえてきた。

???「今宵の月夜に常夜の恨みを・・・・・。」

 

うわぁ!?

 

ミカドは、飛び起きた。

 

なんだ、今の声は。。。。。

 

久々に嫌な汗をかいた。。。。。

 

兎に角、食うためにお金を稼がなきゃ。

 

ミカドは、素直な子だった、

人からピュアだとか純粋とか言われる人間だった。

それゆえの、それゆえの、

仕事の出来なさだった。

 

 

 

<間違った事がキライ。>

職場での衝突はいつものことだった。

 

 

 

「どうしてオレは、こんな能力の低い奴らにペコペコしなきゃならないんだ。」

 

起業したからには、頭を下げるのは客に対してだけだ。

 

 

ミカド「客も、素人判断で物事を言うな!!黙って治療のプログラムを受けろ!!」

「下らない質問にイチイチ答えていたら、ラチがあかねえ。チッ」

 

ミカドは、面白くもない仕事を終えて、ショボイ飯をお腹につめて寝た。

 

目を閉じて、考えていた。

 

オレの人生は、ロクなものでは無いな。

 

 

 

弟の言葉が頭をかすめる・

「ミカド兄、人生は最後の最期までわからないから、いつもポジティブに笑顔を忘れないようにな!!」

 

 

 

はぁ~。

笑顔なんて作れません。

 

もう。

死にたいです・

ミカドは、その夜。死を覚悟した・

目を閉じて、包丁の刃を胸に当ててベットから転げ落ちたら、死ねるだろう。

 

::::::

そう考えた瞬間!!

 

忘れていたあのモノたちの声が聞こえてきた。

????「言ったろ、お前の魂に64564の印(イン)を刻んで人生の絶望まで追い込むと。」

 

「我らは異形の形のモノなり」

 

「お前に命を殺されて、集まった小さなモノが集まって出来たモノたちなり」

 

「ヌシ、子供の時の夢を覚えておるか??」

 

ミカド「????どうなってんだ!子供の時の夢???」

 

????「ハッキリ言おう、お前は蟲を殺しすぎた。」

 

ミカド「蟲だって??」

 

・・・ハッ!?

 

ミカドは、小さい頃に、蟲やモノを残酷に殺してきた。壊してきた。

 

解剖。。。爆竹、、ワザとカマキリの生贄。。。。。

 

数え切れないくらいの残酷なことをしてきた。

 

???以下、異形のモノ

 

異形のモノ

「お前を高校の時にワザと鬱にさせて出逢いを作ったのも我らだ。」

「お前は、気付いていなかったが、

周りにいた者達は全て我らだったのだよ。ククク」

 

ミカド「ウソだ、ウソに決まってる、そんなありえない。」

 

「コレは悪い夢だ、また眠れば朝が来て・・・・・。」

 

異形のモノたち「では、今宵の月夜に一つ教えてやろうか」

 

「お前の魂に刻んだ64564の意味が分かるか?」

 

 

ミカドは震えながら首を横に振る。

 

異形のモノたち

「教えてやろう。64564、つまり、ムシゴロシ」

 

「ハッハハハッハアッハハハッハ、」

「さぁ。絶望の中死ね。」

 

 

ミカドは、震えが止まり言った。

「観念するよ。オレが悪かった、、、、くっ・・」

「さぁ、殺してくれ」

 

 

「ごめんな」

 

ミカドは、世の中の何もかもが蟲たちに踊らされていたと悟り、

世界はセカイであり。、蟲のセカイであった事に。、絶望しきっていた。。

 

諦めがついた。

 

さようなら。。。。

 

 

その瞬間!

 

 

今まで生きてきた中で、

一番の絶望の中で、二人の人間のコトバが頭をかすめた。

 

 

 

\\弟

「ミカド兄、人生は最後の最期まで分からない。

いつも気持ちはポジティブに笑顔を忘れずに!!」

 

 

///最愛の人

「先生なら大丈夫!」

 

 

ミカドは、ダメもとで勇気を出して言った。

「オレはぁぁっぁぁ-----、たとえお前達が作った幻影でも、

まだ生きる希望が少しでもあるっ!」

「オレは、そのコトバを糧にして生きる!!」

 

 

「お前達には人間の理解を超えた何かを知らない。

だから、

オレは、もがくのではなく。、あがいてみせる!!!」

 

 

「消えろーーーーーーー!!!」

 

最愛の人にも、オカシタ罪の分だけ、御霊を。

今でも愛している。

絶望の中、

あの人だけは、信じてくれた。

 

罪を代償しないといけない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ナミダを流そうが、這い蹲ろうが、必ず生きてやる!

希望を胸に、愛の数だけナミダに。

 

それでも、生きてやる!!!

 

 

世界を私のセカイに変えるまで!!!

 

!?

 

 

その瞬間

異形のモノたち

「まだ、早かったか」

「しかし、いずれ魂ごと喰らってやる」

 

「ヌシには、新しいイバラの印(イン)を、魂に巻きつけておいた」

「せいぜい、あがけ!!」

 

パシュっ!!

 

 

 

 

!?

 

そこには、うっすらと黒いシミが出来ていて何事も無かった様に陽が差し込んできた。

 

 

 

チュンチュンチュッチチチ

 

 

ミカド「もう朝になっていたのか。」

 

「いつもいっぱいのありがとう。」

 

 

「さぁ、仕事に行くか」

「この、下らない世界を、いつか私のセカイにツクリカエテヤル」

 

何も無いこのセカイに、

鮮やかな彩を添えて。

必ず、世界をセカイへ。

 

ミカドは、死のうとした包丁で、朝食を\\\\\\\\\\\\

 

 

今宵の月の夜、

アナタにも常夜の異形のモノたちが・・・・・・・

 

 

おしまい

 

 

 

~レム睡眠の眠り姫のみるユメから・・・~

2014/08/22(金)

 

ある晩、少女はユメを見た。

 

男「やぁ、  やっと来てくれたのだね♪」

 

少女「んん、あれ?ここは・・・?」

 

 

男「さぁ、今宵も美しき姫君が参られた宴の時間だ」

 

 

幻想的な音楽が城を響きわたらせる

 

少女は女性に変わっていた

 

男「さぁ、踊ろう何も心配はいらないよ♪」

 

 

女性「私は・・、誰に」

 

 

女性は、手を引かれ風に揺れるカーテンのように優雅に

 

 

時刻み、

女性「少し、疲れましたわ、風にあたりたいな」

 

 

男「そうだね、これは失礼、アナタ様の美しさについ」

 

 

「フフッ、これが夢だと思うかい?」

 

女性「思いたくない」

「アナタを想いたい ・・」

 

男「あぁ、星達も帰り支度を始めた」

「また逢おう」

 

 

 

 

!?

 

 

 

執事の八神「お嬢様、今朝はとても良い寝顔で。」

 

少女「八神っっ!!勝手に人の寝顔を見ないでよ!」

 

執事の八神

 

「これは、大変失礼しました。

では、ワタクシは朝食の支度をしてきますゆえ。」

 

少女「でも・・・」

「なんだったんだろ。あの夢。」

 

?????「ほぅ、あの娘、印になるかもな、ククク」

 

その晩、少女は夢を見た。

 

少女「ん、あ、あれ、ここは?」

「また来れたんだわ。」

 

 

!?

 

男「やあ、また来てくれたんだね」

「さあ、今宵も姫君が参られた皆宴を始めよう」

 

お城に幻想的な音楽が流れる

 

幻想的な音楽の中、風に揺れるように優雅に踊る二人

 

少女はまた女性に変わっていた

 

女性(嗚呼、この時間が永遠に続けば良いのに。)

 

男「そうだね、フフッ」

 

女性「私の心が読めるの?」

 

男「まさか、フフ、さあ、気にしないで踊ろう♪」

「疲れてやしないかい?」

「少し風にあたろうか?」

 

女性「え、ええ、そうしましょう」

 

男「私は、このソラの向こうのこの世の果てに行ってみたいな」

「私の背中に翼があればね。」

 

 

女性「私はイヤよ。アナタが行ってしまうのは・・・。」

 

 

 

男「この空の向こうの、この世の果てには何があると思うかい?」

 

 

女性「わからないわ、見当もつかないわ」

 

男「私は、確かめてみたいのだよ、本当にXXXがあるのかを。。。」

 

女性「え?なに?」

 

男「さあ、朝もやの中星たちが帰り支度を始めた」

「少し逢えない日が続くかもね」

 

女性「えっ?なに?」

「イヤっ、毎晩・・いつもアナタに会いたい」

 

男「それは出来ない、私もチカラ不足でね」

 

女性「待って、チカラって・・。」

 

 

 

 

!?

 

 

執事の八神

「お嬢様、いかがなされました?今朝は随分うなされてましたが。」

 

少女「覚えてないけど、とても、とても悲しい夢を見たの」

「すごく悲しい・・・。」

 

執事の八神

「それはそれは、今朝は紅茶ではなく、コーヒーにいたしましょう。」

 

?????「クククク、ゆっくり印に刻まさせていただく」

 

 

その晩から、少女は夢を見なくなりました。

 

 

そして、だんだん衰弱していきました。

 

 

少女「八神!八神っ!!」

 

執事の八神「はい、お嬢様どうなされました?」

 

少女「気分が悪いの。夢も見なくなったわ。。。」

 

執事の八神

「では、今朝は特別なハーブティーをお入れいたしましょう♪」

 

 

その晩、少女は数日振りに夢を見た。

 

城に幻想的な音楽

 

少女「!?」

「またここに来れたんだわ☆」

 

少女は女性に変わりココロ躍らせた

 

男「やあ、そろそろ来るころだと思っていたよ♪」

 

女性「私が来るのが分かるの?」

 

男「フフッ、まあね」

 

二人は風に揺れるカーテンのように優雅に踊る

 

女性「アナタの長い美しい紅い髪。素敵だわ」

 

男「嬉しいな、この髪は私の自慢なんだ」

 

女性「私、私と。ずっと、一緒にいて。。。」

 

男「それは、出来ないヨ♪」

「なぜならそれは、私のコトバだからね」

「でも、仕事があるからね、それが終わってからネ☆」

 

女性「し?しごと?」

 

男「ああ、大事な大事なお仕事だから、片付いたらいつでも一緒にいられる」

 

(フフフ、そう、お仕事)

 

「風にあたりに行こうか」

「少し疲れたね」

 

女性「仕事が終わったら、ずっとずっと一緒に居られるの?」

 

男「ああ、そうだよ、ずっと一緒さ♪」

 

女性「嬉しい、早くお仕事終わらせてね☆」

 

男「約束する、嗚呼、朝もやの中、星達が帰り支度を」

「時間だね」

 

女性「私、待ってる、ずっとずっと待ってるから」

 

 

 

!?

 

 

 

ハッ

 

 

 

 

少女「わ、わわったったし、待っているから」

 

執事A「お嬢様、大丈夫ですか?」

 

少女「あ、あれ、八神は?」

 

執事A「前任の八神様は、退任され私が後任です。」

 

少女

「なによ、人が疲れているときに、ほんっ、とにイライラするわね!!」

「今朝は何のハーブティーんs・・なの?」

 

執事A「お嬢様はコーヒーと・・・」

 

少女「わわ、私hあ、朝はは、はははhぶてぃーーんふぁぢhsdh」

 

パタッ

 

 

少女は、その倒れたまま息をひきとりました。

 

 

 

 

キンッ

 

 

 

?????「最後だ最期の印(イン)が揃ったゼ!!」

 

 

 

 

ある晩、古ぼけた町外れの協会で白い粉を円陣に撒く男ひとり

 

「見知り甘い離雲のようおんんばさらん見知りくモノよ」

 

 

ボウッ

 

少年が一人現れた。

 

少年「やっとか、千年はかかったね♪」

 

八神「ああ、貴様のせいで、この無様な姿で千年だ!!」

 

少年「じゃあ、見せてよ」

 

八神は、白い手袋をはずすと、びっしりと印(イン)がウデじゅうに刻まれていた。

 

少年「可哀想に、一体幾人の少女の・・・」

 

 

八神「御託はいい!!さっさと元の身体に戻しやがれ!!」

 

 

少年「やれやれ、久しぶりに会ったんだゆっくり話もしたいがね。」

「この世の汚れなき御霊の魂よイノリノイノチインノモトトキハナテ」

 

 

 

パキッ、キンッ、パキキッ

 

八神に絡みついていた透明なイバラの鎖が音をたてて砕け

白い光りに包まれた。

 

 

八神

「フー、やっと元の姿に戻れたぜ、もうジジイの姿はまっぴらだぜ」

 

少年「じゃあ契約どおり呪縛は解いたよマタアオウ」

 

 

 

八神「なにが、マタアオウだ」

「二度と会いたくないゼ」

 

 

どこからか聞こえる

「ボクは君自身キミの中に在る」

「キミが千年前と同じく後悔に悔やんで堕ちるときまた・・・フフ」

「ボクはキミ思い出にはならないよ」

 

 

八神「クソが!言いたいこと言って消えやがった」

「じゃあ、この執事の服はもういらねーな」

 

 

 

ボウッ、パチパチ

 

 

「おお、炎のチカラも戻っているじゃねーか」

「無意識に炎が出せたゼ」

「千年前と変わらねえ」

「千年か、、、、長かったぜ」

 

 

 

八神

「では、黒のトレンチコートにTシャツに黒のフェイクの皮パン、少しきついか、あのガキ本当に元の姿に戻したんだろうな!!」

 

 

協会の鐘が鳴り、星達が帰り支度を始める頃、

 

 

八神

「では、お嬢様方、お仕事が終わりました。執事の八神改め、千年王八神」

「・・・・ごめんな。これしか元に戻る方法が無かった」

 

 

周りには、数多の少女の魂が。

 

八神「でも、約束どおり、ずっと一緒だよ。ずっと。」

「姿・カタチが問題じゃないだろ?」

「問題は魂さ♪」

 

「お嬢様方、いつかのお話覚えていらっしゃいますか?」

 

「あのソラの向こう、この世の果てにはXXXがあること。きっとある。」

 

「では、行きましょうか。」

 

「そこにあるドレスに魂を集約すれば、眠り姫のお嬢様方の魂が一つになり肉体が手に入るハズ」

 

 

「愛してる」

 

 

「さあ、夜が明ける、飛ぶよ!ついてきて!」

 

 

 

。。。。。そして、八神は数多の魂と共にこの世の果てを目指し。。。。

 

 

今も飛んでいるか、、、、あるか分からないドレスを見つけ眠り姫に出逢っているか。。。。。

 

 

 

それは、定かではない。。。。。。

 

 

 

 

~操り人形の悲しい末路~

2014/08/04(月)

協会の鐘の鳴る頃

黒いブーツに 黒いトレンチコート

黒のTシャツに 白の十字架の模様の黒の革の手袋

男は、何かの調べて真夜中を歩いていました。

「見つけたっ!」

男の視線の先には悲しく踊る操り人形がいました。

男は、ここ最近この辺で、細い糸の様なモノで絞殺されている事件を追っていた。

操り人形は言いました。

「お願いします、この邪魔でジャマで仕方ない糸を切って下さい。」

男は言った。

「哀れな。」

「幾時も使われてきた、操り人形が魂をもってしまったか。」

続けて、男は言った。

「いいだろう、その糸を切ってやるよ♪」

「ただ ・・・」

「まぁ、いい ・・・。」

操り人形は言いました。

「何でもいい、ボクはこの糸のせいで、ずっと使われっぱなしだったんだ!!」

「だから、夜な夜なこの糸を切ってくれる誰かを探していたんだ!!」

「誰も、切ってくれない ・・・。」

男は言った。

「普通のハサミやナイフでは切れない、この糸。」

「人を使って無理やり切ろうとしたな。」

「その因果、オレが糸と共に切ってやろう」

操り人形は、痺れをきらして、飛び掛ってきた。

男は言った。

「やれやれ、とんだ跳ねっ返りだ。。。」

「ジャッジメント!」

その一閃

操り人形は、動かなくなりました。

そして、

動けなくなりました。

操り人形は言いました。

「これが、不自由の自由か、悪くない ・・・・。」

「人々に見せしめにされて、最期の末路か」

「一度でいいから、自由に踊ってみたかった」

操り人形は、人形になり、永遠の自由を手に入れ

永遠にして動かなくなりました。

人形の核のところに、男は呪文を唱えると、白い粉をかけました。

人形は、奈落の底へ堕ちていきました。

男は言った。

「やっと、自由になれたな。」

「あっちで、お仲間が待っているさ♪」

「オレもこの因果から、開放されたいよ ・・・。」

そして、もう一言、

「この世界の誰しもが。操り人形かもな。。。。」

男は、今日も協会の鐘の鳴る頃に、一人静かに、

彷徨う者を、探し歩き続ける ・・・。

男の、目的と素性は ・・・。

全ては、千年王に繋がる ・・・。

夜行性のカタツムリの治療師

八神・八竜