チカラは まだ幼生
しかし
チカラの殻のカベを破り
闇夜のネオン街の都市
眠らない街 眠れる獅子の目覚めの刻 少年
~ 宿したチカラの使い方 序章 ~
「ここが都か・・。」
「いくぞ、プライム。」
キュィーイ♪
少年と発光体の行く処
!?
ドンッ、ドン、ドガガガガガ!!!!!
???「見つけたわコンノ!!」
少年(コンノ)「誰だてめえっ!!」
???「あの日の惨劇のクラスの・・・タナベの妹、ユキよっ!」
コンノ「あぁ~、サラッとプライムが食った奴か。」
ユキ「ああ、じゃないわよ!!アンタを潰すわ!!!」
コンノ「なるほど、このチカラ、能力者か。」
ユキ「御託はいいわ、ベアー、モード砲銃!!!」
ズカンッ、ドカンドガガガガ!!!!
コンノ「いってぇーな、このカスが!!」
囁く少年の内部
「・・・・こんなヤツに手間取るな、・・・お前もプライムのモード変化だ・・」
んぁ、声が、
ユキ「アンタ馬鹿なの?ボーッとしちゃって」
「アンタのソレ接近戦に向いてないみたいね。」
コンノ「ふひゅー、舐めてくれんじゃねーか」
「テメェのクマさんは、砲撃以外はツメってところか」
「プライム!!」
「モード変更、ショットガン!!」
「キュィーイ♪」
プライムは、コンノの腕に布状に巻き付き
次の瞬間————!!
コンノ「テメェも、、、逝っちまえぇーーーーーっっっ!!!」
ユキ「ベアー、バリアコーティングよっっ!!!」
ズカンッ、バリンッ、
バリン、バリン、バリバリバリンバリンっっ!!
ユキ「うそ・・・、な・・・・ぜ・・。」
血まみれのユキ。
ユキ「お兄ちゃん・・・ごめん、仇とれ・・なく・・・・て」
シュー、ストン。
コンノ「お前、なんで能力があるんだ。」
ユキ「お兄ちゃん・・・お兄・・・ちゃ・・・ん、ごめ」
コンノ「ちっ、しゃーねーわな」
ガチャッ
「最後だ・・。」
ドンッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。。。。。
ユキ「・・・・あれ?・・・傷がふさがって??」
「コンノ、あ・・・んた何を??」
コンノ「別に、プライムショットガンのcure modeで治した。」
ユキ「なんで、どうして、敵の私を!?」
コンノ「聞きたいことがある。それだけだ。」
「何も、お前の兄貴も死ぬ必要が無かったからワリィ。」
ユキ「私にまた攻撃されるとか思わないの?」
コンノ「かぁーー、めんどくせぇ」
「プライムの回復能力見たろ?」
「お前が、どうやって能力を得たのかは知らねーが、俺のプライムは、、、、というか、俺の中に何かが居やがるんだ。」
「俺の・・オレ自身の回復力もあるんだ。」
「それにっ、お前にヤラれるほどドジでもねーさ。」
「じゃあ次は俺の質問。」
「そのベアーだっけ?をどうやって手に入れた?」
「7回の召喚の意味わかる?」
「お前にも内なる声が聞こえて・・・・囁くのか?」
「モード変更は、どのくら・・・」
ユキ「待って、まって。」
「質問が多いから、解る範囲でいいわね。」
「まず・・・えっとぉ・・ベアーは、私の家の蔵で。」
コンノ「お前の家にも蔵が・・・・」
ユキ「ええ。」
「次の質問は、7回の召喚については、召喚の瞳の傷が自身を食い尽くすのよ」
「そして、私には、アンタのいう内なる囁き??って、聞こえないわ」
「モード変更は、あたしの場合は、ベアーが、クマに似ていたから、砲撃をイメージしたの」
「詰まり、能力者のチカラの分だけ」
「認めたくないけど、アンタのチカラは、かなりのモノよ」
コンノ「一息で言ってもらったけど、俺とお前の他にも、能力者は・・。」
ユキ「ええ。居るわ」
「私たちの家の他にも蔵があるはずだから」
ユキの二の腕の瞳の傷から、ナミダのような血が。
ポタ、ポタタ。
ユキ「この瞳の血が流れると1回の召喚とカウントされるの」
コンノ「あはは、ははは、ははははは」
ユキ「何がオカシイの!!」
コンノ「オレ、無意識にプライムを召喚し続けていた」
「そして、内なる声が聞こえてる」
「プライムを、指輪などの装飾品にして、召喚を抑えろってなぁ」
ユキ「っっ!?」
「そ、そんな、私のベアーも召喚の回数を抑えれるの?!」
コンノ「知らねーよ」
「やってみろよ、強くつよく、イメージするんだ。」
ユキ(ベアー、お願い、イヤリングに・・・・・)
コンノ「マントっっ!!!」
ユキ「へ!?マント??」
バサッ、
コンノ「たぁー、はっはっはっは」
「雑念が入ったな、修行不足だな」
ユキ「アンタねーー!!」
「・・・ま・・まぁ、ありがとう。これで、召喚回数は減らせれるわ」
コンノ「お前、これからどうすんの??」
ユキ「わっ、・・・・私は、アンタに借りと貸しがあるから、・・しょ・・に」
コンノ「ん?」
ユキ「一緒に行くわ、何時も命を狙ってやるんだからっっ!!」
コンノ「ん。。。了解。。来るんだな。」
「先に言っておくが、イジメを受けていたけど、お前の兄ちゃんゴメンな。」
「いつでも、勝負してやるから、狙って来いよ・・・・。」
ユキ「無神経。バカ、マヌケ、このトンマ。」
(な、なに、、こんな、、やつに、ムネが・・ざわめく。。。。)
コンノ「よし、取り敢えず この街の夜を牛耳るぞ」
「王は一人でいるものだからな」
少年と 少女は この都市を舞う。
(war③)