遠のいていく音

 

いつからだろう

こんなに人と関わるのが 煩わしいと感じているのは

 

 

今も夢に見る

遠のいていく あの音

 

 

シャンシャン サリサリ・・・・

シャンサリサリ・・・・・・

 

 

いつからか聴こえていた あの音

どんなに優しく聴こえても

痛みを伴う音

 

 

 

愛しい人が 一時的に止めてくれた

 

 

対価はせめてもの

貴女の安らかな眠り

 

 

夢により無限の花束を

キミに差し出したい

 

 

無限の花束は 霧雨のように

 

 

私は無限の花を渡したいが

本当はダイヤモンド草を渡したいだけ

 

 

 

この美しき世界に 幾夜も雨にうたれ

恋をしよう

雨に濡れて そのまま湯船に浸かろう

 

 

 

繊細な何かと 繊細な何かの

記憶の意識的譲歩

 

 

今夜も願わくば

サクラの季節の桃源郷へ

 

 

 

どんなに悔やみ続けたら 一瞬いっしゅんを大切に出来るだろう

さくらの唄 震える闇に 私は流れ星を願う

月の美しき香りを今日も感じて

 

 

 

私の眼は 何を見ている

見えているのは 私の展開するセカイ

 

 

 

あゝ 音が離れていく

シャンシャンサリサリ・・・

シャンサリサリ・・・・

 

 

 

金属が砂時計の砂にに変わり

時計の針も 溶けて落ちて時間という

ゼンマイの支配が壊れ

 

 

 

その忘却の中

私は世の中の 規則的 法則的ルールを壊す

果てしなく壊すことを覚える

 

 

 

壊すのは人でも物でもない

この世のルール

 

 

今宵も 離れていくのは破壊の音

 

 

 

 

その時は 煌めきの音と 閃きの音

気だるい進化は要らない

 

 

願わくば今夜も 愛しい人の安眠を

 

 

 

 

月の蒼さを オルゴールに おやすみ・・・。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(ヤガミ・はちりゅう・オロチ)

 

 

 

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