降り続く 青天の雨

 

 

 

青天の雨はつづく

宵に入る前の雨

静かにしずかに かすかな初夏の香りと共に

 

 

キミがこの地を旅立つときの青空

ふわりと紙ひこうきを飛ばすような風と

キミの残影と

 

 

 

私のとっておきの おまじない一つ

宵に入る前の青天の中の 雨の涙

 

 

 

もういいだろう

さんざん咲いたのなら

 

もういいだろう

さんざん流れたなら

 

 

もういいよな

冷たい雨は

 

 

 

私は最高の絶望を片手に

キミは最高の笑顔を片手に

 

 

 

 

青天の雨はつづけど

私の絶望の手の中にある かすかな初夏の香り

 

夏になれば

乾いてくれるだろう

 

 

私の青天の雨も

 

 

 

もう止めよう

力ためて 願いの導く方へ

 

あぁ、雨だ。。。雨が来る。

 

 

 

 

クスリを一粒  置き去りの過去を眠らせるように

大事な光の方へ

 

 

 

青天の雨

どこまで続く いつまで続く

 

 

もう偽りの太陽は要らない

欲しいのは

 

過去の栄光ではない

 

 

 

 

今の・・今のこの瞬間の

一閃に目を開き

 

見届けよう

 

 

 

青天の雨上がりを

 

そして我は、一つの笑みを

 

 

払拭する雨涙

こんな日に こんな恋に終わろう

最高の絶望だ

 

 

 

だが、それもいい

 

 

 

 

失う恋ほど 焦がれる者はない

またいつか逢いましょう

 

この空のつづく下(もと)で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

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