風の記憶

 

待っていた季節に つねに現る愛し人

 

走って遥かまで走って 追いかけた愛し人の残像

 

 

紡いだのは私のコトバか

纏(まと)ったのは私の罪の意識か

 

 

いつの日か 忘れるる桜の下の恋模様

眩(まばゆ)く 散る花にセカイを展開する

 

 

 

我が桜花爛漫なる 恋心は

天真爛漫なる 浮き心に

 

この現(うつし)世の 諍(いさか)いの森に

焔(ほむら)を興せば

一心豊饒なる愛しの糧

 

 

愛しい気持ちを手繰り寄せ

届かぬかものも 知りうるも 知らないふり

 

 

 

オイル時計の浮き沈みの 私の想い

 

 

 

訣別の時を過ぎても 淡い一筋の希を

願わくば

どうぞ 私の愛し人に幸あれ

 

 

 

そして私は またの俯(うつむ)きの季節を

時代は常に

流れゆき

 

振り返ることなく

 

 

 

 

またの出逢いの季節に

我が桜花爛漫なる 恋心を奏でよう

 

 

 

今こそ行(ゆ)こう

私の中の桃源郷に

 

 

 

 

その刻(とき)は ・・・・行き交う人々の群れの中へ・・・・・。

 

 

・・・・今はまだ・・・・・風は。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(ヤガミ・はちりゅう・オロチ)

 

 

 

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