さくらの唄

 

サクラの唄

一つ前の 苦悩

二つ前の 自閉

三つ目の 希望

 

 

僅かな愛の囁き 天と地が解独するように

一人 風を感じて世に放つ浅ましき唄

 

 

サクラの季節に  また逢いましょう

その時には またの答えが出るはず

 

 

幽現のキミの薄らいだ光の残像

 

その残像 愛し

 

 

声を

 

白花  めぐりし季節の蟠(わだかま)り

 

 

 

サクラの季節に 唄いましょう

貴女といる季節は  いつものサクラの唄の季節

 

 

決して 私の纏(まと)う 言葉に戸惑うキミ

 

 

 

諸行無常の唄声

押しては 枯れ果てた歌声

 

 

サクラの季節の唄を

今宵も夢の中で

囁く 巡りし時の中で いつかのキミに差し出し

私は 霧雨にうたれ

 

 

雨音しずかに

あの季節へと 連れていく声

 

 

雨の季節の終わりに 色とりどりのセカイに

轟く人生は悪くない 良くもないけど

 

 

 

私の纏(まと)い 紡いだ琴乃葉は

良かれも 悪しかれども

気付いた 真の私の想いの糸音

まどろみの中へ 誘(いざな)おう すべてを喰らい

 

 

 

そして残されたサクラの季節に

 

我は また唄う

 

 

サクラの唄を

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(ヤガミ・はちりゅう・オロチ)

 

 

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