陰と陽の式神の秒速

 

 

諍(いさか)いの森に眠る  私と貴女

 

現(うつ)し世の無限の 疾走する風に

貴女から届いた 一通の香り

 

 

天と地が さかぶく時に 魍魎の影

 

私についてまいれ

 

 

火花を散らして 吉相の未来へ

闇の世界に散りけり  そして歩めば会者定離

 

 

たとえ 離れても 想いの蟠(わだかま)り

耳から離れない 感情の咲いては消える 愛花の囁き

 

 

キミの 君との記憶の破壊

 

 

アイラインのような 疾風(かぜ)の瞬き

その疾風(かぜ)の 口づけを

 

 

愛花にお互いの 神にも鬼にものなるチカラを注ごう

 

 

揺られ揺られて 陰と陽の光を纏(まと)い

秒速なる恋路の式神の使役

 

 

愛している?

そんな言葉は式神に任せて

私と君との神速の想いは風薫る季節

 

 

抱き寄せて 微笑みが増すなら

どうぞ薄らいだ光の残像と

嗜(たしな)みましょう

 

 

もう戻ることのできぬ道なら

せめてもの陰陽に基づく残像の戯れを

 

 

願いは一粒だけ

せめてもの彼女の幸せ

 

 

ハルカなる想いとの決別

 

その先に何があるか

その先に何が待っているか

 

 

いつか再び出逢えれるなら

鮮やかな季節に ふたりぼっちになろう

 

 

 

全ては、陰と陽の式神の主もくままに

 

 

 

君は間違いじゃない

そして

 

私も・・・・・。

 

願いは・・・・貴女の・・か細い甘え

 

時を越えても また逢いましょう

 

 

あの日のあの空間の陰と陽の狭間での共有時間

 

 

 

貴方よ 永遠の風になれ

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜(ヤガミ・はちりゅう・オロチ)

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です