切り刻んでいる 我が自尊
細い指先で そっと傷口を撫ぜる
愛しさとはかけ離れた 残酷な仕打ち
痛みが欲しい 愛しい痛みが
やわらかく包み込むような痛みが
沙羅双樹のレクイエムが 終わりを告げるとき
我は自我を忘れ ただ猛進に 己の弱さと向き合い
その先にある 愛したキミに冷酷を
キミの貴女の ずっとは消えてしまうまで
我は思う
今日よりもまた 思い出を美化しないように
今宵もまた 私の中に来てほしい
とっておきの おもてなしをしよう
私とキミの時間軸上で
今日も、また
明日はさらに、また
私とキミの 繊細な何かの繊細な何かが 生まれるのなら
またの機会に。。。
行き場のない 朝日に明日もキミを想う
それでは今夜も僅かな安眠のなか 夢というマトリックスで。
八神・八竜