~月の螺旋を歩いて~

 

 

 

歩いた

神の靴を履いたモノは 月の螺旋を歩いた

月の裏側で行われている情事を知りながら 目をやりながら

 

靴を履いたモノは やがてケモノになった

天使にもなれずに 悪魔にさえもなれずに

 

ただ  ただ  歩いた

 

歩いている内に 考えた

そうだ月の裏側だから 神々も見えないんだ

みんな見えないんだ

 

情事を行っても 見えない

 

 

 

「ケモノはヒトになった」

 

 

「人間というケモノに」

 

 

 

気がつくと この星にいた

冷たい太陽の光の下

 

彷徨い 行ける所まで行こうと

 

 

 

予感はあった

 

 

 

 

予感というのは いつも 冷たい太陽に起こされること

空はいつも 灰色

人間のケモノは 考えた

空が灰色だから 太陽の光が冷たいのか、と

 

 

 

創った 必死で創った

創っては落ちて また創っては

ソラの上に行こう そう思い

 

 

千年かかった

一気に加速装置で天使のように 舞い上がった

灰色の空を 突き抜けた

 

 

そこには 世界ではなく、セカイがあった

太陽の光が暖かかった

 

ふわりふわり雲の上に立つと

 

 

 

 

八つの神が 待っていた

八つの神は言った

「千年、よく我慢して試行錯誤した」

 

 

もう その加速装置は要らない

~翼をあげよう~

 

「これからは ここで仕事をしてもらうよ」

「暖かな太陽の光が お前の糧となろう」

「背中の翼で この灰色の空の下の人々を救ってくれるか」

 

千年王(ケモノ)は言った

「必要とあらば」

 

 

八つの神様、一つ質問しても宜しいですか?

「私は誰で、月の螺旋を歩いていたら・・・・・・・・・・・。」

 

「その答えも じきに分かるだろう。・・・・」

 

「私の名前はいったい・・・・・・。」

 

「お前の名前は・・・・オロチ、、、、ヤガミ・オロチだよ。」

 

「ココにいる八つの神」

「そして、我々は竜神だから八竜と書いてオロチ。」

 

 

「キミは、八つの竜のオロチ」

 

「そう決めた。。。」

 

「いずれ、キミの名前の意味も何もかも分かるだろう・・・・。」

 

 

「それまでは、世界の浄化だよ。世界をセカイに変えるためのね。」

 

 

・・・・・・いつか、 いつの日か、 灰色の空が無くなるまでのね。。。。。。。。。。。

 

 

 

「分かりました。今は何も考えずに浄化の仕事に行ってきます」

 

 

 

・・・・・・・・・・いつかは、自分の本当に気づいて、知りたい。

 

ただ・・・・・・・・・知りたい。

 

 

 

今日も、八神・八竜は、世界の浄化のため、記憶?を取り戻すため飛び続ける。。。。。。。

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

夜行性のカタツムリの治療師

八神・八竜(千生・我想)

 

 

 

10 thoughts on “~月の螺旋を歩いて~

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