都会の吠える雑音のシャワー

 

 

暗い部屋で緑の糸に捕まった蝶のように

金に犯された人々の徘徊

 

 

見つけた!

 

氷の軋(きし)む音に耳にしたカタチある者を

水面下で見つけた脆弱な青竜の子

 

 

言葉遊びに飽きた 真の戯れを

泣いているのは お前だろう、自分を殺してと諭すように問うように

 

夜の風に頬を撫でられ 涙を掬(すく)われ

 

 

 

安心なさい

見つけたのはキミじゃない、私だ。

 

さぁ 薬を飲んで人ごみに溶けていく

静水、一口二口甘く体も脳も溶けるように

 

 

 

願わくば苦しまずにアイツと

 

 

 

 

その時までは

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

~他愛もない繋がり~

 

我は眠る

その静かなる冬眠の中 夢を見た

 

失くしたはずのパズルは

いつまでも いつになっても心の奥底の穴に眠るように

彼女が起きるなら 私は流れよう

 

 

星のヒカリに導かれて

光の結晶に酔いしれて

 

 

また思う

 

 

無情にも通り過ぎた日々

水湖の底で眠るような我が脳

 

予測不可能なものが人生なら

 

 

 

今世も彼女は行(ゆ)くだろう

そして 私も行(ゆ)く

 

雑音の降る都会で曖昧な二人暮らしの頃

 

 

 

絵に描いた愛だけ残して

言葉は憎しみに近いだけ優しい

何も無い 誰もいない用のない切なさが

今も我が心に

 

 

誰も居なくなった部屋の想像の海でヒトリ明けるまで

 

 

またの時まで

 

 

 

その時までは、

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

いつか叶う日まで

 

夢を歩く眠りを忘れた人々

ささやかな贈り言葉に ハッとする

 

鐘の音、静まりかえる 夜更け

私は我にかえり 雨を唄えば 涙が甘く溶けて

悲しみが無くなっていく。

 

 

風の子よ、明日天気になれば私を連れて行ってくれ。

夏の大地へ 空気も優しいあの地へ

 

答えなんてすぐには出ない

そんなに甘くはない

だからこそ楽しい

 

 

そして、

叶うと信じる心ほど美しいモノは無い

 

私が望なら、この試練も優しい業である

キミが悲しむ、だから。我は行(ゆ)く。

 

 

いつかまた  すれ違う道を歩いても

振り返る そんな魅力ある者になろう

 

いく時を越えても・・・・。

 

 

では、また

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

雨涙(うるい)のようにどこまでも。

 

記憶の海に沈めば 幾千ものあの時に戻れる

悲しさ100倍 懐かしさ千倍、

 

 

いつでも、いくつになっても

私の意識は 記憶と共に甦る。

 

いつからか人のソレとは違う記憶力。

刻(とき)の流用を感じて今宵も、もの思いに更ける

 

それが良い、それで良い。

いつかの2人で望んだ景色には 今はまだ早い

 

 

羽化の前、外降る雨が温かなオレンジ色に染まり

私の心も、いつかの透き通った緑色の優しさを撮り戻ずまでは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

八神  八竜

 

 

 

 

記憶と思い出と答え合わせ

 

 

眠るように時間だけが過ぎて行(ゆ)く

 

世間という川の冷たさに ハッと

時間を思い出す。

 

 

記憶さえも疎(まば)らな日常

今も思う いつでも想う

 

アイツが助かるなら、私は浄土に。

 

 

なけなしの感情を自身に取り込む作業

 

 

澄みきった冬の風に声が出ることはない

季節が過ぎても、アイツの影はもう一つの桜

 

闇を強く心に宿して もう一度 試してみる

間違えているのは あの日のあの夜までなのか?

 

 

しかしながら、全ては定石。

 

 

今は その思いを胸に。

 

 

答え合わせは。。。。。。まだ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

 

石の上にも3年寝太郎

 

石の上に眠ること 三年

眠っていた魂が蘇る

3年で貯めたチカラが解放され感性が集結する

 

 

シンシンと泣くように降る雪の季節も、

ジリジリと焼け付く夏も、

哀しさ一杯の秋も、

何か浮ついた春の季節も、

 

いつだって 月は青い光を放ち

 

懐かしささえ身に染みて

時に夏の終わりには 妖(あやかし)引き連れ

 

星は瞬き人を導き惹きつけ

 

 

カラダに流れる緑の糸は巻き付き解(ほど)け

 

 

いつだって

2人で風の中を泳ぎ 答え合わせしよう。

 

 

結果なんて最期までの お楽しみに。

霞む淡い快楽の記憶に 全ては定石と。

 

 

 

いつか分かるであろう

アイツにも 私にも。

 

 

それまでは、

3年寝太郎より、

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

奇跡とは日々の。。。

 

 

 

奇跡 それはまさに砂漠に降る黄金色の雪

傷みや罪を許してくれるような優しさで

アナタの元へ きっといつかは届くだろう

 

 

寒さの優しさに包まれて

全てを許し 全てを学びと受け入れ記憶を美化せずに

 

今日も秘密の まじないを

 

あの日に先は見えていた。

 

 

あとは絶対的エネルギーの時の流用に身を任せ、

コレが全ての唯我独尊となるであろう

 

 

さて 今宵も眠りに着くまで現実と夢狭間で

広く流れるような至福の刻(とき)を

 

それでは

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

白幻の1秒

 

 

 

私と彼は一緒には居ないが、同じ空の下(もと)

同じ時間軸上に存在している

そんな風な自分でありたい 願いたい

 

 

大空に円を描いて叶うと信じ

 

キミが散ってしまった サヨナラの季節に

私も散ってしまいたい思いで 涙し

 

それでも、

優しい掌の中で育ったモノ

豊かな豊かなこのカラダ

 

偏りがちな思考回路から回復するが

されど止まらない  どうしようも止まれない

 

ひどく憂鬱な午後の調べに

私の中の泣きじゃくる子が

いつか泣き止むなら

 

大丈夫、夜明けを待とうと

そっと手を差し伸べるように

気持ちだけの交差でも良いことを告げる。

 

 

雨上がりの 風の気持ち

 

桜花の理 葉桜の頃

 

 

私は・・・・・。いまも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

悠々な夢現の狭間

 

 

ゆっくりと太陽が目を覚ます頃

月と交わした約束

空の雨上がりの丘に私は立つ

 

 

むせ返る麦の香りに今日をむかえ

今日もまた時の1ページを

 

アナタは間違いなく居た そこに居た

 

 

私からは何一つとしてあげられなかった

何も。

 

ただ今でこそ言えるのならば

私たちに間違いはなく

私という星と

キミという星が この宇宙(そら)で出会えたこと

 

今はその深海に眠る記憶だけで良い

青い空も海も

キミが居たという奇跡の一枚を思い出として静かに飾り眠ろう。

 

明日も晴れる気持ちでいられるように、

それまでは、

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

律雪に眠る思い

 

 

布を被せた窓の冬景色

色は白く 冷たく

音は近く遠い鐘の音が

空は青く 爽やかに

 

夢を待つ私は降り積もった邪気のない雪に

すべての真実は この雪が溶ける春に芽を出すだろうと

密かな希望を

そうなると良い そうであると良い

 

私はいつからか何かを探すように

 

手に取るように 放すように

また

逃がすように

 

幾たびも こういう景色は色褪せない

あぁ また一つ解いてしまう 叶えてしまう

 

 

そして またもの季節に変わるまで私は

今日も今日とて

外を見渡し ゆっくり布団の中で思考を巡らし冬眠を

 

 

春には また夏をあげよう いっぱいの満足の

 

 

ゆっくりと羽化まで

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜