正解など無い こと恋愛において
地雷を踏むように当たり前に闇へと堕ちて行(ゆ)く
闇がキミを包み込む優しさと分かったなら…悟ったなら
温かさや喜びのある
普通じゃない恋 尋常じゃない愛で理解する
そのオブラートが溶けるような思春期さながらの想いが
弾けきれずに臨界点へ
優しさの分だけ傷をくれないか
痛みを伴う愛おしさを
聖なる夜には
互いに一言だけ交わしたい
果肉を食(は)む恋愛事情で
一致してたら良いな
しかしまた愛されていたいのはエゴでもある
まるで 冷蔵庫で独りぼっちの缶ビールに
明日を向いて明後日を迎えるヒトリノ夜
まどろみの中 輪廻の音をも拾い魂を抜き取られるかの美声のヘッドフォン
繭の中の鼓動 繭の中の世界 安らかな眠り
近くにいるようで遠くにいるキミに
花吹雪のような人生と 千年の恋を灯して
風に充てられたなら 彼の香りに酔うようで
まさに
成熟しないうちに腐り散る我が精神
そして、また実り咲き乱れる
この太陽がくれた勇気 月がくれた優しさ
向日葵が呼吸しアサガオが眠る刻(とき)
此処にだけ 私だけの世界が広がる。
雲を纏って風を抱いて
キミと闇が私になれるワクチン 神の雫より
その時までは
ご機嫌よう。