律雪に眠る思い

 

 

布を被せた窓の冬景色

色は白く 冷たく

音は近く遠い鐘の音が

空は青く 爽やかに

 

夢を待つ私は降り積もった邪気のない雪に

すべての真実は この雪が溶ける春に芽を出すだろうと

密かな希望を

そうなると良い そうであると良い

 

私はいつからか何かを探すように

 

手に取るように 放すように

また

逃がすように

 

幾たびも こういう景色は色褪せない

あぁ また一つ解いてしまう 叶えてしまう

 

 

そして またもの季節に変わるまで私は

今日も今日とて

外を見渡し ゆっくり布団の中で思考を巡らし冬眠を

 

 

春には また夏をあげよう いっぱいの満足の

 

 

ゆっくりと羽化まで

 

 

 

 

 

 

 

 

御機嫌よう♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です