<空き缶拾いの人>

 

(ナレーター)今は昔、むか~し、

(オレ)えっ?今が昔?意味わかんねぇ。

(ナレーター)では、現代にしましょう日本という島国で。

 

ではお話が始まります。

 

 

 

 

毎朝、毎朝、会社に通う会社員さんを見て ある男が言いました。

 

ある男「あーあ、オレ今の立場はホームレスだけど、ああいう風にはなりたくねーな。」

 

(ナレーター)場面は変わりある夜、学校帰りに終電を逃した学生は駅で野宿することになりました。

そして、たまたま夜中に その学生が見てしまったんです。

 

 

ホームレスが同じホームレスの物を盗むところを。

 

学生は一言。

「あり得んわ。」

 

そして、その学生は朝になるまで自分も荷物を取られるのではないかと、

ぎゅっと荷物を抱きしめて、また眠りに入りました。

 

 

数日後・・・・・

 

その学生さんは友人に事あったのを話しました。

友人は言いました。

 

(友人)「はぁ?そんなんあって当たり前やわ。」

「例えばイスラム教の教え、知らねーの?」

「確かイスラム教では、盗むやつより、盗まれるヤツの方が間抜けと、確かね。」

 

友人が言い放つと、学生はキレました。

 

(学生)「はぁ?じゃねーんだよ!!人としてなぁ!!!」

 

(友人)「まぁ、落ち着けや」

「だから お前さんは小手先だけなんだよ。」

「知識はある、頭も良い、顔も良い。」

「・・・・・だけどなぁ、物事の真の意味を別の角度から見れてねーんだわ。」

「言わば、教科書通り・・・の真面目さ」

 

(学生)「なぁ~に~をぉ!!」

 

(友人)「そらな すぐに一喜一憂したり・・」

「物事の角度を変えずに、真っすぐにしか見れない いま一度言う」

「イスラム教の創立者の立場になってみろ?」

 

(学生)「ぐぬぬ・・・」

 

(友人)「イスラム教の創立者の立場になるためには潜るんだよ。」

「潜在意識のDNAの記憶にというか・・・」

 

(友人)「初めは難しいから、それっぽい音楽をかけてやる。」

 

(学生)「無理だよ、創立者の想像なんて。」

 

(友人)「そりゃ、オレにも無理だ。創立者を想像するのは。」

「オレが言ってるのは想像するんじゃなくて、立場になって時代、風景を見て感じる。」

 

(学生)「そ、そんな考えるなんて・・」

(友人)「アホッ、考えるんじゃなくて感じるんだ。」

 

つづけて友人は言いました。

 

(友人)「あの国、今は油田?知らんけど、元々は貧しい国だろ?」

 

(学生)「ああ?・・・うん。」

 

(友人)「・・冷静になったな。どうだ?少しはナカに潜れてきたか?」

「なぜ、大学にもロクに行ってない オレが他の人から先生と呼ばれるか?」

 

 

(学生)「そりゃ、親とか、、就職とか・・・色々・・・。」

 

(友人)「違うなぁ、答えは後で言う。」「潜れてきたからなぁ。」

「どうだ、創立者に成りきれたか?」「成りきるんだ。」

 

(学生)「ゔ~ん、、、m、、うん!」

「多分、いまは油田で金持ちはいるが、今でも観光者は川で・・・・。」

「・・・・って、それが盗みに繋がるのか?」

 

(友人)(いい線にきている)

「もっと別の角度から、目線を変えて、視線と目線を。」

「本当に必要なモノって何!!??」

「油田か?お金か?」

「お前だったら何!??」

 

(学生)「あぁーー!!そういう事かぁ!!」

 

 

友人はニヤリと。

 

(学生)「本当に大切なモノは盗まれるなっつーことか!!」

「大事な恋人、家族、思い出や他のも。」

 

(友人)「8割はソレらだと思うよ」

 

(学生)「じゃあ、あとの2割は?」

 

(友人)「2割であって、10割でもある。」

「ポンッと言うよ?」

「自分の命だよ。」

「自分の命を盗まれたら何も守れないじゃん。」

「以上。」

 

 

(学生)「・・・・・、、せ、、せんせい。。。」

 

(友人)「な?言っちまっただろ?先生って?ポロっと」

「オレは、いかなる状況でも勉強として経験値とさせてもらっている。」

「常に勉強と思っている。教科書に無い勉強と。」

「なぜ、学校や教師ではなく、教科書と言ったかは、学校はいろんな奴がいて色んな統計や、ウワサ話が考える種になる。」

「教師は、稀に冗談交じりで人生の道とか余談を話す。」「これもまた勉強。」

「だけど、教科書は喋れないし、言ってみればマニュアルだけ。」

「同じことが近年出てきた AI だ。」

「アレは感情もなくプログラム通りしか動けないし、働けない。」

 

(学生)「それって、さっきお前が言ってた、見る角度と目線を変えられないって事か?」

 

(友人)「たしかに学習能力はあるが、イレギュラーに対応できないだろ?」

 

(学生)「でも、AIの普及で仕事が減るって、、、て、、て、、。」

「あぁーーーーー!!解ったぞぉ!!」

「働く人が減る。人件費削減、そうなると・・」

 

(友人)「そうなると?」ニヤリ

 

(学生)「今までのような高い税金を国に納めなくてよくなる!!」

「つまりは、油田の国と同じようなことが・・・・・!!

 

(友人)「良し、良い感じで先も詠めれるようになってきたな」

「では、今一度 話を戻して聞くが総合的にまとめてイスラム教の盗みに対しては?」

 

(学生)「盗られてしまったら、次の命や次の者に繋げれない。」

 

(友人)「ほぅ、短時間でここまで引き上がったか」

 

(友人)「では始めのホームレスの話、いくぞ?」

「今度はホームレスに成りきるんだ」

「オレも潜る。」

 

(学生)「ゔ~ん、空き缶拾いにボランティアは逆に迷惑だな・・。」

「う、、、うわぁぁーーーー!!!」

 

(友人)ニヤリ

「どうした??」ニヤニヤ

 

 

(学生)「ホームレスにとってゴミが宝の山!!」

「空き缶を拾っているけど負の感情なし!」

「空き缶拾いは夢を拾っている」

 

(友人)「空き缶だけに勘が良いな♪」

 

(友人)「オレも同じようなイメージだった。」

 

 

(学生)「お前いつもバカのフリして点数悪いのにアタマは良いってかぁーー!!八神!!!」

 

(友人もとい八神)ニヤリ

 

 

 

 

 

あとがき

ホームレスの空き缶拾いは夢とユメを拾っている。

今日の空き缶で一杯とか、、、空き缶拾いを種に成功してやるとか、

 

兎に角、社畜になりたくないとか、空き缶拾いも社会の歯車のひとつです。

 

人間なにが一番かというと、信念などの心の拠り所があるかないかではないでしょうか?

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

八神・八竜

 

 

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