闇が堕とした一雫

 

 

すれ違いの道……….

ここを抜ければ ここさえ抜け出れば

そうキミはいつも言ってたね

 

 

いつもそう いつだってそう

キミが道を決めて 後悔をする

 

私は黙って キミの後悔の一雫を飲み込む

 

 

キミの闇が堕とした一雫は

一粒飲めば 千の力

二粒飲めば 万の知恵

三粒飲み干せば 奥の路の地図

 

 

私は解っていた

だから

だから私も行こうと決めた さらにその先へと

 

 

そして

明日には  明日の風を掴もう

たとえそれが キミとすれ違いの路を行こうとも

 

 

久しぶりに夢で会った  キミは少し困った顔で笑っていたね

 

 

 

さて そろそろ

私も行(ゆ)くよ  闇の堕とした雫いっぱいを

カラカラの喉に 詰め込んで

 

 

 

もう夜も怖くはない

さぁ 幕開けだ

幽玄の燃ゆる月へと

 

 

 

 

 

いざ 行かん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神・八竜

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です