TIME after time War (12.war)

 

フェニックスの如き疾風(かぜ)は

春の桜花の たけき姿へ

望みなるは 滝の一滴なる

希望

 

愛する人との念願の

共歩き

揺れる髪と 恋心と 同じ怒りと~ 少年 ~

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 

ユキ「ぅ….ん。。。」

「あれ。。私、八神の攻撃を!???」

「ぁ。。れ、、ここはどこ??」

 

 

 

 

 

 

 

 

??「異常はないか!!」

??「ハイ!2体とも正常値で育っています」

 

 

??「はっはぁ~!!」

「育っている。。植物のようでいいなぁ~」

 

 

 

??「所長!!それが、1体は能力的にはソコソコなんですが、知能が。。。」

 

 

研究員「ですが、強いです、単的な能力ではありますが。」

 

 

 

 

所長「何か問題があるか?」

「なまじ知恵のあるヤツは使いづらい」

 

 

カツカツ。そっ。(グラスに近づき手を。。。)

 

 

所長「イィ~ぞぉ~、お前らは他のクズとは違い、生き残ったのではなく選ばれたのだ。」

「このMSEの中で順調に育っている。まるで母体の仔のように。」

 

 

 

 

 

ユキ「どういうこと!?あれは??」

「八神とヴェノムなの??」

「どうして私は??」

 

 

 

 

察しの良いユキは幻夢と気づく。

 

 

ユキ「ここは。。八神とヴェノムの過去なの??」

 

 

 

 

 

研究員「所長!見てください このデーターを!」

「片方は、仮想空間でメキメキと体術、知能、異能、すべて同時にこなして。。」

「いや、それ以上です!!」

 

 

 

所長「ほぉ~、エスカルゴ(培養液MSE)の中で どんだけ殺戮を。。くくっ修羅場を。!!」

 

 

 

ふわっ。。。。。。(景色が歪む)

 

 

 

ユキ(なに?時間が飛んだの??)

 

 

 

所長「どうだ?今日も育っているか?」

 

 

 

研究員「それが、順調なのですが、我々の想定していた数値を遥かに超えて。。」

 

 

 

 

 

ビーービーーービーーービーーーーーーーープッツン

イジョウケイホウ

イジョウケイホウ

 

ケンキュウインハカクジタイヒヲ……………..

 

 

所長「何を言ってるんだ。」

なにぃぉぉぉ」

バグンッッ!!!(爆発音)

 

 

 

ユキ「どうしたの??」

「あっ!?あれは、八神のエスカルゴ!?」

 

 

 

 

 

八神「ふーっ、エスカルゴっつったか?」

「長い間 浸かりすぎてて、現実の世界で上手く能力を使えるかな?」

 

 

「とりあえずコイツ等を殺すか。。。。。」

 

 

 

研究員と軍隊「何をモタモタしている、撃て撃てぇーーーー!!」

「殺してもかまわん!!データーを取ってあるから代わりは創れる。」

 

 

 

 

八神「ヒドイ話だなぁ、データだけの玩具だったのか?」

 

 

 

ズドドドドドオドドドドドドドッッッッ!!!!!!!

 

 

 

 

八神「馬鹿なのか??こぉーーんな銃弾。。」

「片手で十分すぎる。」

「よっ」

 

 

 

キィィィィィィィィン

 

 

 

「んん~、いい音色で弾丸が止まってくれた」

 

 

 

「では、エスカルゴの中での仮想空間のチカラを試しに。。」

「御、永、解、、、、、」

 

 

 

 

 

研究員と軍隊「マズイ、呪音を唱え始めた。ひぃぃ、、に、、、にげ、、、。。。。」

 

 

 

 

「もう遅いよ。ククッ」

 

「裂けろぉぉぉぉーーーーーーーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

クチャ…………………ケチャ・・・・・・。。、、。。グチュ。。

 

 

 

 

 

八神「こんな簡単に人を遣れるのか。。。。」

 

「博士は??どこに??」

「あぁ、居たいた、こんな死体の中に居ちゃって」

 

「死に霊を寄せるか、それで話せるだろ。」

 

 

 

「恩、密、党、死、、、、、、レツ!!」

 

 

 

 

博士「ゴフッ、お、、ま、、、、、え、、、、」

 

 

 

八神「博士、御託はいい、死んでからも尚も苦しみたくないなら、全てを話して」

「わかる範囲でもいい」

「母さんは。。。」

 

 

 

博士「死んでからも、苦しむか、お前らしい、、、ゴフッ」

「ヤ・ガ・ミ」

「お前の手がかりの名だ」

 

 

「あとは、自分自身の能力で探しなさい」

「世の中には死んでからも苦しむ方が良いという選択肢もあるんだ」

 

 

 

八神「ヤ・ガ・ミ」「かぁ・・・・」

 

 

「ふーーっ、そこのお前っ!!」

「見ているな?」

「少しばかり、「ミル」ために血をいただくゾ!!」

 

 

 

 

 

ユキ「なっ、私が見えて!??」

 

 

 

 

シュッ

 

 

ユキ「痛っ」

 

 

 

八神「これで少しは・・・・・」

 

 

 

博士「八神君、君を研究していたのは、いつあの八竜が。。キミの母が現れるかと」

「みな、普段の生活をしていても、薄々気づいているんだ。太古の神を。」

「その対策のため・・・・」

 

 

 

八神「そんなことの為に、いったい幾人が実験体に。。。。」

 

 

博士「私に、、私たちに出来ることはもう。。。。」

「最期に私から最初で最後のバースデープレゼントだ。。。」

 

「キミの覚醒の」

「黒のブーツに、黒の防弾シャツ、黒の防弾ズボン、黒のトレンチコート。。」

 

「八神、覚醒の誕生日・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

八神「チッ、いらん世話焼きやがって。」

 

「さて、もう一体の検体は・・・・」

「ん~、さっきの女の血で後から、来るみたいだな」

 

 

んしょ、よいせっ、サイズはピッタリだな、

 

 

 

 

 

八神「おーーい、おんなぁーー??」

 

 

 

 

ユキ「あ、あたし?」

 

 

 

八神「お前のいる時代が少し解った」

「お前を喰えば もしかしたら母さんの手がかりが・・・・分かる・・・・・。。。。」

 

 

 

 

ヴンッヴゥン・・・グニャァーーーー

 

八神「なっ、空間が歪んで。。」

 

 

 

 

 

現世の八神「解ったかい??ユキさん私と、ヴェノムさんの事」

「どうしてキミの血が私の中にあるかも」

 

 

 

過去の八神「なっ、キサマは、、、、、オレ???」

 

 

 

 

ギュム・・・ガンッ!!!!

 

 

過去の八神「空間が閉じやがった!!」

「くっそぉぉーーー。。」

「待ってろぉーーー・・・・・・・!!」

 

 

 

 

 

現世の八神「ユキさん、すみません、私とヴェノムさんの過去を見て頂きたくて手荒い真似を・・。」

 

 

 

ユキ「手荒過ぎるわよ!」

「しかも、、、、は、、、はだか、、だったし。。」

 

 

 

 

八神「へ?ふふふ、あっははははー」

「そこですか 笑」

 

 

 

 

八神「私が男で、ヴェノムさんが女なので、まるでアダムとイヴみたいな」

「しかし・・私は志願してラボに、ただヴェノムさんは、、母親に言われ・・捨てられるようにラボへ」

「また時間が出来たら・・・また・・・・話をしましょう。」

 

 

 

ユキ「わかったわ。」

「んん、なんとなくアナタの事、理解できたから。」

「しかしまぁ、アナタの怒りに任せての過去を見せる一撃・・・・半端なかったわ」

 

 

 

 

八神「怒っていないんですか??」

 

 

 

 

ユキ「本当に私を知りたいなら、それが目的なら過去のアナタに私を喰わしていたでしょう?」

 

 

 

 

 

八神「まいったなぁー。」

 

 

 

 

ユキ「コンノとヴェノムが探していると思うから行くね♪」

「二人には分かりやすく説明しとくね。」

 

「私は・・・私たちは敵じゃないはずよ♪ フフッ」

「あーー、腹減ったぁー、、って、、クスッ、、、、コンノみたいな。」

 

 

 

 

 

 

コンノとヴェノム「うぉーーい、ユキィーーー大丈夫か??」

 

コンノ「探したぞ。八神!!ユキに。」

 

 

 

ユキ「帰ろ♪話したい事いろいろあるし」

 

 

コンノとヴェノム「ヘッ」

 

 

 

 

 

ユキ「鍋よ♬鍋を食べるっわよ」

「鍋を囲いながら話しましょ♪♬」

 

 

 

コンノ「わっ、お、おぃ、、八神は?」

 

 

ユキ「いつか一緒にね」

 

 

 

 

コンノ「そういう意味じゃなくてぇー、、、まっ、ユキが良いなら」

 

「ヴェノムも落ち着いたみたいだし。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵全てを知るか知らずか、それが幸か不幸か

焦燥的な想いを それぞれ抱き

 

行こうさらに 私も行こう その先へ 八神の意思は

ただ純粋な彼らの行く手に

 

 

 

 

小さな笑みで幽玄の影だけ残して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(war⑫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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